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ファストフードチェーンの魚系バーガーを食べ比べてみた

東京都その他 こだわり ファストフード ハンバーガー

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昔から白身魚フライが好きです。外食先でフィッシュ&チップスをメニューに見つけるとほとんど条件反射で頼んでしまうし、フライ系の定食なら白身魚フライ定食を選びます。スーパーの惣菜コーナーで白身魚フライが売られていたら(マイナーなのか、コロッケのように毎日用意されているわけではないのです)すかさず購入、パンも買って自宅で白身魚フライサンドイッチを頬張り悦に入ります。外でサンドイッチを買うときも、そこに白身魚サンドがあったらほかの品には目もくれません。

ファストフードでも同様です。白身魚=魚系バーガーへの愛は変わりません。

ただ、ファストフードを利用する機会があまりないということと、店舗数の多いマクドナルド以外のファストフードに、食事時のタイミングで通りかかるという機会もないため、マクドナルド以外の魚系バーガーはほとんど未体験でした。そこで今回、魚系バーガーの食べ比べをしてみたいと思います。

首都圏でチェーン展開しているファストフード店で、魚系バーガーを扱っているのはマクドナルド、モスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、フレッシュネスバーガー、そしてバーガーキングの5件でした。ロッテリアとファーストキッチン、ウェンディーズは扱っていないんですね(泣)。

それでは食べた順にご紹介してきましょう。

 

モスバーガー
フィッシュバーガー 340円 456kcal

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モスバーガーのサイトでは、

さっぱりとした白身魚のフライに、チーズがマッチ。

紹介文もさっぱり。

上下のバンズに挟まれているのはマヨネーズ、オニオン、フィッシュ、チーズ、アメリカンマスタード(サイトより)です。

重量143gとありますが、実際に測ると151gありました。マヨネーズや玉ねぎの量で誤差が出るのかもしれません。

バンズはふわふわのやわらかタイプ。マヨネーズはかなりの量がかかっているのですが酸味が少なく、くせのない味わいです。玉ねぎが大きめのみじん切りなので食感がいいですね。マスタードはほぼ飾り。辛みは皆無で、あえていうならほのかな酸味でしょうか。でもマヨネーズに完全に上書されています。魚は衣がパリっと揚がっているのが特徴、スライスチーズは結構強めの塩分でその存在を主張しています。

素材を個々で見ていくと特にこれぞという売りは見当たらないのですが、フィッシュバーガーという完成形で食べてみると、とてもバランスがいいバーガーだと感じます。ふわふわのバンズとカリカリの衣とか、しつこくないマヨネーズと味の濃いチーズとか。うまいこと作るなあと感心しました。

 

マクドナルド
フィレオフィッシュ 310円 359kcal

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最初に言わせてください。マックのフィレオフィッシュってほぼ100%魚がずれているんですけど、これ、あえて手前に魚を置く決まりなんですかね? 後ろ姿、これですからね。しかも自分で置き直そうとしても、溶けたチーズが接着剤代わりになって、魚、動きませんからね。

さて、気を取り直してマクドナルドのサイトの紹介文を見てみましょう。

材料には白身魚(すけそうだら)を使用。丁寧な処理と下ごしらえの後、絶妙の温度管理と時間で揚げられたフィッシュポーションは、外はサクサク、中はしっとりふっくら。クリーミーで酸味がきいたタルタルソースと、まろやかでコクのあるチーズが、その淡白な味わいをいっそう引き立てます。シンプルな調理法が引き出す白身魚の美味しさを気軽にほおばる、マクドナルドの人気メニューのひとつです。

今回5件のファストフードチェーンの中で、いちばん長文でした。企業努力を感じます。

バンズはふわふわ、モスと同じくらいのやわらかさです。さらにフライの衣にもカリカリ感が皆無なので、下手すれば歯ぐきでも噛めるんじゃないかという、全体的にきわめてやわらかなバーガーになっています。

チーズは色の濃い割に味の主張は少なく、まさか接着剤としての役目が主任務? そしてフィレオフィッシュの味を決定づけているタルタルソース。酸味の強さやピクルス入りという部分が苦手、という人もおそらくいることでしょう。それでもこのタルタルソースの味こそ、マックの矜持。店舗数があることと昔からの定番メニューとあって、私もファストフードの中の魚系バーガーではもっとも食べているのがこのフィレオフィッシュです。でもこの酸味と、すべてがやわらかすぎる食感は、好みかと聞かれれば微妙です(でも白魚フライだから食べます)。それにやはり全体の素材のバランスという点で見ると、整っているなと思います。重量は136g、今回食べ比べた中で最軽量です。

ちなみに2003~2004年あたりに、マックはチキンナゲットの形状をした白身魚フライ5個入りという商品を売り出したことがあります。私はうれしくて随分テイクアウトしたんですが、あっという間に消えました。期間限定メニューじゃなかったのに……。

 

ケンタッキーフライドチキン
ごちそうタルタルのフィッシュサンド 390円 477kcal

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一時消えていたフィッシュフライが復活し、そのおかげでケンタにも魚系バーガーが登場しました。バンズに挟まれているフィッシュフライは単品で買うフィッシュフライと同じものですが、タルタルソースは異なります。

ケンタのサイトでの紹介文は、

大人気の白身魚フライのサンドがさらにおいしくなって新登場!

