「味噌汁」を作るのが面倒な朝に……知っておきたいラクチンな選択肢【インスタントあれこれ】

毎日飲みたくなる「味噌汁」。でもダシ取ったり具を切ったりするのが面倒くさい……。そんなときに役立つ便利で美味しい商品を、フードライターの白央さんが一挙紹介。ちょっとしたアレンジ術も!

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朝のあたたかい一杯、染みますねえ。

味噌汁、どうにも飲みたくなるときありませんか?

 

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だしを用意して、なんらかの具材を煮て、みそを溶く。

いわゆる一般的な味噌汁のつくり方。ただこれがちょっと面倒……という日も、ありませんかね。私などはけっこうあって、ちょっとラクして味噌汁を楽しむ日も多々あるんですよ。

 

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おなじみのカップ味噌汁。

容器さえも要らず、必要なのはお湯のみ。しじみやあさりの味噌汁が飲みたいとき、よくお世話になってます。

「うつわが要らない」というのは災害時にも役立ってくれますね。

 

そしてちょっと大きめのスーパーに行けば、みそ棚のコーナーには昔ながらのみそのほか……

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種類も豊富に、実にさまざまなみそ商品がたくさん!

 

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これらは私の愛用品のごく一部なんですが、ちょっとご紹介させてください。

 

手軽な乾燥タイプ&フリーズドライ

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まずは乾燥タイプ、フリーズドライの即席味噌汁。

なめこやゴボウ、揚げナスなどメイン具材の多様さは言うに及ばず、白みそタイプや減塩タイプなども。ニーズが多様化してるんでしょうね。

「作りたいとき1杯だけ作れる」、これがありがたい。

 

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ドライブロックを椀に入れてお湯をそそげば、

 

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すぐに味噌汁が完成!

この手軽さ、うれしいですよね。以前にメーカーのかたから、おいしく作るには「お湯の容量はパッケージどおりに」そして「しっかり沸騰したてのお湯を使う」こと、とうかがいました。

もちろん、ヤケドにはご注意を。

私は「新庄」というメーカーの広島菜 かきだし入りみそ汁」というのが好きです。かきが前面に出ることなく、しっかりうま味をバックアップしている感がいいんだなあ。

www.shinjyo-miso.co.jp

 

フレッシュな調理済みタイプ

さて、即席味噌汁ですが「生みそ」と「具」が別々になっているタイプもありますね。具は調理されてパックになっているものあり、ドライのものあり。

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シンプルにわかめとネギ、ホウレン草、シジミの味噌汁……といったクラシックなものはもとより、有名店監修、野菜たっぷりタイプ、野菜の加工技術進歩でフレッシュ感をうたったもの、減塩、カルシウムなどの特定成分含有をうたったものなど、特徴づけもいろいろと。

 

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基本的にはどれも、みそと具材を椀に入れて、お湯をそそげば完成。

写真上は「マルコメ 名店の味巡り 本家ぽん多監修 とん汁」です。

上野のとんかつの有名店が監修したものですが、なにより具材が多めで食感がしっかり。個人的にはちょっと青ネギ刻んだの散らしたくなります。うま味が強い分、フレッシュな香りを足したくなるんですよ。レトルト類は香りを足すと、総じて満足度グンと上がりますね。ミョウガでも三つ葉でもいいし、おろしショウガやコショウなどでも。

www.marukome.co.jp

 

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こちらは「永谷園 こくだしみそ汁」で、国産のイワシ煮干し、カツオ節、サバ節、昆布に焼きあご使用で、複合的なうま味を再現しているのがポイント。

たしかに香り高くて、いいダシなんだ。具は麩と乾燥ネギのみなので、お吸い物的に使っています。ひと手間がOKなときなら、ここにあまり野菜入れて煮るとかなりうまい。

www.nagatanien.co.jp

 

すぐ溶けて便利な粉末タイプ

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さて即席みそには、粉末タイプもあります。

 

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「マルコメ 料亭の味 コナミソ」は化学調味料不使用、だしは不要で、お湯をそそげばもう味噌汁に。私これ、けっこう愛用しているんですよ。

味噌って、お湯にうまく溶けずダマになったり、みそこしを使うなどが手間だったりしませんか。顆粒状のはすぐに溶けるのがうれしい。また容器からさじでみそを取って、溶いて……とやるよりスムーズにいくんですね。そこが気持ちよくて。さらには常温で保存もできるし。

www.marukome.co.jp

 

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具材を煮て、先の粉大さじ1ぐらいをお椀に溶けばできあがり。菜の花と新じゃがで味噌汁にしてみました。味わいもかなり本格的だと思います。

 

調味料としても応用可能!

またコナミソ、「一発で味が決まる調味料」としても使えるんです。

ちょっとやってみますね。

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ある日のおかず。キャベツとブナシメジを油で軽く炒めたところに、コナミソ少々をふって炒めました。それだけ。

 

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それだけでハイ、おかず完成! ゴマ油でやるとより風味が増します。味つけはコナミソだけでもいいですが、ちょっとお酒ふるとさらに◎。

酒とコナミソで焼うどん、みたいなのもうまいですよ。 

 

無限のポテンシャルを秘めた「液状みそ」

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さらには液状みそ、というのもこのところ評判が増してますな。

 

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こちらも溶けやすくて使いやすいのが特徴。私はマルコメから出ている液みそ「あらだし」が特に気に入ってます。魚のアラのうま味とショウガを加えた、味わいみそ。

味噌汁にするのはもちろん、先のように味が一発で決まる調味液として重宝してます。

 

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シンプルなもやし炒めがね、「あらだし」で炒めると……

 

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おかずにつまみに、いいんだなあ。

油で炒めて、ちょっとしんなりしたところで「あらだし」を少々加えるだけ。先のようにキャベツやキノコ、白菜や玉ねぎなんかを炒めるのにもいいですよ。液体なので、全体に味もからみやすいです。また大根の煮ものにもいい。

 

春はホタルイカと春キャベツで

味噌汁、だしから用意して作るとなると「ちょっと面倒」となる人、少なくないですよね。今はいろいろラクをしやすい商品も出ています。ダシをひく日もあれば、ラクにすませる日もありで、気軽に味噌汁を楽しめたらいいなあ……と思う次第でした。

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さて、最後にちょっと春の味噌汁を。

ホタルイカと春キャベツの味噌汁、これがなかなかうまいんです。キャベツを刻んで5分ぐらい煮たら、目をとったホタルイカを入れて2分やさしく煮て、味噌を加えて完成。これに菜の花のおひたしなんてあったら、いいですねえ。

春はもうすぐ。

 

企画・文・撮影:白央篤司

白央篤司

郷土料理がメインテーマのフードライター。雑誌『栄養と料理』『ホットペッパー』農水省広報誌などで執筆。著書に「にっぽんのおにぎり」(理論社)「ジャパめし。」(集英社)など。

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