･ロース…肩のあたりの肉。霜降り肉でやわらかい｢リブロース｣は、ステーキや焼肉などに。リブロースよりも筋が多く、硬めの｢肩ロース｣は、しゃぶしゃぶやすき焼き、ローストビーフなど薄切り肉の料理に。

･タン…舌。刺身で食べるのは根元、焼くのは先の部分が多いとか。

･カルビ…韓国語で｢アバラ｣。アバラ骨の周りの肉。

･レバー…肝臓。ビタミンや鉄分が豊富。新鮮なものは生食でもOK。ゴマ油＋塩、もしくはにんにく醤油のタレが一般的。

･ハツ…心臓。クセがなく、コリコリした歯ごたえ。心臓＝ハートから来ている説が有力。

･ハラミ…横隔膜付近の肉。脂は少なめでローカロリー。肉厚でやわらかい。１頭の牛から５gくらいしか取れない。

･ミノ…第1胃袋。胃の中で一番大きい。さっぱりとした味わいで、弾力性バツグン。新鮮なものは生食もできる。ネーミングは、切り開くと蓑傘に似ているからだとか。

･ハチノス…第2胃袋。名前は、内側の壁が蜂の巣のような形をしているところに由来。

･センマイ…第3胃袋。ヒダだらけで見た目はグロテスクだけど、味は淡白。

･ギアラ…第4胃袋。濃厚な味。希少価値が高く、なかなか入手しにくい。胃といっても実際には腸のような役割をしているため、「偽腹」（ギハラ）と呼ばれ、訛って「ギアラ」と呼ばれるようになったという説も。

･豚トロ…豚の首の周りの肉。1頭あたりわずか400gしか取れないため希少。サシが多く、ジューシー。

･ロース…やわらかく、風味のある｢ロース｣はソテーやトンカツにぴったり。ロースハムの原料は、この部分。また、赤身に脂肪が適度に入った｢肩ロース｣は、豚肉特有のコクのある味。しょうが焼きやソテーに。

･コブクロ…子宮。やわらかく淡白な味わい。脂肪は少ないけど、タンパク質は肉部分と同じくらい含まれている！

･ハツ…心臓。クセや臭みがほとんどないので食べやすい。焼肉や串焼きなどに。

･手羽…手羽元と手羽先に分かれている。通常、手羽先は手羽の周りの肉を指すが、名古屋周辺では｢手羽先のから揚げ｣を指すことが多い。

･ささみ…笹の形に似ていることからついた名称。鶏の胸部にある上質の肉で、柔らかく脂肪が少ない。新鮮なものは「刺身」や「とりわさ」として生食用に。

･むね肉…やわらかく、脂肪が少なく、淡白な味わい。｢から揚げ｣や｢蒸し鶏｣に。

･もも肉…鉄分が多く、肉質は硬め。ネギと交互に刺した｢ネギマ｣に使われるのはココ。

･砂肝…胃袋。シャキシャキとした歯ごたえ。

･ぼんじり…ぼんじり…鶏の尾骨の周りの肉。1羽に1個しか取れない。良質な脂分とコリコリした食感が人気。

･ジンギスカン…「成吉思汗」という漢字名で表記されることも。羊肉の薄切りと野菜をたれにつけ、ジンギス汗鍋や鉄板で焼いて食べる料理。羊肉に含まれる「L(エル)-カルニチン」という物質によって「食べても脂肪がつきにくい」ダイエット効果があると評判に。北海道特有の料理として、2004年10月22日、北海道遺産に選定。

･マトン…成長した羊の肉。味がしっかりしておりややクセがある。

･ラム…子羊の肉。甘みがあってやわらかいのが特徴。