のみ。

ここのフィッシュフライは好きだったので、メニューからなくなって悲しく思っていました。今回は復活してから初めて食べるフィッシュフライです、しかもサンドで。

バンズは固め、タルタルソースの卵は大きく刻まれていて、モスやマックに比べて明らかに食べ応えのありそうな感じです。重量的にはそれほど大きな差はありませんが、バンズが噛んで味わえるタイプなので、食べたという満足感はかなりのもの。タルタルソースの卵の白身がざっくり入っているところなどもポイント大です。

ただ、そのタルタルソースの量がもの足りません。もうちょっと入れてくれてもいいのにと、そこが非常に残念です。フィッシュフライの衣は固めなので、それに負けないようなバンズを選んだところはいい選択だと思いますが、タルタルソースが少ないという点では、バランスは今ひとつかも。それから、フィッシュフライが200円なのに対し、それがサンドになると390円という、価格的なバランスも少々気になるところです。

※11月1日までは、サーモンフィッシュサンドを販売中。ごちそうタルタルのフィッシュサンドが販売再開されます。

 

バーガーキング
フィッシュサンド290円 149g 363kcal

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▼こちらは「アボカドフィッシュ」310円 146g 354kcal

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5件の中で唯一、2種類の魚系バーガーを出しているバーガーキング。チーズの入ったフィッシュサンドと、チーズの代わりにアボカドが入ったアボカドフィッシュです。

ただ、サイトのメニューがわかりにくい! フィッシュサンドは「FAVOLITES」で紹介されているのに、そこにアボカドフィッシュは見当たりません。「キングバリューセット」のセットメニュー部分に「アボカドフィッシュ ポテトSセット500円 単品310円」と紹介されているのです。単品でも購入できるならフィッシュサンドと合わせて「FAVOLITES」にも載せてくれればいいのに。そしてそのサイトに、2つのサンドの紹介文は……一言もなしっ!

バンズはいずれもケンタに近い、噛みごたえのある固めのタイプです。フィッシュサンドのチーズは塩分がかなりきつく感じます。

アボカドフィッシュは思っていた以上にアボカドが入っていたのはうれしいんですが、アボカドが肝心の魚フライの味を消してしまうほどの勢い。

そしてどちらもタルタルソースの存在感がなさすぎです。入ってはいるのですが、ケンタ以上に量が少なくがっくりです。白身魚といえばタルタルソースですよ。モスのようにイレギュラーはありますが、基本的にタルタルソースあっての白身魚、ふたつは一蓮托生なのです。そこをわかっていないバーガーキング、残念です。昔、一度だけ食べておいしかった記憶があるだけに、期待しすぎてしまっていたのかもしれません。あと、バンズに対して魚が小さく感じました。

いいところもあります。フィッシュパティ、つまり魚フライは1枚120円で追加できるのです。ダブルフィッシュバーガー、いい響き!(タルタルソースは増えないけど) これがバーガーキングならではのいいところですね。ん? だからもとの魚が小さめなのか?

 

フレッシュネスバーガー
フィッシュバーガー 367円 466kcal 

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買ったときに、明らかにこれまでとは違う重さを感じました。計量したところ170g。今回最大の重さ、さらにバンズに厚みがあるので高さもあります。

ぱっと目に飛び込んで来る鮮やかな緑。もりっと塗られたタルタルソース。肉厚な白身魚。

フレッシュネスバーガーのサイトによる紹介は

やわらかくクセのない白身魚『ホキ』を使用したフィッシュフライは、素材本来の持つ旨味と衣に使用した国産パン粉のサクサクな食感が特徴です。『ホキ』を1枚1枚丁寧に手切りしている為、身厚で繊維感を崩さず、ふっくらと仕上がっています。トッピングした卵たっぷりの具沢山のタルタルソースはクリーミーで味わい深い一品です。

マックの次に長い説明文じゃないですか! これはいやがおうにも期待がふくらみます。チーズは入っていません。野菜はグリーンカールというレタスの一種で、サニーレタスより苦味が少ないのが特徴です。

タルタルソースはかなりの完成度。卵の白身はざくざく入っているし、ペースト状になった黄身はくせのないやさしい味わい。肉厚な魚はパリッとした衣とよく合い、これらの具のボリュームを厚手のバンズがしっかり支えています。

あえて言うならぽろぽろ落ちてくるバンズのセサミはいらないかなという感じですが、このクオリティには感激しました。今回最後に試食したバーガーでしたが、最後に大本命が現れた感じです。367円という価格も良心的だと思います。

 

 

そんなわけで、5つの店の6つの魚系バーガーを食べ比べてみましたが、パンと魚とタルタルソース(モスはマヨネーズだけど)という同じもので構成されていながら、食材の選択や調理方法などでこれほどまでに大きく違いがあることがよくわかりました。個々の食材が集まってひとつの魚系バーガーを生み出すにあたっては、食材同士のバランスも大事なのだということも知りました。フィレオフィッシュは好みの味でないものの、バランスのよさでいえば、もしかしたら今回いちばん際立っていたかもしれません。ケンタのタルタルソースが少なすぎたり、バーガーキングのアボカドが多すぎたりも、全体のバランスを意識したら、今以上においしいものになる可能性を十分秘めていますと思います。

 

フレッシュネスバーガーはどうぞこのままのクオリティを維持してください。モスはマヨネーズの大盤振る舞いに好みが分かれるかも知れませんが、味はとてもいいと思います。バーガーキングはタルタルソース増やしてください。ケンタもタルタルソース増やしてください。それからフレッシュネスバーガーよりも高い価格設定はどうかと思います。マックは、もうそのまま進んでください。フィレオフィッシュについては、チャレンジしなくていいと思います。今チャレンジしたら滑りそうでかえって心配だから。

 

肉系に比べて冷遇されがちな魚系バーガー。一度も注文したことない人、新しい扉を開いてみませんか。白身魚とタルタルソースのマリアージュ、最高です。

 

書いた人:椿あきら

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猫の下僕をしているライターです。猫と暮らすようになってから、断然家飲み派になりました。

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