【閉店】かき氷界の黒船が台湾から襲来!マンゴーかき氷のふわっふわな食感に暑さも吹き飛ぶ

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暑い。その言葉を発した時点で負けだと思うのだけれど、口に出さずにはいられない。暦の上ではまだ新緑の季節とか梅雨前だろうが、暑いものは暑いのだ。照りつける日射しのなかで、無性に食べたくなるものがある。それは、台湾のマンゴーかき氷

3年前、筆者は台湾・台北を旅した。小籠包、飲茶、魯肉飯(ルーローハン)、麺線(ミエンシエン)……とひたすら食べて食べまくる旅だったのだが、とりわけ驚かされたのが台湾スイーツのレベルの高さ。豆花(豆乳スイーツ)、愛玉子(レモンゼリー)、珍珠奶茶(タピオカミルクティー)……どれを食べても美味しかった。なかでも忘れられないのが『ICE MONSTER』で食べたマンゴーかき氷だ。

 

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台北市・忠孝にあるその店は、今でこそ定番となったマンゴーかき氷を生み出した名店として知られ、来店客でごった返していた。店内で食べるなら2時間待ち、と言われ、テイクアウトでマンゴーかき氷を注文したのだ。

 

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濃厚なマンゴーソースに2種類のフレッシュマンゴーがたっぷりと。マンゴーシャーベットにチラリと見える白いパンナコッタ。その下には、マンゴー味のかき氷。

でかい……

と思ったのもつかの間、まとわりつくような熱気を振り払うように食べ進むと、ふわふわ、ぷるぷる、トローリとさまざまな食感で、口の中をマンゴーの甘酸っぱさが埋め尽くす。ビロードのようになめらかな氷は、口の中ですっと溶けてしまうので、その速度を追い越さんばかりに、あっという間に平らげてしまった。

また食べたい。あのマンゴーかき氷を食べるためだけに、台湾に行きたい。そう思っていた矢先、朗報が届いた。

 

東京・表参道に『ICE MONSTER』オープン!

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2015年4月29日(水・祝)、表参道・神宮前交差点そばに『ICE MONSTER OMOTESANDO』がオープンした。

あの『ICE MONSTER』の、日本第1号店だ。

オープン初日には500名以上の行列ができ、多くの報道陣も詰めかけたことから、ご存知の方も多いかもしれない。

 

その熱狂ぶりを見届けていたのは、『ICE MONSTER』のオーナーであり、創設者であるフランク・ロー(羅駿樺)氏。今回の日本進出にあたっては、台湾本国そのままの味を日本でも提供すべく、何度も来日し、再現することにこだわったという。そうして完成した『ICE MONSTER』のメニューはコチラ。

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▲マンゴーかき氷(1,500円)

 

『ICE MONSTER』の代名詞、マンゴーかき氷はもちろん、本国さながらの味! これでもかと言わんばかりに、マンゴーづくしの逸品。

 

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▲タピオカミルクティーかき氷(1,000円)

 

本国でも1、2を争う評判の商品。濃厚なミルクティーかき氷にクリーミーなパンナコッタ、上からかかったキャラメルシロップと温かいタピオカを合わせながら食べると、さらに豊かな口どけが広がる。

 

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▲イチゴかき氷(1,400円)

 

ほんのりミルキーなイチゴのかき氷に、甘酸っぱいイチゴシャーベット、パンナコッタとイチゴの果実。お好みで練乳シロップをかければ、みんな大好きイチゴミルク!

 

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▲烏龍茶かき氷(1,200円)

 

香り豊かな烏龍茶のかき氷に、烏龍茶ミルクのアイスクリーム、ブラウンシュガーのゼリーとライチをトッピング。本国では味わえない、日本限定のメニューだ。

 

写真を見ればおわかりいただけるだろうか。どのかき氷も、まるでシルクのレースをふわりとまとっているかのよう。これは、フレーバーアイスブロックと呼ばれる特製の氷を、極限まで薄く、軽く削ることで、ふわふわな食感となめらかな口どけを実現しているのだ。この食感は『ICE MONSTER』のかき氷でしか味わえない、としか言いようがない。

 

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けれども、いくら想像を超えるようなかき氷が待っていようとも、炎天下の中、ひたすら並んで待つのはツラすぎる……とお思いの方はご安心を。

混雑の際には整理券が配布されており、順番が近づくとメールで知らせてくれるシステムになっている。周辺のお店をウィンドウショッピングしながら、のんびりとその時を待つことにしよう。また、平日の18時以降ならあまり待たずに入れる可能性が高く、狙い目! とのこと。仕事帰りにちょっと一杯、なんてかき氷でクールダウンするのもアリかも。

台湾に旅行に行くより圧倒的にリーズナブルに、気軽に楽しめる本場の台湾かき氷。一口目で、あなたも実感するはず。灼熱の夏は、心ゆくまでかき氷を味わうためにあることを。

 

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お店情報

ICE MONSTER OMOTESANDO
住所:東京渋谷区神宮前6-3-7

※このお店は現在閉店しています。
飲食店の掲載情報について。

※本記事は2015年4月の情報です。
※金額はすべて消費税込です。

書いた人:大矢幸世

大矢幸世

転勤族の父親と夫を持ったがために、愛媛群馬東京京都福岡鹿児島福井を渡り歩いた流浪系ライター。現在地は東京。地元はしいて言えば福岡。立命館大学卒業後、百貨店勤務、フリーペーパーの編集を経てフリーランスに。月刊誌や広報誌、WEBなど各媒体で執筆中。著書に『鹿児島カフェ散歩』(書肆侃侃房)。

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