うどん県が勝負をかけるキラーコンテンツ! 香川発「オリーブ牛×純国産小麦100%」の超レアなうどんがメチャクチャ美味い!!

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「お取り寄せ」や「物産展」「産直マルシェ」が大ブームの昨今。日常生活の中でも、全国各地の味を楽しむ機会が増えているが、まだまだご当地でしか楽しめない味も多い。

そもそも、ご当地の名物料理は、大きく分けると2種類。

  1. 他の地域に積極的に売り出していないために、ご当地だけで愛されているもの
  2. 売り出してはいるものの、広報や物流の関係で全国区に伝わりにくいもの

後者は、官民一体となってブランド化を計り、日本各地に売りだそうと試みるケースが多い。

たとえば、「うどん県」こと香川県の“オリーブ牛”を使ったうどんがその一例。オリーブ牛とは、讃岐牛と呼ばれる和牛に、小豆島名産のオリーブを食べさせて育てた牛のこと。もともとはオリーブ油を絞ったかすを天日に干すと、糖分が増えて牛が喜んで食べることに讃岐牛の肥育農家が注目。牛の脂が濃厚な風味になり、肉も軟らかくなることからブランド牛として販売を拡大しているのだ。

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オリーブを加工した餌で肥育されるオリーブ牛 香川県小豆島にて

まだまだ生産量が少ないこのオリーブ牛を、香川県産の小麦「さぬきの夢」で打ったうどんと一緒に提供する試みが香川県内で広がっている。あまり知られていないが、現在うどん用小麦粉は海外に依存しており、国産100パーセントの小麦粉で打ったうどんはかなり貴重。海外産の小麦粉を使ったうどんすら、100パーセント小麦粉といううどんは少なく、小麦粉にタピオカなどの澱粉を加えて、独特のコシを出させているのが実状だ。

そういった意味でも、純国産のレアな小麦粉とプレミアム和牛を使ったコラボは、非常に贅沢なご当地料理と言えるだろう。首都圏や関西圏ではまだほとんど流通していないので、香川県を訪問したときは絶対トライしてみるべし。味はいうまでもなく絶品!

  

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観音寺のかね餅オリーブ牛うどん 650円+100円 @かなくま餅(香川県観音寺市植田町35-2)

 

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オリーブ牛うどんすき 2人前(1人前3,000円) @うどん棒(香川高松市亀井町8-19)

  

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オリーブ牛入り打ち込みうどん 1,250円 @八十八庵(香川県さぬき市多和兼割93-1)

 

香川県を訪れた際には、ぜひともオリーブ牛なうどんに舌鼓を打ってみてほしい。

書いた人:松沢直樹

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1968年福岡県北九州市生まれ。SE、航空会社職員などを経て、1994年よりフリーランスの編集者・ライターとして活動。主に扱うジャンルは、食全般、医療、農業、安全保障、社会保障など。マグロ解体ショーの実演、割烹の臨時板前などとして、メシを作ることも。近著に「うちの職場は隠れブラックかも(三五館)」。Twitter:@naoki_ma

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