「タバコの煙が一切ない店内で純米酒を堪能してほしい」名古屋で完全禁煙を貫くバー店主の決意と信念

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禁煙の日本酒バーって、なんなん?

突然ですが、みなさん日本酒って好きですかね。

筆者は割と好きな方なんですが、正直、マニアのように細かいコトは分からん。
ただ昔、日本酒好きの知人に「どんな日本酒が好きか」と聞かれ、正直に好きな銘柄を答えたら「あんなもんは酒じゃない!!」と罵倒されたトラウマがあります。ま、誰しもウンチク語りたいわけなんで、いいんですけど。

だから日本酒が好きといっても、そんなに銘柄の尊さや味の違いが分かるほど詳しいワケじゃねえんです。

そんな筆者に、メシ通編集部から取材の指令が下ってしまった。聞けば、「完全禁煙の日本酒バー」なるものが名古屋にあるというではないか。

 

「日本酒の味や香りを楽しむために、わざわざ禁煙にしているなんて、どんなこだわりの店なんだ。話を聞いてきてほしい」とのこと。

 

この時点でマスターのこだわりようが透けて見え、筆者はかつてのトラウマを思い出してしまったわけですよ。

というわけで、かつて漫画『夏子の酒』(古いわ!)で知り得た日本酒のニワカ知識しか武器のない筆者は、まるで南米遠征でアウェーのピッチに向かうようなつもりで取材に足を運んだのであった……。

 

いきなりの「店内禁煙マーク」が異彩を放つ

訪れたのは、名古屋の下町繁華街「今池」。以前はダイエーだったイオンの真向かいにある雑居ビルの2階に、その店はあった。

 

ビルの外看板で店名を確認し、階段をのぼって店を発見すると、そこにはいかにも「かつてスナックだった」ような風体の窓ナシ扉があった。シンプル極まりない扉だが、そこにはデカデカと「禁煙」のマークが! そう、ココがお目当の「日本酒Barやわらぎ」なのだった。

ちなみにこの店、電話番号は「ナシ」。かろうじてSNSで連絡をとり、取材のOKをもらったのだった。

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▲雑居ビルの階段をのぼったその先を目指す

 

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▲シンプルすぎる外観が「店内禁煙」マークを余計に目立たせる

 

扉をギイと開けると、これまた見事な「居抜き感」のただようカウンターと小さなボックス席がレイアウトされていた(いやホメてます)。

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▲オープン前の仕込み時間で話を聞いた。この写真だけだと完全にスナックのインテリアだ


棚に並ぶのは、店主がこだわって選りすぐった日本酒の空瓶。というか、日本酒以外の酒が見当たらない。ここは誰がどう見ても「日本酒バー」だ。

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▲棚に並んだ日本酒の空瓶。ちなみに中身の入っている酒瓶は日本酒セラーに入っているのでご安心を

 

名古屋には禁煙の酒場が少ない

メガネをかけた店主さんは「ここは日本酒が主役。それ以外はすべて脇役、黒子です」と、名前出しも顔出しもオールNG。だから便宜的に店主さんのことは「やわらぎさん」とでも呼んでおこう(いや、ベタだってことは自分でも分かってるんだよ……)

ちなみに顔写真の代わりは、店にあったマスコットのぬいぐるみのワンちゃんにご登場いただいた。

そもそも「メデイアに出ると一見さんが来て、常連さんに迷惑がかかるんですよ……」と、取材自体があんまり乗り気じゃないご主人。しかし「そこをなんとか」と、頼み込んでの取材となった。

 

──そもそも、どうして「禁煙の日本酒バー」を作ろうと思ったんですか?

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:想像つくとは思いますけど、もともとタバコが大嫌いなんですよ。特に名古屋は、禁煙の酒場が少ない。じゃあ、自分で作ろうって思ったんです

 

極真空手の正拳突きのような、ド直球なお答えである。

しかし話を聞けば、脱サラして店を出すまでは、飲食業はほぼほぼ未経験だったという。

 

「日本酒Barやわらぎ」は、2015年にオープン。当初は、雑誌の取材も受けていたというが、上記の理由により、今はなるべく取材も控えているそうだ。

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:ちなみにアナタ、タバコは吸われますか?

