「コチュマヨ」の作り方は簡単
コチュジャンとマヨネーズを使った、おいしーいタレがあるんです! いろんな料理に実によく合うんですよ。
考案者で料理家の服部志真さんに、その作り方と活用ポイントを早速教えてもらいましょう。
ちなみにコチュジャンは朝鮮半島で使われてきた調味料で、もち米麹と唐辛子、塩や麦芽などを加えて発酵させたもの。まろやかな辛さが特徴です。ビビンパについてくるの、見たことある人も多いのでは?
【コチュマヨソース レシピ】
作りやすい分量
- コチュジャン 小さじ2
- マヨネーズ 小さじ2
- ディジョンマスタード 小さじ1
- はちみつ 小さじ1~2 ※はちみつの甘さで調整
- うすくち醤油 小さじ2/3
これらをよーく混ぜれば完成です。もしあれば、ゆずコショウを少々加えても、さっぱり仕上がっておいしいですよ。(志真さん)
おすすめは玉子焼き+コチュマヨ
さて、どんな料理に合うのか!?
【おすすめその1・玉子焼き】
まずおすすめしたいのがだし巻き玉子。意外に思われるかもですが、これが合うんです。ちなみに私のだし巻きは、昆布だし、甘味はてんさい糖、そして藻塩だけで作っています。(志真さん)
志真さんのテクがもう1つ! だし巻き+コチュマヨソース、ここにハーブの一種、ディルを加えます。これ、相性のよさにビックリでした。おかずからいきなり“オードブル”といった味わいに。
生春巻きとの相性バツグン!
さて、お次におすすめの活用法は……。
お、志真さん何かを巻き出しましたよ?
【おすすめその2・生春巻き】
春巻きのタレとしてもコチュマヨは活躍してくれます。私はカリカリに焼いた油揚げ、大葉、キュウリ、レタス、そしてミントで生春巻きをよく作ります。ここに海苔を加えてもね、おいしいんですよ。(志真さん)
野菜たっぷり、油揚げがあることで満足感はしっかりあれどローカロリーな生春巻き。ピリ辛でコクのあるコチュマヨソースと相性バツグンでした!
お揚げ生春巻き(2本分)
- 油揚げ 1/2枚
- きゅうり 1/2本
- レタス 4枚
- 大葉 4枚
- ミント、海苔 少々
- 生春巻きの皮 2枚
1.刻んだ油揚げをフライパンでカリッとするまで焼き、みりんと塩で味をつける。
(100gの油揚げに対して、みりん大さじ3~4、塩小さじ1/2 ほど)
2.生春巻きの皮を水で戻し、大葉、ちぎったレタス、拍子木に切ったきゅうり、ミント、油揚げ、焼き海苔をのせて、巻く。半分に切り分け、コチュマヨソースを添える。
魚料理にも使える!
さて、今度は魚を焼きだした志真さん。お次の料理は……?
【おすすめ その3・秋鮭のコチュマヨソース焼き】
コチュマヨソース、鮭との相性もとってもいいんです。お弁当のおかずにもおすすめですよ!(志真さん)
秋鮭のコチュマヨソース焼き(2人分)
- 生鮭 2切れ
- コチュマヨソース 大さじ2
- サラダ油 大さじ1
- 片栗粉 適量
A
- 酒 大さじ2
- ナンプラー 大さじ1
1.生鮭は皮を取り、食べやすい大きさに切り分ける。ビニール袋などに入れ、Aを加えて30分以上漬けておく。(もし可能なら、ひと晩おくと味がよくなじむ)
2.鮭の水気をキッチンペーパーなどで軽くふきとり、薄く片栗粉をまぶす。
3.フライパンに油をひき、強めの中火で鮭を焼く。片面1分、ひっくり返して1分。コチュマヨソースを入れて全体をからめる。
そのほか、チヂミのタレにしてもいいですし、シンプルにスティック野菜につけたり、フライドポテトのソースにしてもおいしいですよ! ぜひ試してみてください。(志真さん)
撮影協力: SMI:RE DINNER
服部志真(はっとり・しま)
料理家。高校生の頃に料理にめざめ、レシピ雑誌を熟読しては実践する日々を過ごす。友人と集まれば自然と食事担当になり、その腕前が評判になっていった。2011年から出張料理を始め、現在は「しま食堂」名義で食のイベントを定期的に開催している。
公式Instagram:https://www.instagram.com/shima_h_/