使いきれず冷蔵庫に長いこと置きっぱなしにしてしまうもの、ありますねえ。
以前にツイッターでアンケート取ってみたところ、いろんなお答えをいただきました。よく挙がったもののひとつが、ゆず胡椒。
鍋のシーズン過ぎると使われなくなってそのまま……というパターン、あるあるです。
ゆず胡椒ね、バターと組み合わせるのおすすめなんですよ。魚や肉を焼くと、なかなかオツな味わいになるんだ。早速、使い方ご案内します。
基本的な使い方
バターひとかけ(8~10g程度)に対して、ゆず胡椒小さじ1/2、この割合を覚えてください。辛いの好きな人はゆず胡椒をもうちょい多めでも。
ちなみに私はバター切り分けるのが面倒なので、いつも小分けになってるのを買っています。
1
フライパンにバターを入れて中火で熱する。
溶けてきたら全体に広げてください。
2
ゆず胡椒を投入。
3
ゆず胡椒も全体に広げます。
これで、焼きたいものを入れればOK。
具体例その1 サーモン
おすすめその1
サーモンの切り身、よく合うんですよ。
切り身の厚さにもよりますが、両面を約2分ぐらいずつ焼いてください。
下味などは一切しなくてOK。面倒じゃなければ、軽く小麦粉を全体につけても。
ゆず胡椒の状態にもよりますが、油がはねることがあります。その場合はフタをしてください。
ごはんのおかずに良し、つまみに良し!!
タラやサワラなどでやってもおいしいですよー。
具体例その2 豚肉
ゆず胡椒バター、ポークソテーにするのもおすすめ。
トンカツやトンテキ用の1枚肉(140g程度)をご用意ください。
下味は特に必要ないです。包丁の背で軽く脂身のところをたたいておいて、
バターとゆず胡椒で両面を焼くだけ。
白ワインなんか欲しくなっちゃうこと、うけあい。
次は豚肉を使った応用編、いってみましょう。
おすすめペア 豚肉&エリンギ
材料(1~2人前)
- 豚肉(こま切れ) 100g
- エリンギ 70g程度
- ゆず胡椒 小さじ1/2程度
- バター 8~10g
- 料理酒 大さじ1
- サラダ油 少々
豚肉×ゆず胡椒バター、豚こま切れ肉とも相性がいいです。そこにキノコを加えるとさらに満足度の高い一品に。
キノコはエリンギがおすすめ。またはブナシメジ、エノキ、ヒラタケなどでも。
※酒好きの方へ
これを作るときは必ず冷えたビールをご用意ください(笑)。 相性最高です!
下準備①
今回は、ゆず胡椒をあらかじめ料理酒で溶いておきます。
箸などでよーく混ぜておいてください。こうすることで、手早く全体に味がからみます。
下準備②
豚肉、エリンギともに1㎝幅ぐらいに切っておいてください。
フライパンにバターを入れて熱し、エリンギ、豚肉を炒めておきます。
※ここで様子みて、油足りなそうならサラダ油を少々加えてください。
豚肉に赤みがなくなって焼き色がついてきたら、酒で溶いておいたゆず胡椒を入れてください。軽く炒めて、水分が飛んだら完成。
つまみにも、ごはんのおともにもいいですよー。
黒コショウなんかちょっと最後に挽くのもおすすめ。具としてネギや青菜などを加えても◎。自由に遊んでみてください。
ゆず胡椒×バター、鶏肉のソテーやイカを炒めるのにもいいし、野菜単品ならズッキーニの炒めもの、あるいはもやし炒めもいいですよ!
ゆず胡椒があまってたら、ぜひトライしてみてください。
企画・文・撮影:白央篤司(はくおう あつし)
「暮らしと食」、郷土料理やローカルフードがメインテーマのフードライター。CREA WEB、Hot Pepper、サイゾーウーマン、hitotemaなどで連載中。主な著書に『にっぽんのおにぎり』『ジャパめし』『自炊力』『たまごかけご飯だって、立派な自炊です。』など。家では炊事全般と土日の洗濯、猫2匹の世話を担当。