今年こそ全国で大ブレイクの予感? 伊勢うどん友の会代表・石原壮一郎オススメの「伊勢うどん」店はここだ!

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数あるご当地うどんの中でもいま注目なのが「伊勢うどん」。そこで、三重県出身で伊勢うどん友の会代表など、布教活動に励むコラムニストの石原壮一郎さんに、京都府出身で駆け出し放送作家の澤井直人がオススメのお店を聞いてきました。

 

話す人:石原壮一郎

石原壮一郎

コラムニスト。三重松阪市生まれ。1993年に『大人養成講座』でデビュー以来、『大人の女養成講座』『大人力検定』『大人の合コン力』などなど、大人をテーマにした著書を発表。2012年には「伊勢うどん友の会」を立ち上げ、翌年には世界初の「伊勢うどん大使」(伊勢市麺類飲食業組合&三重県製麺協同組 合公認)に就任。

 

同じ関西圏出身の澤井すらまったく馴染みのない“伊勢うどん”。「京風うどんに勝るうどんはない!」と日頃から自分に言い聞かせている凝り固まった価値観が揺さぶられることとなりました。

 

そもそも伊勢うどんは、伊勢神宮の御膝元、三重伊勢市近辺でおよそ400年前から食べられてきた伝統あるうどんです。普通のうどんと違うのは、麺が太くて柔らかく、ツユがないところ。たまり醤油と魚介のダシを合わせた黒いタレを絡めて食べます。お伊勢参りで歩き続けてきた旅人の疲れた胃袋に負担をかけないように、また、次々と訪れる旅人に素早く出せるように、このスタイルへと発達していったそうです。

 

伊勢うどんの魅力はたくさんありますよ。例えば、うどんはコシが大事といった固定観念が、いかにアテにならないかということを思い知らせてくれます。コシのあるうどんも、コシのないうどんも、それぞれ美味しさがあって存在意義があるんだってことです」

 

そう語る石原さんのコメントは実に「コシが入った」ものなんですが、色々な価値観があって、どれが正解で間違いかなんて分からないという世の真理を伝えるうどんということでしょうか。さすが伊勢! 神様がバックについてるから説得力大アリじゃんか。

 

伊勢神宮においては、白と黒は神聖な色とされています。白い麺と黒いタレの伊勢うどんは、いわば丼の中にお伊勢さんのありがたさやパワーを凝縮した“食べるパワースポット”と言えるんです!」

 

放っておくとどんどんアツ苦しくなりそうなので、さっそく東京都内で食べられる伊勢うどんのオススメ店を教えてもらいましょう。

 

伊勢うどん入門に最適!「三重テラス」(日本橋)

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日本橋の商業ビル「YUITO ANNEX」に三重県がオープンした「三重テラス」では、こだわりの特産品や伝統工芸品、和イタリアンのレストランやカフェも併設され、ランチタイムとディナーの間の14時半〜17時限定で「伊勢うどん」(500円)を楽しむことが出来ます。

 

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麺は「みなみ製麺」、「かいだ食品」、「エビスカンパニー」の3種類から選ぶことが可能。石原さんによれば「気軽に入れるので、伊勢うどんの入門編にはピッタリ」とのこと。

 

お店情報

三重テラス

住所:東京都中央区日本橋2-4-1「YUITO ANNEX」1F・2F
電話番号:03-5542-1030(レストラン&カフェ)
営業時間:11時~23時(レストラン&カフェ)
定休日:不定休

 

某グルメガイドも認めた伊勢うどん!「魚菜酒房樽見」(小竹向原)

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有楽町線の小竹向原駅から歩いて5分。住宅街の一角に静かに佇む居酒屋「魚菜酒房樽見」は、某グルメガイド2015に掲載された実力店。このお店で、世界が認めた「伊勢うどん」(590円)をいただくことができます。

 

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揚げ玉とほのかなコクを感じるダシが、白く輝くやわらかな麺をのおいしさを一段と引き立ててくれます。ちなみにこの店では残ったタレに白いご飯を入れて食べるのがツウの食べ方!

 

お店情報

魚菜酒房 樽見

住所:東京都板橋区小茂根1-10-17
電話番号:03-3959-0885
営業時間:17時~23時
定休日:月曜日

  

落ち着いた大人の雰囲気漂う「銀座 花大根」

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銀座駅近くの裏通りに佇む『花大根』では、平日限定ランチで野菜か牛すじの伊勢うどん(800円)を楽しめます。また、夜の宴会ではしゃぶしゃぶを味わいながらビールを頂けるコースも充実。最後のシメとして伊勢うどんを楽しめます。

 

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牛肉の旨みを十分に吸った、ふっくらモチモチ麺は試してみる価値アリ。上司や親との食事や、接待などにもオススメ!

 

お店情報

銀座 塒 ねぐら(旧店名:銀座 花大根)※移転後の情報を掲載しています

住所:東京都中央区銀座4-10-1 銀座AZAビル10F
電話番号:03-5801-5859

 

新宿ゴールデン街「ぺんぎん村」で“お月見”体験!

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新宿ゴールデン街にある「ぺんぎん村」の名物は、三重伊勢市出身のマスターが作る伊勢うどん(700円)。たまごの黄身を真ん中に落とした月見風のスタイルは、某有名アイドルグループがテレビ番組で絶賛したほどの絶品です。

 

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普段は野球やプロレス、ロック好きなお客さんが集まるゴールデン街らしいお店だけに、ワイワイ楽しみながら伊勢うどんをすするのも一興かも!?

 

お店情報

ぺんぎん村

東京新宿区歌舞伎町1-1-7
電話 03-3209-3761
営業時間 19時∼翌5時
定休日 日曜

 

※本記事は2015年3月の情報です。

 

書いた人:澤井直人

澤井直人

京都府出身。学生時代からテレビ番組のリサーチャーとしてキャリアを重ね、大学卒業と同時に放送作家に。現在は東京都内でのお笑いライブの構成や、テレビの番組制作、ライター業に奮闘中。

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