古都金沢で昭和初期にタイムトリップ! レトロな喫茶店で極上のケーキセットを堪能

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付け焼刃では出せない歴史の重みを感じながら……

どうも、こんにちは。メシ通レポーターのハイリです。

早速ですが、寒い季節にぴったりな石川県金沢市のレトロな喫茶店「カフェ フレール」をご紹介しますよ!

ひゅー!

 

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こちらです!レトロで素敵ですよね。

何と、こちらの建物は昭和5年(1930年)に建設された、国登録有形文化財、金沢市指定保存建造物の洋館なんです。文化財の洋館を見るだけでも、オメエさん達も行く価値があるって〜もんよ!(江戸っ子風に鼻水をすすりながら)

こちらの建物、現在はギャラリー三田(旧三田商店)がメインで、「カフェ フレール」は、入り口がギャラリーとは別になっています。

 

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こちらが「カフェ フレール」の入り口です。

丸い窓が何だかオシャレだな……ふふふ。

 

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入り口から、とてもレトロな雰囲気で、早速タイムトリップした気分になります!

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ギャラリーと併設されているだけあって、絵が沢山飾ってある様子。

で、入ってすぐに目に入るのがこれです。

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こちらは、コートなどの外套をかけておくところなんですが、馬の顔の装飾がオシャレです!漂う気品が半端ないっす!!

冷や汗が出る筆者でした。

 

では、早速奥の方のテーブル席へ……。

 

まぁ! 何ということでしょう!

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素敵すぎるステンドグラスが!(しかも隣にはシャガールの版画が! アートな雰囲気です)こちらのステンドグラスですが、店主さんによると、建物同様、昭和初期のものだそうです。何と戦争中には、このステンドグラスの鉄枠を軍に提供したというから驚きです。

歴史がある建物って凄いですね。

新しいシャレオツな今時のカフェでは感じられない、歴史の重みを感じる場所です!

 (他にも柄の異なるステンドグラスがあり、全部で三種類あります。行ってからのお楽しみということで……。一見の価値あり! です。)

 

では、早速ですが、メニューを拝見します。

軽食などもありますが、今回は、美味しいと評判のケーキセットを頂きますよ!

 

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写真は、ケーキセット700円のグラノーラのチーズケーキと珈琲です。

むむむ、珈琲を早速いただきますが、香りがしっかりとあるのに、口当たりがまろやかでとても飲みやすい。何杯でもいけそうな珈琲のお味です。

 

では、お次はケーキをいただきます。 

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写真は、ケーキセット700円のグラノーラのチーズケーキ。

こちらのケーキは何層にもなっていて、珈琲とマッチする優しいお味です。決して甘すぎず、上品で美味しいですよ。

「おいどんは、甘いものはいらんでごわす。あげなモンは、おなごの食い物でごわす」

なんて、強がっている場合じゃないですよ、おいどん系男子の皆様方!(すいません、わたくし九州出身なもので、強がりな九州男児キャラがたびたび登場してしまいます)

 

次は、せっかくなので単品でロールケーキも食べてみます。 

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写真は、単品の黒蜜きなこのロールケーキ400円です。

これもきな粉の香りが鼻の奥に広がってまろやかなお味で、とても美味しい。表面の生クリームも甘すぎず、上品でまるで有閑マダムのようです。和風テイストで、食感もとても良く、食べやすいですよ。

 

ということで、ケーキをペロッと2つ、いけちゃいました。

こんな素敵な空間を眺めながらですよ……。贅沢すぎます。

 

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 こちらの「カフェ フレール」ですが、店主によると、2005年からやっているそうです。それ以前も、1970年代の後半から20年くらいは喫茶店として別の方が営業していたようですが、その頃がちょうど喫茶店の全盛期だったとか。

携帯電話のない時代なので、待ち合わせの場所として喫茶店が重宝された時代だったそうです。今は、そういった昔からの形態のいわゆる純喫茶が少なくなりつつありますね。

 

グループのお客さんには、個室もあるので良いですよ。

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個室にもシャガールの版画が幾つか飾られていて、しかも丸い窓からこぼれる光がまばゆかったです。

10人ちょっとは座れるであろうテーブルとイスがあります。

文化的な会話が楽しめそうな雰囲気です!

