こんにちは! スパイスコーディネーターマスターのバリ猫ゆっきーです。
ビリヤニよりお手軽な、スパイス香るインド飯「プラオ」。ピラフや炊き込みご飯に似ていて、インドの家庭でもよく作られています。このプラオ、以前はサバ缶を使ったレシピでご紹介しましたが、
今回は、ひき肉の甘味ときのこの旨味が美味しい「ひき肉ときのこのプラオ」です。
インドのスパイス飯といえば、やはりビリヤニが有名ですよね。そのビリヤニは複雑でかなり手間がかかるダム(重ね蒸し)という工程が必要になることもあり、インドでは結婚式などお祝いの席で出される料理、といわれています。
一方のプラオは米と具材を炊き込む「炊き込み料理」なので、インドではビリヤニよりも普段着感のあるもの。
また、ビリヤニは多種類のスパイスを使うのに対して、プラオに使うスパイスの種類は少ないのもポイントです。フライパン1つ、蒸らし時間を入れても30分ちょっとで美味しくできますよ。
バリ猫ゆっきーの「ひき肉ときのこのプラオ」
材料(2人分)
- 米(研いで水を切っておく) 1合
- 豚ひき肉(鶏ひき肉でも可) 100g
- えのき、しめじ、エリンギ 各40g
- 玉ねぎ 1/4個
- 水 180ml
- おろしにんにく、おろししょうが 各小さじ1/2
- クローブ(ホール) 3個
- シナモンスティック 1/2本
- ブラックペパー(ホール) 5個
- ローリエ 1枚(半分に割るまたは、切込みを入れる)
- 塩 小さじ1
- サラダ油 大さじ1
- ネギ(小口切り、青ネギでも長ネギでもOK)、トマト(くし切り) 適量
(A)
- コリアンダーパウダー 小さじ1/2
- クミンパウダー 小さじ1/2
- ターメリックパウダー 小さじ1/4
作り方
1. 玉ねぎはみじん切り、えのき、しめじ、エリンギは石づきをとり、食べやすい大きさに切る。
他の材料やスパイスもすべて揃えておくとより手際よくできますよ。
2. フライパンにサラダ油、クローブ、シナモンスティック、ブラックペパー、ローリエを入れて弱火で炒める。
3. 香りが出てきたら、玉ねぎ、豚ひき肉を加えて炒める。
ホールスパイスは噛むと強い苦味を感じるものもあるので、気になる方は玉ねぎとひき肉を加える前に取り出してください。
4. 玉ねぎがしんなりしてきて、豚ひき肉の色が変わったらおろしにんにく、おろししょうが、(A)、塩を加えて絡める。
5. 水と米を入れて軽く混ぜ合わせ、
えのき、しめじ、エリンギをのせたら、
フタをして強めの中火にかける。沸騰したらフタをしたまま弱火にして10分炊き、火を止めて10分蒸らす。
6. ざっくりと混ぜ合わせ、器に盛る。今回はネギとトマトをトッピング。
今回はホールスパイスの香りを最大限味わえるよう、最後まで取り出さずに調理しました。ホールスパイスは噛むと苦いので、食べるときには注意してください。
やさしい味わい、プラオはインドの家庭料理
サバ缶を使ったプラオとはまた違った、ひき肉の甘み、きのこの旨味がしっかりと感じられる仕上がりです。最後にスパイスの香りが口の中に広がります。スパイス効果で肉の臭みもなく、辛みスパイスも使わないので、スパイス飯といってもやさしい味わいですよ。
プラオに使うホールスパイスは、スパイスカレーにもよく使う比較的出番の多いものばかり。一度にたくさんのホールスパイスを揃えるのは大変かもしれませんが、少しずつ増やしていって、いろんなスパイス料理にチャレンジしてください。
作った人:バリ猫ゆっきー
スパイス料理研究家、スパイスコーディネーター協会認定スパイスコーディネーターマスター。スパイスレシピコンテストのグランプリ受賞がきっかけでスパイス料理のトリコになり、ブログ『楽しいキッチン*spice-cooking*』にてスパイスを使用した料理や、簡単で美味しいレシピ、アウトドアレシピを紹介。レシピ開発、料理教室講師、フードスタイリング・コーディネート、コラム執筆など幅広く活動中。バリ島の定番みやげ「木彫りの猫」がお気に入りで、“バリ猫”はそれにちなんだもの。
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企画協力:レシピブログ
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