ノルウェーと日本のハーフ、オモシロ店主の愉快な立ち呑み屋【樫尾酒店】

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“僕はノルウェーと日本のハーフです。日本語しか話せません(泣)。住まいは西大路七条です。”

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店内に貼られた案内書きの前で顔芸を披露してくれる樫尾酒店の店主、樫尾(かしお)英理究(エリック)さん。


「今日は取材、よろしくお願いします」と名刺を交換した際「彫りが深い方だなぁ」と思いながら頂いた名刺を拝見すると、まさかの「英理究」
「え、り、く…?あれ?海外の方ですか?」と伺ったところ、冒頭の案内書きを読み上げてくださいました。よく尋ねられるんでしょうね。
ちなみにノルウェーには一度も住んだことはないそうです。

案内書きの通り、エリックさんは日本語ペラペラ、というかネイティブ、というか、コミュ症で口数の少ない私ライターmamitaよりもはるかに高いトーク力。喋りとお名前とのギャップ&愉快なキャラクターでつかみはもうバッチリOK。
さあ、今日はこの愉快なお店で呑みましょう!

 

西院駅のすぐ裏手、昭和な香りのする飲み屋街「折鶴会館」の一角

樫尾酒店は、西院駅の裏手、南西側へ歩いて1分ほどの「折鶴会館」の一角にあります。8件の呑み屋が入っていて、そのうち3件が立ち呑み屋だという折鶴会館。

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樫尾酒店は道路沿いにあり、表の看板が目立つので、迷わずたどり着けるかと思います。

 

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自家製おつまみ&お料理

まずは定番のポテトサラダ&大山地鶏の砂ずり燻製じゃがいもは形の残る、ゴロッとタイプ。いいですねぇ。

f:id:mesitsu_la:20150930191534j:plain ポテトサラダ (280円) / 大山地鶏の砂ズリの燻製(280円)

 

単品で頼んだ燻製があまりに美味しかったので「燻製おまかせ盛り」をあらためてお願いしました。エリックさんが開店前に仕込んでいるそうです。

「狭い店内で燻しているので、大丈夫か?と言われることがありますが‥」
そうでしょうね。

 

f:id:mesitsu_la:20150930191554j:plain燻製おまかせ盛り (580円)

 

この日の盛り合わせは

  • たくあんの燻製
  • 大山地鶏、鶏むね肉
  • 大山地鶏、鶏もも肉
  • 竹の子
  • タコ
  • 豚耳(ミミガー)
  • 自家製ドライトマト

でした。
たくあんの燻製、わたくし初めて食べました。すごくイケます。たくあんの塩気とスモークの香りを肴に、チビチビ日本酒をやると最高っぽいです。

茶美豚の赤ワイン煮テリーヌ。うわ、なんだこの小洒落た料理は。

f:id:mesitsu_la:20150930191536j:plain赤ワイン煮テリーヌ 580円


西院の立ち呑み屋でこんな本格的なお料理が出てくるとは。
これは美味しい…シェフ呼んできてシェフ!是非ともこの食事のお礼が言いたい!


そしてオムソバ。ちゃちゃっと手早く作ってくれたエリックさん。
ふわっとした卵に、シンプルでお酒に合う味付けの焼きそば。

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オムソバ 380円

 

深夜まで呑んだ〆に最高やないか。

 

ノリノリのエリックさん&スタッフの蘭さん

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本日の樫尾酒店スタッフは、エリックさん&蘭さんのお二人。
今日はご不在でしたが、もう一人、若い男性がいらしゃるとのこと。

カウンターの中では常にお二人が漫才のように息のあった掛け合いで、笑いが耐えません。「お二人で写真撮らせてください」とリクエストしたところ、小芝居が始まり、写真どころじゃなくなってしまいました。

 

最終兵器、西院核爆弾

メニューの中になにやら危険なネーミングのお酒が。その名も「西院核爆弾」

同行したカメラマンが「こんな面白そうなの、呑んでみんとあかんやろ」と、果敢にもチャレンジすることに。

爆弾を調合する様子を見せて頂きました。
まず、なみなみと赤玉ポートワインを注ぎ…

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I.W.ハーパーと日本酒を加え…

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仕上げに桃のシロップを入れて「美味しくなあれ♪( ´▽`)」とまぜまぜ。
蘭さん、そのテンションであってますか?核爆弾の調合ですよ?

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西院核爆弾 600円

 

並べられた3種類のお酒のボトルを見ながら、あ、これあかんやつやと察しました。”KING OFちゃんぽん”じゃないですかー。

予想通り、同行者のカメラマン、4分の1くらい呑んだところで、なにやら様子がおかしくなってきました。

  1. 訳のわからないことを言いはじめる
  2. 目が座る
  3. 顔真っ赤。

これはマズイぞとグラスを取り上げ、いったんソフトドリンクに強制切り替えです。

スタッフの蘭さんも「2杯以上注文される方は止めに入ります」とのこと。強くない方はぜひ、やめときましょう。

 

平日にも関わらず店内は満杯!

取材に伺ったのは木曜日。にも関わらず、店内はこんなも大賑わい。

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ダンベル級!伝説のギガジョッキ

一つ向こうで呑まれていた、大柄な男性。こちらのお客さんが注文されたお酒が、なんか…すごく…大きいです…
思わずエリックさんに「なんすかそれは」と尋ねると「ギガジョッキす」と。ギガ!
普通ジョッキ、メガジョッキ、ギガジョッキと並べて出してもらいました。

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ギガジョッキを持ってみると、うわ、2キロくらいあるぞこれ。ダンベルか。容量は1リットルだそうなので、ジョッキと中身合わせると3キロのジョッキ!

 

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呑みながら筋トレできるねこれ。

 

お隣で味噌を舐めながらほろ酔いの男性

それからお隣で呑んでいた、こちらの男性サラリーマンの方。
やっぱり中年サラリーマンと立ち呑み屋って絵になるわぁ。渋いっすねぇ。

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お話してみると、なんと23歳でした。うそやろ。
23歳にして一人、立ち呑み屋で味噌を舐めながら秋味をグイッ。
キミ早熟すぎや。23歳いうたら同期と居酒屋でウェーイする年頃じゃないの。

 

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(エリックさんからのポーズ指導が入り、その通りにやってくれました)(ご協力ありがとうございました)

 

樫尾酒店のFacebookページ

樫尾酒店ではFacebookページでお店の情報を配信しています。
本日のオススメメニューや仕込みの様子から、臨時店休のお知らせ、エリックさんのプライベート「Hey!Say!JUMPの舞台を観劇のためお休みです」など充実の情報が満載です。
Facebookで「樫尾酒店」と検索!もしくはこちらのURLからチェックしてみてくださいね。エリックさんの楽しい投稿がいっぱいです。
URL:https://www.facebook.com/ErKashio

そんなこんなで、お酒もお食事も漫才も他のお客さんたちとのふれあいも、最高に満喫させて頂きました。

京都の呑み屋は木屋町だけじゃない!西院、最近アツイですよ!

 

店舗情報

樫尾酒店
住所:京都京都市右京区西院高山寺町 折鶴会館内
電話番号:080-7038-9825
営業時間 16:00 - 1:00

 

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書いた人:
mamita

ひとり結婚式をした人として恋愛コラムからベンチャー企業取材までネット上に文章を書いています。ライター兼アマチュアボクサー。犬2匹+人間3人+夫と共に京都の町家シェアハウスで暮らしています。

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