「アボカド」の食べ方って、もっと可能性があるんじゃないか【やけくそレシピ】

大好評の「やけくそレシピシリーズ」第4弾。今回のテーマは「世界でいちばん栄養価の高い果実」とも言われるスーパーフード・アボカドです。この食材を使ったちょっと変わった食べ方や、大胆な調理法の開発に挑戦してみました。

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先日、またアボカドを傷ませてしまいました

こんにちは、ちみをです。

アボカドが大好きなんですけど、この食材の難点は調理に包丁・まな板が必要(このくらいで難点と言っている時点でヤバいのですが)なこと。

そのうえ食べ方のバリエーションがいまいち多くなく、そして足が早いというか、気が付くといつの間にか傷んでしまっているというあのステルス特性……。

そんな難しい食材のアボカド、これまでの人生でいくつ傷ませてしまったのだろうと思うと、実に胸が痛みます。

ここはいっちょ、アボカドを傷ませず、かつもっと簡単にさくさく食べられるスキルを身につけ、さらには食卓の幅も広げたい。

そんな思いのもと、ここはいつものやけくそレシピしかないぞと、肩ひじ張らず簡単に消費できる「やけくそレシピ アボカド編」の開発に着手してみました。

 

  • アボカドスープ
  • 焼きアボカド
  • アボカド冷やし茶漬け
  • やけくそワカモレ風

 

今回のラインナップはこちら。それではご覧ください。

 

アボカドの切り方

料理の前におさらいしておきましょう。

以下のようにむけば、まな板レスで調理できます。

 

1.縦方向にタネまで切れ目を入れ、そのまま一回転切り込みます

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2.2分割された実をグッとねじり、パカっと取り外します

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▼パカ

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3.包丁のアゴをタネに突き刺し、グッとねじるとタネが取れます。指を切らないように注意

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4.通常はここで皮をむきますが、写真のように切れ目を入れて

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▼後ろから指でグッと押し出すのがカンタンです

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こうすればまな板レスで非常に便利。アボカド調理のハードルがグイっと下がりますね。

さて、この基本テクを応用しての1品目はこちら。

 

アボカドスープ

ご存じない方もわりといらっしゃるのではないかと思うのですが、アボカドは簡単にスープになります。

 

【材料】(2人分)

  • アボカド 1個
  • オリーブオイル 大さじ1
  • コンソメスープの素(固形タイプ) 2個
  • トマトピューレ 100ml
  • 水 500ml

 

【作り方】

1.冒頭の切り方に沿ってアボカドを角切りにする

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2.水、コンソメスープの素、トマトピューレ、アボカドを鍋にかけ、ひと煮立ちさせる

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3.盛り付けてオリーブオイルをかけたら完成

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まずはアボカドスープ。

切ってひと煮立ちさせるだけでOKな手軽さは、手間をかけたくない気分な時にオススメ。

これなら汁物にも使えてしまうアボカドの懐の深さを確認できます。非常に簡単なので何か一品足りないなという時に重宝します(やけくそ度合いはやや低いですが……)。

 

焼きアボカド

ここからはやけくそ度が上がっていきます。

 

【材料】(2人分)

  • アボカド 1個
  • クミン(パウダー) 適量
  • 塩 少々

 

【作り方】

1.アボカドを半分に切る。種は取り除く

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2.熱したフライパンにのせ、弱めの中火で7分ほど焼く

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3.クミンと塩を振り掛けたら完成

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▼焼くことでほくほくの食感に。クミンの香りで酒が進みます

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豪快にアボカドの半身を皮ごと焼くのですが、切って火をとおすだけなのでめちゃくちゃ簡単です。

振りかける香辛料はあれこれ考えられますが、筆者的にはクミンが美味しいと思います(酒に合うという意味で)。七味唐辛子やレッドペッパーあたりで辛みを足すのもオススメ。いろいろ試してみてください。

 

アボカド冷やし茶漬け

今回の「飛び道具」枠がこちら!

 

【材料】(1人分)

  • アボカド 1/4個
  • ご飯 1膳(冷や飯がベター)
  • お茶漬けの素 1包(鮭茶漬けがベター)
  • ペットボトルの冷たい緑茶 200ml

 

【作り方】

1.ご飯を盛り、冒頭の切り方で角切りにしたアボカド1/4個分をご飯にのせます

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2.お茶漬けの素をふりかけ、お茶をぶっかけて完成

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▼冷や飯と冷えたお茶がベストタッグ

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▼マジでめちゃくちゃ旨いです

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わざわざお茶を煎じる必要ありません。冷たいペットボトルのお茶と冷や飯でバッと作って、ザザッとかっこみましょう。

お茶漬けの素の塩気とお茶の苦味&香り、そしてアボカドのまろやかさが実に冴えたコンビネーション。

お茶漬けの素は鮭茶漬けを使うと風味のバランスに個性が出て打撃力のある仕上がりになります。

 

やけくそワカモレ風

最後は非常にやけくそ度の高いこちら。

 

【材料】(2人分)

  • アボカド 1個
  • シュレッドチーズ(加熱無しで食べられるタイプ) 1つかみ
  • ライム汁(無ければレモン汁) 大さじ1/2
  • 塩 2つまみ
  • クラッカー 適量

 

【作り方】

1.アボカドを皮ごと揉む。バァンと破裂しないように注意!

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2.端っこを切って、切れ目から中身を絞り出す

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▼こんな感じでお皿に絞り出しましょう

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3.塩、シュレッドチーズ、ライム汁をかけて完成

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▼クラッカーにのせて食べましょう

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通常アボカドはボウルの中で潰すことが多いと思います。でも、よく熟れたアボカドなら実のまま揉んで絞り出したらOKじゃんというやけくそテクニックです。

 

ワカモレは本来刻んだタマネギ等いろいろ入れるのですが、省略しまくってるのでワカモレ”風”。

動物性脂肪のコクをチーズで補充することにより、食べ応えも十分になりますので緊急でツマミを用意しなければならないときにピッタリなレシピ。

クラッカーなどにのせて食べましょう。

 

という訳でアボカド×やけくそレシピ、いかがでしたでしょうか。

今回レシピ研究しながら思ったところとしては「いざやってみると、アボカドって思ったより応用が利くな」ということと、「加熱不要で使えるのは便利」という2点。

特に加熱しなくても食べられる点に関してはやけくそレシピの思想と相性がよく、「調理スタートtoいただきます」までが早いです。

 

今回の私のオススメはお茶漬け。

国籍不明な形容しがたい美味しさがありますので、是非お試しあれ。

 

書いた人:ちみを

ちみを

1980年生。銀河で一番美味しく飯を喰らい酒を呑む才能を持ち、食と何かを無理やり結合させることを得意とする食コンテンツサプライヤー。昼はしめやかにリーマンを営む。好きな言葉は「牛飲馬食」。好きな女優は「80年代のかたせ梨乃」。

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