業界支援・セミナー
ホットペッパーグルメ外食総研セミナー2025開催レポート ~24年度外食市場レポート / 飲みたい街ランキングレポート~
2025.09.24
第一部:①データ解説「2024年度 外食&中食市場概況」
外食市場の変化について、2024年4月~2025年3月に毎月7,500人規模で実施している「外食市場調査」をもとに、上席研究員の稲垣昌宏から説明いたしました。
2024年度の外食市場は、外食市場規模は前年比5.0%増の3兆6196億円、2018年比では87.5%まで回復しました。2018年度比で回復が最も大きいのは50代女性、次いで30代女性。20代男性もほぼ100%の水準に戻っています。
一方の中食市場は、前年度比0.9%増の1兆4209億円となりました。コロナ禍5年目において、中食市場規模は前年度と同程度でコロナ禍前の116.6%となりました。
更に、2025年4月~2025年7月までの最新データをご紹介いたしました。4~7月の外食市場規模はコロナ禍前(2019年同期)比で89.5%まで回復。中食市場規模は前年同期比で+0.4%となりました。


第一部:②データ解説「飲酒市場の経年比較(会社宴会、学生飲み会等)」
次に「会社宴会、学生飲み会などの飲酒市場」について、過去調査を含めた再集計を基に説明いたしました。飲酒を伴う外食機会はコロナ禍からの立ち直りが遅く、食事主体では約9割回復しているのに対し、飲酒主体はまだ7割程度の回復に留まっております。あらかじめ予約をする外食についてはコロナ禍前を上回る結果となりました。
飲酒市場規模にフォーカスすると、外食全体の回数が18年度比で77.3%に対し、飲酒を伴った外食の回数は同68.4%と戻りが鈍い。一方、単価は飲酒を伴った外食のほうが、外食全体より伸び幅が大きいことがわかった。また、職場の飲み会に絞ってみると、飲酒機会数は全体では15年度比-32.8%だが、職場の飲み会に限ると‐40.3%と減少幅が大きい。
これらの現状に対し、「節約志向の中で”たまの外食”への消費は積極的」など、機会ともとれるデータも紹介された。


第二部:「飲みたい街・飲んでいる街ランキングレポート」
一般消費者に対する調査で、年に一度実施している人気企画「飲みたい街ランキング(※)」を、今回は「実際に飲んでいる街」のほか、「デートで」「女子会/男子会で」などいくつかのテーマ性を持ったシーンにおける飲みたい街についても聴取し、それぞれランキング形式でご紹介しました。
「飲みたい街ランキング」では、「新宿」が6年連続で1位となり、「東京駅周辺」、「赤坂見附」、「大森・蒲田」「三軒茶屋」は経年で見ると上昇傾向にありました。また、「東京駅周辺」は過去10回の調査の中で初めて2位となりました。
「飲みたい街ランキング」の前回との順位差を基に、消費者の「飲みたい街」における変化をみてみると、繁華街からビジネス街へ、住宅街からターミナル街へ、といった「飲みたい場所のシフト」が起きているようにみえるデータも公開された。これらの背景には「コスパ・タイパ思考」「非日常を求める思考」などの背景考察も語られた。
(※:2023年度まではホットペッパーグルメ本誌の企画として実施していたものを、2024年度以降はホットペッパーグルメ外食総研がテーマを拡げて実施している)