 

──いや、酒は好きですけど、タバコは吸わないです。

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:あぁ、なら良かった。

 

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▲道路に面した立て看板にも「店内禁煙」のマークが。そしてなぜかネコのシルエット

 
子どもの頃から煙が苦手だった

ちなみに店主のやわらぎさん。取材時の会話から辛うじてサルベージした情報を総合すると、元々は静岡生まれだそう。

大学を卒業し、この店を始めるまではサラリーマンをしていた。(おそらく転勤で)名古屋に来たのは、ここ10年ほどのことだという。

やわらぎさんの人生は、徹底した「嫌煙者」の歴史だ。

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:子どもの頃は、街を歩いてると歩きタバコの煙にやられて、その頃からタバコが嫌いになりました。社会人になってからは、とにかく周りが喫煙者だらけ。仕事中でも、飲みに行っても煙に悩まされました。

 

──筋金入りのタバコ嫌いですね。でも、お酒は好きだったと。自分も同じようなもんですが。

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:なら分かっていただけると思いますが、隣でタバコを吸われたら、もう煙でお酒の香りが台なしになるんです。特に日本酒は、香りが大切ですから。

 

ちなみにタバコだけでなく、日本酒の香りを邪魔するものは、できればみんなNGにしたいという。だから、きつい香水とかもちょっと遠慮してもらいたいそうだ。

 

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▲店を開けるときはこの大きな禁煙ステッカーを扉に貼る

 

──以前から、お酒の中でも特に日本酒が好きだったんですか?

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:そういうわけではないです。ワインも大好きですし。でも、ワインバーを出そうと思うとすごく大変ですからね。これはあくまで自分の場合ですけども、ビールは1杯飲めば満足しちゃうし、焼酎はそのうち頭が痛くなってくる。体質的にいちばん合うのが、私には日本酒だったんですね。その日本酒の中でも、特に好きなのが純米酒だったという。

 

──純米酒は簡単に言えば、米と水だけで作った日本酒ですね。そういえば、ラインナップはほとんど純米酒ですね。

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:純米酒には醸造用アルコールが添加されていないから、酒米本来の味わいや香りが楽しめます。ここは「私が気に入った純米酒を置いている店」。その繊細な部分を大切にしたいからこその「禁煙」なんですよ。

 

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▲店主お気に入りの純米酒が並ぶ日本酒セラー。どれも名うての銘酒ばかり

 

宅飲み感覚のお店だからインスタ映えは無縁

──日本酒との出会いの話を聞かせてください。

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:20年ほど前、たまたま日本酒の試飲会に行ったことがあって、そのとき飲んだ純米酒のおいしさに感動したんです。それまでも、日本酒は普通には飲んでいたんですけど、今から考えれば、日本酒の本当のおいしさを、それまで知らなかった。それから、日本にあるたくさんの酒蔵のお酒を飲んでみたいと思うようになり、いろいろな試飲会に足を運ぶようになりました。

 

──日本酒のおいしさや奥深さを極めたくなり、それが高じて、お店まで出してしまったと。でもタバコが嫌いなら、宅飲みすればいいじゃないか? とも思いますけど……。

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:いやあ、一人でお酒飲んでるよりは、誰かと話しながら飲むほうが楽しいじゃないですか! それはみんな同じだと思いますよ。そういう場を提供したいんです。「タバコが嫌い」「純米酒が好き」。その2点さえ理解していただければいいんです。

 

──なるほど。でも、好きなお酒ならワインバーっていう選択肢もあったと思うんですが。

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:ワインも好きですけど、ワインはどうしても格式張っちゃうんですよね。やっぱり日本酒の方が気軽。むしろ、自宅で飲んでいるような雰囲気で楽しんでほしいんです。そんな店ですから、インスタ映えは全然しませんけどね(笑)。 

 

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▲開店前のショットとはいえ確かにインスタ映えの要素は皆無。てかそもそもそこ狙ってないし

 

 ──いま、純米酒はどれくらい銘柄を揃えているんですか?

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:銘柄はどんどん入れ替わりますが、だいたい50種類くらい揃えています。仕入れは問屋経由ではなく、全国の酒屋から仕入れています。地酒は特約店制度があるから、特定の酒屋さんしか入手できない酒もあるんです。酒屋さんとも、信頼関係がないと分けてもらえないですよ。最近はむしろ、酒屋さんが発信する情報で新しいお酒を知ることも多いですね。

 

──ちなみに、いちばん好きな銘柄はなんですか?

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:セラーをご覧くださったらわかると思いますが、「十四代(山形)」(1,000円)と「而今(三重)」(900円)ですね。好きな酒といえば、全体的には東北のお酒が多いですね。ただ、十四代は手に入らないことも多いんですよねぇ……。

 

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▲左から地元愛知の「蓬莱泉 摩訶 純米大吟醸」(1,000円)、店主お気に入りの「而今」そして「十四代」 ※入荷状況により、在庫や価格が変動する場合があります。ご了承ください

 

2軒目に寄るのがちょうどいい

「日本酒Bar やわらぎ」のシステムは、席料1,000円。1,000円と聞いて「高い!」と感じる向きもあるだろうが、これでお通し(3種盛り)が付く。

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:ここに来るお客さんは、だいたいが2軒目の店として立ち寄っていただいています。だから、忙しくなるのは20時以降ですね。みなさん、お腹は満たされているから、おいしいものをちょっと食べる程度でOKなんですよ。

