タイム・イズ・マネー。
デキるビジネスパーソンは、常に時間と競い合い、より効率的なモノを求めている。「24時間戦えますか?」の精神は、21世紀でも健在だ。中でも、食事をいかに手軽に、かつスピーディーに行なえるかが重要なポイントとなる。そこでオススメしたいのが、他人にバレることなくビジネスシーンに“食事”を取り入れる『カモフラ飯』である。
本企画では、自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデルの大川竜弥氏が、デキるビジネスパーソンであれば誰しも取り入れたくなる『カモフラ飯』をご紹介する。
スマートフォンで『カモフラ飯』
今回紹介する『カモフラ飯』は、最新のガジェットを使用した糖分補給だ。
デキるビジネスパーソンは、常に脳をフル回転させているため、定期的に糖分補給をしないと思考が停止してしまう。
まずは、こちらの写真をご覧いただきたい。
ベンチに座り、ドヤ顔で電話をしている“デキるビジネスパーソンあるある”な光景だが、彼は今まさに『カモフラ飯』の最中である。
スマートフォンの画面を舐めている。
一見、社会性だけではなく、人間性まで疑われる行為だが、スマートフォンをペロッと舐めることで糖分補給をしているのである。
実はこのスマートフォン、飴を塗ったフィルムが貼ってあるのだ。
飴を塗ったフィルムを作る
からくりをご紹介しよう。
用意するのは、グラニュー糖、水、スマートフォンのフィルムと、各種調理器具。
グラニュー糖25グラムと、水100ミリリットルをボウルに入れ、
グラニュー糖が溶けるまでよく混ぜる。
コンロに火をつけ、過熱。自宅のキッチンでも構わないが、写真のようにキャンプ用のコンロを使用すれば、いついかなるときでも飴を作ることができるのでオススメだ。
火加減を調整し、飴状になるまで煮詰める。
注意点は、煮詰めすぎないようにすること。火をとめるタイミングを誤ると粉状になり、しっとりしたグラニュー糖に戻ってしまう。
スプーンから垂らし、トロトロになったら完成。少し早めが、ちょうどいい。
次に、市販のスマートフォン保護フィルムに飴を塗っていく。新聞紙にテープを貼って固定しておくと、後の作業が楽になるのだ。
刷毛を使用し、丁寧に塗る。
ムラができてしまうため、一定方向に刷毛を動かす。
ゆっくりとテープを剥がせば……
飴を塗ったフィルムの完成だ。
他のモノにも飴を塗ってみる
デキるビジネスパーソンの必須アイテムであるメガネと、
最新のウェアラブルデバイス。フィルムではなく、男なら直塗りだ。
時間に余裕がないビジネスパーソンは、早く飴が固まるように冷蔵庫に入れるといいだろう。
飴が固まったら、スマートフォンにフィルムを貼る。
乾燥し表面が若干白くなってしまったが、「この前落としたら画面がバッキバキに割れちゃったんですよ」と言えば、まさか飴が塗ってあるとは思われないだろう。
飴を塗ればいつでもどこでも糖分補給ができる
ビジネス街へ繰り出してみた。
飴を塗ったフィルムだが、操作性に問題はない。
電話だけではなく、
Twitterのタイムラインをサクサク閲覧できる。
ただし、激しく触ると飴が剥がれ落ちてしまうので注意が必要だ。
ハードワークで脳に疲労を感じたら、スマートフォンをペロッと舐めれば糖分補給ができる。
ペロッ
ペロペロッ
べロ〜ン
ペロペロペロペロペロッ
糖分補給をしたことで、脳が再び動きだした。そして、当たり前だがほのかに甘い。
上級者ともなると、電話中に糖分補給をすることも可能だ。特にクレーム対応には、思考をフル回転させる必要がある。
「はいっ! はいっ! 申し訳ございませ……ペロペロペロペロ」
電話をしながらスマートフォンをペロリと舐めれば、冴えた頭で滞りなくクライアントに謝罪ができるだろう。
しかしこのスマートフォンの唯一の難点は、飴が塗ってあるためポケットや鞄に入れることができないという点。これはスマートではない。
そんな時は話題のウェアラブルデバイスの出番だ。腕に常時装着することができ、待ち合わせ中でも気軽に糖分補給ができる。
防水機能が付いているので、直塗りでも問題なく動作する。
オフィスでの糖分補給は、メガネを舐めればいい。
周囲にばれないようにこっそり舐めれば、白い目で見られることはない。飴が塗ってあるのでメガネのレンズは白いが……。
最後に、ひとつだけ伝えたいことがある。今回ご紹介した『カモフラ飯』は、飴を作るだけで約1時間。飴をスマートフォンのフィルムに塗り、乾燥させるまでには約2時間を要する。
あなたが真のビジネスパーソンであれば、糖分補給をするためにそれほどの時間と労力を投資するような選択肢は選ばないだろう。現代には、コンビニという便利なオアシスがあることもお伝えしておく。