昭和の昔から、好きな女の子にもらってうれしい「手作りお菓子」。
と同時に、
好きでない人にもらって恐ろしい「手作りお菓子」。
お菓子に限らず、料理だの編み物系だのもそう。
好きな人にもらえば天国、そうでない人にもらえば地獄の手作りの品々。
じゃあ、好きな人になら何を手づくられたって天国なのか?ということですよ。
グミはどう?
ラムネは?
ガムは?
ちょっと実験してみました。
いまのご時世、ちょっと調べりゃどんなレシピだって出てきますな~~
グミ
材料はジュース、ゼラチン、水あめ、おまけのトッピング各種。
ジュースにゼラチンいっぱい入れて混ぜ、水あめも混ぜ、ちょっとチンしてしっかり溶かしたりしたら
型へ入れる。
可愛い型とかないから、氷のん。
余計なトッピングを入れて、しばらくしたら固まって完成。
ガム
材料は強力粉、砂糖、塩、水、ミントの葉っぱ
塩水を作って強力粉に混ぜたら、
めっちゃ固い生地をひたすらこねる。
15分こねる。
1時間寝かせたのち……
水の中で揉む。
……ガーン、なんつう工程や。
なんかにゅろにゅろしたものが残る。グルテン?とかいうやつ?
まったく口に入れる気がしません。
砂糖とミントといっしょにしばらくこねて、完成。
ラムネ
材料は、コーンスターチ、パウダーシュガー、レモン汁、重層、クエン酸。
材料をすべて混ぜる。
なんか順番があったと後から気づくが、もう遅い。
化学反応起こしてちょっとシュワシュワしちゃってた。←食べる時シュワシュワしなくなっちゃう的な失敗。
計量スプーンにぎゅうぎゅう詰めて、
抜く。
数時間天日にさらして、完成。
ラムネ……天日にさらすのは本当に正解の作り方なのか。謎。
いよいよ、実験
私、そして一緒に作った娘を愛するはずの者にあげてみましょう。
愛あらば、どんな手作りお菓子でも喜ぶに相違ありません。
腕が細い。
製氷機で作ったグミは巨大すぎたので切りました。
まずはグミに行った夫。
「固いゼリーだな」
そしてラムネに行った夫。
「あっうまいよ! 売ってるやつと同じ」
最後にガムを頬張る夫。
よく全部口に入れたな、と思います。
急に俊敏な動きになり、ブレる夫。画像処理入らずでラクだぞ、夫。
涙目で「ショッパイ」とつぶやき吐き出しました。
うれしかった?
「…………うまけりゃね」
ごもっとも。
この後皿洗いを頼まれた夫は、
「なんだこの製氷器、どうすんだよ!」
「粉だらけじゃね~か~! なんで俺がこんな後始末しなきゃいけないわけ!」
と大憤慨。
「あなたのために作ったんだから仕方ないでしょ」と言われ、肩を落として片づけていました。
でもこの企画ほんとは……
小学生娘の自由研究メインなんだよね!
コンテンツのフル活用、これからの時代、大事!
書いた人:稲葉 史
甘いものも好きなら辛いものも好きな、要するに食いしん坊の今年四十路。人形町の居酒屋とマレーシア料理店にはちょっと詳しい。なんつってでも本当は、どんな時だってどんな店でもいいから飲みに行けるもんなら行きたいって気持ちで生きてる。あと4コママンガも書いてる。
ブログ:迷走うりうり