 

ちなみに当たり前のことながら、お通しは「純米酒に合う食べ物」を前提に選んでいるそうだ。 

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▲「本日の選べるお通し」のボード。お通し3種のうち1品はこの中から選ぶ

 

さて、肝心のお酒はどう楽しめばいいか。

勝手知ったる常連なら、何も言わずとも好きな銘柄をオーダーする。でも、初めての来店だったり、そもそも日本酒、それも純米酒に詳しくない人にとっては「自由に選んでいいよ」と言われても逆に困ってしまう。

そんな純米酒ビギナーにオススメなのは、ボードの銘柄から3つの味を選べる「飲み比べセット」(1,000円)だ。

こちら、1杯が60mlで、3つ飲んだら180mlと、ちょうど1合飲んだ計算になる。

2軒目で立ち寄る前提だと、すでにそれなりにお酒も飲んでいるハズ。その状態で飲み比べセットだけ飲んだとしても、結構酔いが回るような感じだ。

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▲10種類の銘柄から3種を選べる飲み比べセット。銘柄は日替わりだ

  

単品でオーダーすると、純米酒は500円からの取り揃え。容量は100mlまたは120ml、プレミアムものだと60mlのものもある。

ま、この辺りは銘柄それぞれで違うってことで。

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▲店主のお気に入りの日本酒の銘柄が並ぶお品書き。※入荷状況により、在庫や価格が変動する場合があります。ご了承ください

 

営業中にお客さんとして行ってみた

実のところ、取材は開店前に行ったのだけれど、「これは実際に営業中に飛び込まないと撮影もレポが出来ない」と途中で判断せざるを得なかった。

だって、やっぱ営業中じゃないと店の雰囲気も伝わらないし、写真も撮れ高少ないし。何よりも、日本酒だから、実際に飲んでみないと!!!

というわけで、(日本酒好きの友人Aも巻き込んで)翌日の営業中に「客として」再度来訪したのだった。

 

==以下、少しだけ余談==

 

とりあえず、先に腹を満たしておく必要がある。ということで某チェーン店にて餃子とビールをまず堪能する。

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▲中学時代の同級生の友人Aを無理やり付き合わせる。いいのだコイツ日本酒好きだから

 

そして餃子で物足りなくなった我々は河岸を変え、名古屋名物とんちゃんをたらふく食ったのだった……。いやこれ取材の趣旨忘れてるだろ。

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▲ビバ! とんちゃん。タバコは吸わないが煙モクモク

 

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▲とんちゃんサイコー! 名古屋に生まれてよかった!

 

==余談終わり==

 

そして腹も満たされたところで午後8時に訪れた「やわらぎ」は、すでにまったりとしたイイ雰囲気に包まれていた。

ちなみに瓶ビールや焼酎もあるにはあるが「団体のお客様の中には、日本酒がダメな方もいらっしゃるから、念のために置いています」とのこと。

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▲昼間はもろ居抜きのスナック風だが、営業中はさすがに日本酒バーっぽい


とりあえず、初めてココに来たならお約束の「飲み比べセット」(1,000円)をオーダーすべし。

ちなみに、2人で違う銘柄を2セットオーダーしたら、回し飲みして6種の飲み比べができる。我ながらナイスな作戦だ。

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▲筆者は左から「会宮泉 純米酒(福島)」、「小左衛門 桜ラベル 純米吟醸生酒(岐阜)」、「〆張鶴 純米吟醸 純(新潟)」をチョイス

 

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▲友人Aは左から「よこやま 等外 生酒(長崎)」、「亀齢 辛口純米酒八拾(広島)」、「笑四季 Sensation Black」(滋賀)をチョイス

 

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▲顔出しNGの店主がカウンター越しに注いでくれる

 

まずは純米酒ならではのかぐわしい香りを楽しみ、ぐびっと味わいを楽しむ。日本酒を「フルーティー」と呼ぶのは昔から抵抗があるんだけど、ここで飲む純米酒は「うわ、フルーティー!」ってまんまと感じてしまった。それほど香りも味もインパクトが強い!降参ですわ。そして、それぞれの銘柄に明確な個性がある。でもこの繊細なニュアンスは、隣でタバコなんか吸われた日にゃ台無しになりかねない。

確かにこれは、タバコに邪魔されたくない。

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▲至福の表情を浮かべる友人A(モザイクだから伝わらない)。和らぎ水(日本酒の間に飲む水のこと。要はチェイサー)をちょいちょい口に含みながら3つの味を飲み比べ

 

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▲お通しと飲み比べセットを合わせるとこんな感じ。これでしめて席料込み2,000円は幸せすぎる

 

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▲やっぱ本鮪うめえ!純米酒と相性バツグン

 

