ホットペッパーグルメ外食総研とは?

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今後、「より食べたい人」は約7割! 鮭、ツナマヨ…あなたの“推し”は? 好きな「おにぎり」ランキング発表

2024.09.18

■今後、よりおにぎりを食べたい人は全体の約7
好きな具は「鮭」で半数以上の人が選択

「今後、よりおにぎりを食べたいと思いますか?」という質問では、「そう思う」(「そう思う」23.9%、「どちらかというとそう思う」45.4%の計)が69.3%でした。また、「おにぎり」の「好きな具」について聞いたところ、1位は「鮭」の53.8%で半数を超え、続いて2位「ツナマヨ」45.0%、3位「辛子明太子・焼き明太子」36.7%という結果になりました。

■『ホットペッパーグルメ外食総研』研究員からの解説
「おにぎり」は定番でなじみ深い具が根強い“推し”に

今回の調査で約7割の人が「今後、より食べたいと思う」と回答したように、「おにぎり」は今、国内外を問わず注目を集めています。「好きな具」では、1位「鮭」53.8%、2位「ツナマヨ」45.0%、3位「辛子明太子・焼き明太子」36.7%といわゆる定番のものが上位でした。地域別に見ると(次ページ)、地域性を反映した興味深い結果となっています。ほとんどの地域で全国同様「鮭」が1位となりましたが、中部地方では「ツナマヨ」45.5%が「鮭」と1pt差で1位になりました。ツナの原料となるカツオ・マグロの水揚げ量が多い港があるので、その影響があるのかもしれません。また、北海道・東北地方では1位の「鮭」が64.4%と最も支持率が高く、2位には全国で8位の「いくら・すじこ」が52.9%でランクインするなど、鮭漁が盛んな地域ならではの結果となりました。同じ傾向は九州地方でも見られ、3位「辛子明太子・焼き明太子」46.1%や6位「高菜漬け」31.4%などの地元の名産品は、全ての地域の中で最も高い支持率となりました。地元で慣れ親しんだものが“推し”の具として根強い人気があるようです。最近では、焼肉やチーズなど目新しい具材やアレンジおにぎり、人気店とのコラボおにぎりなども話題になっています。おいしいおにぎりを食べて、心もおなかも満たされてみてはいかがでしょうか。

田中 直樹

田中 直樹ホットペッパーグルメ外食総研 研究員

【アンケート調査概要】
■調査期間:2024年7月5日(金)~2024年7月6日(土)
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査対象:全国20代~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
■有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)

■好きな具は地域になじみ深いものが高い支持率に

「好きなおにぎりの具」について地域別に見ると、全国ランキングで3位までの「鮭」「ツナマヨ」「辛子明太子・焼き明太子」がほとんどの地域でTOP3入りしていました。その中で中部地方では「ツナマヨ」が最も高い支持率となり、また北海道・東北地方では「鮭」が全ての地域の中で最も高い64.4%の支持率となったほか、全国ランキングでは8位の「いくら・すじこ」が2位にランクインするなど違いが見られました。産地や水揚げ港があるエリアでは、その食材が原料となる具が上位にランクインしており、地域性を強く反映しているようです。

■おにぎりを選ぶときの重視ポイントは
「具のおいしさ」と「コスパ」

「おにぎりを買うとき、どんなところにこだわりますか?」と聞いたところ、1位が「具がおいしい」58.1%、次いで2位は「価格(コスパ)が良い」53.2%と、いずれも半数を超え、重視しているようです。以降は3位「米の品質」32.1%、4位「全体のバランス」28.8%、5位「具が多い」27.5%と続く結果となっています。

■『ホットペッパーグルメ外食総研』トレンド座談会とは

シーズンごとに“今”はやりの外食トレンドを発表する、リクルートの外食のプロフェッショナル集団による座談会。アンケート調査や、レストランの現場から“生の声”を聞き、「外食のリアル」を語ります。メンバーは、飲食トレンドの数値化・可視化を行う『ホットペッパーグルメ外食総研』の研究員をはじめ、女子トレンド、高級店トレンドなど、さまざまな分野のスペシャリストで構成されます。