 

こちらのお店、有名な観光地のひがし茶屋街と、近江町市場の間にあります。

昔は、この辺が繁華街だったとか。

 

併設されているギャラリーのオーナーがよく

「本当に古いものはつぶしてなくなったら終わり。古いのが好きな人は来てくれるし、新しいのが好きな人はそういう所に行く」

というような内容のことをおっしゃっているそうです。

こちらのギャラリーは、建設当時は旧三田商店という西洋小間物店として、海外からの帽子やステッキなど、当時としてはハイカラな品物を販売していたそうです。有名な人も来店していたそうですよ。

当時としてはとてもハイカラでオシャレなお店だったようですね。その雰囲気が、空気が、濃厚に残されたこの洋館。

 

一度、珈琲を飲みに、またはケーキを食べに訪れてみませんか?日常を離れて、昭和初期の空気に触れてみましょう。

 

お店情報

カフェ フレール

住所:石川県金沢市尾張町1-8-5
電話番号:076-264-4115
営業時間:10:00~22:00
定休日:なし

www.hotpepper.jp

 

 

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書いた人:
ハイリ

リュック一つで、世界約30カ国を貧乏一人旅した女ライターです。少し挙動不審ですが、映画と、旅が好きです。何だかんだ言って、日本の食べ物が一番うまい! 美味しい物を食べると少し心に余裕ができますよね。美味しい物を食べて、世界平和を目指しましょう~!(白目をむきつつ、コサックダンスを踊りながら)

おひとり様ももう寂しくない! 個食鍋がこんなにも進化していた

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日本人たるもの、冬になるとお鍋が恋しくなる。でも、一人暮らしの人間にとって、団らんの象徴ともいえるお鍋は遠い存在。「温まりたい!」と思う一方、寂しい感を煽るようで、何か大変な一線を越えてしまうようで、なかなか踏み切れないものなんです……。

 

ですが、そんなこじらせた思いを超越するほど、個食鍋が進化していたんです! 豚キムチ鍋、鶏ちゃんこ鍋、さらにはもつ鍋も! コンロにのせるだけと手間いらず。“料理した感”がほとんどないのも、心のダメージを浅くしてくれます(いや、ほぼないですね)。思い切って心のハードルを飛び越えてみるのもアリなのでは。

 

さっそく、この冬だけで15万個を出荷予定の日本トップフーズさんから3種類の個食鍋を取り寄せ、食べ比べてみました。ちなみに食品スーパーのマルエツ、マミーマート、エコス、カスミ(肉の大久保)などで購入できます。

 

昨年の話題商品が今年も! 豚ばらミルフィーユ鍋 (店頭価格:398円)

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このお鍋はテレビコマーシャルで今年もよく見かけます。個食鍋でももはや定番のようです。白菜と豚肉をミルフィーユのように幾重にも重ねた鍋ですね。

 

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今回、個食鍋を取り寄せてびっくりしたのが盛り付けのキレイさ! 白と赤のストライプ柄が美しい♪

 

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取り出してみると、野菜不足が心配なお一人様にはうれしいこのボリューム! 直径20cmほどのお皿にギッシリ。野菜を手にとると、野菜の新鮮さがよくわかります! 白菜は葉の部分が黒っぽくなっていたり、黄色っぽく枯れているような部分がよくあるのに、気になるところが見当たりません。ちゃんと、検品してくれているという安心感が(ありがとうございます)。

 

冷蔵保存で、賞味期限が短いのも納得。作りたてを食べられるようです。

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付属のタレを200mlの水に溶かして、鍋に入れ、火にかけます。

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中火で6分ほどでしょうか……、いいかんじにグツグツしてきました♪

おいしそ~!!

 

  • 主張しすぎない上品な塩味
    (冷蔵庫に残っている根菜やキノコを入れてもイケそう)
  • スープに白菜の旨みが出ているのか、優しい甘みが
  • 白菜の葉のトロ~リとしたところと、芯の食感、どちらもちゃんと楽しめる
  • 豚肉もしっかり入っているので、満足感UP
    (ダシが出てしまった後のオマケみたいなものではなくて、ちゃ~んと食べてる感あり)

 

これはお子さまから年配の方まで、万人受けしそう。食べ疲れしない味なので、残業後とか病み上がりとか!?作る気力も食べる気力もないときにもおすすめできます。

〆はうどんでいかがでしょうか。(別途、購入をお願いします!)

