冷蔵庫で長居している「マーマレードジャム」は肉料理のソースにしちゃえばいい

ジャムがお肉系オカズに合うだと!? そんなはずないでしょ……と思ってるアナタ、ぜひこのレシピお試しを。冷蔵庫で待機中のマーマレードが実にイイ仕事してくれるんです。

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「使い切れず、冷蔵庫に長居させてしまうもの」というアンケートを取ったとき、多く上がったものの1つがジャムでした。

今回は、マーマレードのちょっと面白い活用法をご紹介しますね。しょうゆやバターと合わせて肉と焼くと、これがなかなかうまいんです。

 

基本の配合

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  • マーマレード 大さじ2
  • しょうゆ 大さじ1
  • バター 1かけ(8g程度)
  • ウスターソース 小さじ1

 

これを全部、合わせます。名付けて、マーマレードしょうゆバター(ちょいウスター)! 長いな。

 

【ポイント】

  • ウスターソースはなくてもいいけど、あったほうが味に深みが出るので、お持ちならぜひに。
  • この分量で、肉150~200gぐらいを焼くのにちょうどいい量です。

 

1番のおすすめは豚肉

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ポークソテー用の肉や薄切り肉でもいいんですが、今回は豚バラ焼肉用肉150g程度を例として焼きますね。

 

ある程度厚さもあって、食べごたえもあります。

ソースがこってり味なので、塩コショウなどの下味は不用です。

 

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フライパンにサラダ油を少量入れて中火で熱し、まず片面を焼きます。ほどよく茶色くなったら裏返して………

 

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マーマレードと調味料、バターを合わせたものを一気に入れます。

 

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全体によーく絡めてください。

バターが溶けてしばらくすると、とろみがついてきます。軽く煮詰める感じで。

 

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完成です!

ゆでブロッコリーなど添えてみました。甘じょっぱいコクが、豚のうまみとよーく合うんだ。ごはんにもいいし、パンにも合いますよ。

 

鶏モモ肉も相当イケる

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鶏モモ肉も好相性。

モモ肉1枚、200g程度のものを用意しました。サラダ油を少量ひいて、中火にかけ、皮を下にしてのせてください。塩コショウなどの下味は不用です。

 

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中火で6~7分ほど焼いて、返した状態がこちら。

キツネ色にこんがりさせるの、わりと時間かかります。5分ぐらいで一度、様子見てください。

 

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返したら2~3分ほど焼いて、調味料一式を加えますよ。バターが溶けきって、全体がとろっとしたら完成です。

 

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できあがり!

 

こってり甘辛なんだけど、ちょっと柑橘のさわやかさもある。スッキリ辛口の白ワインによく合います。

豚も鶏も、玉ねぎスライスと一緒に炒めてもおいしい。

「フルーツとしょうゆなんて合うの?」と思われるかもですが、ぜひ一度お試しあれ。

 

企画・文・撮影:白央篤司(はくおう あつし)

白央篤司

「暮らしと食」、郷土料理やローカルフードがメインテーマのフードライター。CREA WEB、Hot Pepper、サイゾーウーマン、hitotemaなどで連載中。主な著書に『にっぽんのおにぎり』『ジャパめし』『自炊力』『たまごかけご飯だって、立派な自炊です。』など。家では炊事全般と土日の洗濯、猫2匹の世話を担当。

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