常連客に話を聞いてみた

せっかくなので、その場にいた常連客に話を聞いてみた。

まずは、女性のC・Nさん

「両親が新潟出身なこともあって、日本酒が大好き。ワインよりも好きですね。日本酒は悪酔いしないんですよね〜。それで、地下鉄桜通線の沿線で日本酒バーを探したら、ココに辿りつきました。仕事帰りに立ち寄れるから、ちょくちょく一人で来ています。お酒のオススメですか? 今日は栄光冨士 純米大吟醸 愛山がおいしかったですね」

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山形の「栄光冨士 純米大吟醸 愛山」(900円)を手にゴキゲンのC・Nさん

  

次は、今年30歳で埼玉出身というO・Nさん

「お店の前の道路が、仕事の帰り道なんですよ。で、面白そうな店だなーと思って入ってみました。もう通って2年になります。一人で落ち着いて日本酒を飲めるので、気に入っていますね。お気に入りの酒はいっぱいあるけど、今日は鳳凰美田(栃木、1,200円)を飲みました」

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▲顔出しOKということで、ありがとうございます

 

ちなみにこの店、冷酒だけかと思っていたら、燗酒を楽しむ客を発見!飲んでいるのは常連のT・Nさん。燗酒に適した純米酒が用意され、ちゃんと湯煎で提供してくれる。

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▲「たまらん!」という表情(やっぱりモザイクだから伝わらない)

 

それを見てしまった以上は、飲まずにはいられない。

オーダーして出てきたのは錫(すず)製の酒タンポ。ほら、熱伝導率が高くて酒がうまくなるだの、うんちく語りたくなるやつ。お猪口に鼻を近づけると、酒の香りが冷酒以上に鼻腔をくすぐるのであります。ややぬるめの燗の純米酒が、五臓六腑に染み渡るようにキク!

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▲錫の酒タンポにトクトクと注いで湯煎してくれる

 

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▲店名入りの平盃は3周年記念で限定100個作成したものだそう。今年は「令和記念」の平盃を作る予定だ

 

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▲燗酒にオススメの「寺田本家 純米90香取(千葉)」(600円)。ほのかな琥珀色が特徴だ
 

そうこうしているうちに、午後10時ごろになると店は結構な盛況に。リラックスしながらワイワイガヤガヤ、まさに宅飲み感覚で純米酒を楽しむ場だ。「インスタ映えしない」はむしろ褒め言葉だろう。

 

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▲「おいしい純米酒が飲みたい」と、さっと飲んでさっと帰る客も多い

 

そうこうしているうちに、筆者も完全にへべれけに…。ついつい宅飲みしてる雰囲気に飲まれちまったようだ。それにしても、やっぱおいしいよ、純米酒。という当たり前のことを再認識させられた取材となったのであった。

 

ちなみに、客はみんな扉の「完全禁煙」のステッカーを見た上で入店しているハズ。それなのに「なんで酒場なのに、タバコが吸えねえんだ!」ってモメたことなんてなかったですか?」と聞いたところ、驚くべきお答えが。

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:開店当初はありましたよ。いくら扉に禁煙マークがあっても、団体で来店されると、グループの後ろのお客さんはステッカーなんて見てないんですよ。灰皿もないのに、まずタバコをカウンターに置きますね。それで「すいませんが禁煙なんです」と……。さすがに、最近は少なくなりましたけどね(笑)。

 

なるほど。日本酒好きに幸あれ、スモーカーにも幸あれ。

 

──では最後に、ヒトコトお願いします。

 

f:id:rudders:20190423050858p:plainやわらぎさん:あまり目立つことはせず、共感してくれる人が地味に来てくれる限り、店は続けたいですね。で、どうでしたか? インスタ映えもしないし、あんまり写真撮るとこ、ないでしょ?

 

この店にしてこの店主あり、と、そのコメントに妙に納得…。でもご安心を!写真はたっぷり撮らせていただきましたので!!!

 

遊び心も溢れる店主さん。2019年のエイプリルフールでは「生涯飲み放題220万円」なるプランを出したそうだけど、「我こそは!」と名乗りをあげる人物はいまだ現れていないそうだ。

純米酒を愛する同志よ、時は来た!それだけだ。ぜひ、その第1号になってみないか?(おい)。

 

現 場 カ ラ ハ 以 上 デ ス。

 

お店情報

日本酒Bar やわらぎ

住所:名古屋市千種区今池5-12-9 エスポワール神澤2F
電話番号:非公開
営業時間:18:00〜深夜
定休日:不定休

twitter.com

 

書いた人:イシグロアキヒロ

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名古屋を拠点に活動するフリーライター。カリブ海音楽と台湾ラーメンとキンキンに冷えたビールと朝ドラ「カーネーション」とハロプロをこよなく愛する。

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