トレンド・コラム
2021年飲食業界のコレカラ 「イエナカ外食」
2021.03.19
在宅食事需要の高まりに対応してバリエーションが激増外食店の味や付加価値を家で楽しむ!「イエナカ外食」
「イエナカ外食」の概要
「イエナカ外食」とは、「外食店の味やメニューだけでない付加価値を家で味わうこと」です。
これまで消費者のプライベートな外食利用シーンは、「ハレの日」「ちょっと贅沢」などがメインでしたが、コロナ禍ではこれらのシーンにおいても、在宅食事需要が高まりました。
外食店は、料理配達サービスの充実、またテクノロジーの進化により味はもちろんのこと、メニューだけではない外食の価値を、店舗の外(消費者の自宅)に届けることが可能になってきています。在宅消費ニーズに対応し、家の中に外食の価値を持ち込むことを可能にし、さらに進化させた「イエナカ外食」が注目されています。
「イエナカ外食」の背景
①2020年度上半期、外食売上は半減。一方で中食売上は伸長
②伸びている中食のなかでも外食店からのテイクアウトは前年比倍増、デリバリーも好調
③中食の夕食平均832円(半期平均:外食市場調査より)に対し、外食店からのテイクアウト平均単価は1,708円。非常に高い単価
稲垣 昌宏ホットペッパーグルメ外食総研 上席研究員