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家にあった胡麻、たたき梅、柚子胡椒、ゆずぽんを薬味に用意してみました。ちょい足ししながら、カスタマイズしてみるのも良いかもしれません。ゴマはいけましたが、ゆずぽんはちょっと強すぎるかも。

 

家で、一人で、これができるなんて! ホルモンファン待望の国産牛もつ鍋(店頭価格:550円)

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お取り寄せなどで自宅でもできるもつ鍋ですが、一人もつ鍋は相当なチャレンジだと思っていました。が、これがあれば、本当にお手軽にできちゃいます。

 

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清潔なパッケージに好感が持てます。

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「おおおおおっ!」。こんなに牛もつが! 野菜が!! ミルフィーユ鍋と同じで、キャベツやニラ、長ネギにはハリがあって、鮮度を感じます。これは期待できそう。

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作り方は同じです。付属のタレを200mlの水に溶かして、鍋に入れ、火にかけます。

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ミルフィーユ鍋より少々長め、中火で8分ほどでしょうか。グツグツしてくると、「これこれ!」と思わせる、食欲をそそる香りが漂い始め、否応なしにテンションが上がります↑↑

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あ……ちょっと煮込み過ぎたかも。でも、味は問題ありませんでした。

  • お店で食べるのと引けをとらない本格的な味
  • もつはプリっとして、甘みが濃厚
  • もつの旨みを吸ったキャベツが美味~!
  • スープはあっさりめ

 

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家で食べても、もつ鍋は旨い! という結論。コスパ、手軽さを考えると、ハマりそうな満足度。〆はやっぱり、ちゃんぽん麺でしょうか(別途、購入をお願いします!)。

 

あのイベリコ豚で!? ちょっと贅沢、イベリコ豚ミルフィーユ鍋塩レモン風味(店頭価格:498円)

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定番のミルフィーユ鍋なんですが、こちらはお肉がイベリコ豚にアップグレード!

 

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写真で伝わるか心配ですが、国産豚と比べると豚肉の赤が鮮やか! 美しさが際立ちますね。

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ドドンっと、ボリュームたっぷりです。

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作り方は、もうお分かりですね。

付属のタレを200mlの水に溶かして、鍋に入れ、火にかけます。レモン果汁は煮込むと香りが飛びそうなので、後入れにしてみました。

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調理中の香りは、国産豚と同じです。もつ鍋の後のトライだったので、ちょっと寂しい。

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仕上がりも、国産豚とほぼ同じ。並べたら見分ける自信がありません……。お味もまた、難しい結果に。

というのも、国産豚と食べ比べると、

  • 豚肉の食感が違う
  • スープの甘みの感じ方が違う

(国産豚のほうが白菜の甘みが強いような。でもそれは、煮込んだ時間とか白菜の葉と芯のバランスとか、そういう違いによるものなのかもしれないし。あるいは、イベリコ豚の存在感が関わっているのかもしれないし……、酷似しとりました)

 

つまり、どっちもおいし~~! 選ぶときは気分でOK! くらい、どっちも。

あ、レモン果汁はゆずポンより確かに合いそう。ほんのり爽やかな後味に(入れなくても、もちろんイケます)。

 

 

冬になったらお鍋を食べる、そんな当たり前の権利がお一人様にも!

食べたいけれど一人では寂しい、むなしい、なんて敬遠していたお鍋が、こんなにもお手軽に、こんなにもおいしく食べられるなんて。今年の冬は、大いに個食鍋に甘えてみてはいかがでしょう。後片付けが楽なのも、本当にうれしい。

 

取材協力

株式会社日本トップフーズ

個食鍋は、直接火にかけられる今回紹介したタイプと、電子レンジで「チン!」するだけの「若鳥と白菜のクリームチーズ煮」「若鳥とごろごろ野菜のクリームチーズ煮」なども販売。首都圏ではスーパーマルエツなどで販売中。

 

書いた人:近藤由美

近藤由美

1980年生まれ。岐阜県出身。食べることが大好き、作るのはちょっと好きな編集兼ライター。農林水産省「食のオフィシェ」。レストラン紹介MOOKの制作に長く携わり、その間にストックしたレストラン情報はのべ3,000軒以上で、現在も増加中。

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