特産品「里芋」を練りこんだ「さといも麺」、新潟県五泉市の「日の出食堂」

新潟県五泉市に、名産の里芋を使ったちょっと変わった一品がありました。「日の出食堂」の「みそもやしラーメン」、見た目は昔ながらのみそラーメンですが、注目すべきは「さといも麺」なのです。ツルツルもちもちがクセになるこの麺で、看板メニュー「クリームパスタ」も提供されています。

エリア五泉市 (新潟)

f:id:bbhotstp:20171211011301j:plain

新潟県五泉市には、地域の特産品「里芋」を活かした一風変わったご当地グルメが存在します。

 

f:id:bbhotstp:20171211011242j:plain

その一品は、五泉市にあるいくつもの飲食店が提供しており、今回はその中の1軒「日の出食堂」をご紹介します。

 

f:id:bbhotstp:20171211011250j:plain

落ち着いた雰囲気の店内。

 

ちなみに、名産の里芋をどのような形で提供しているのかというと……。

 

里芋を粉にし、麺に練りこみ使用しているとのこと。

その名も「さといも麺」。

 

f:id:bbhotstp:20171211011253j:plain

店内にある「さといも麺」の紹介。

 

今回は、「さといも麺」を用いた各種メニューの中からこちらの一品を注文してみました。

 

f:id:bbhotstp:20171211011301j:plain

▲みそもやしラーメン(750円)

 

これぞ「昔ながらのみそラーメン」といった見た目ですね。

 

そして、注目は「麺」です。

f:id:bbhotstp:20171211011310j:plain

モッチリもちもちとした食感がたまりません!

 

加水率(麺に含まれる水分)が高く、ツルツルもちもちとした質感となり、また、弾力感もしっかりとしています。

 

そこに、優しさの中にコク深さのあるあっさり系味噌スープが程よく絡んできます。

モヤシ、ニラ、ひき肉など具材のボリュームもあり、食べ応えも抜群です。

 

寒い冬にぜひおすすめしたい心も体も温まる一杯でした。

 

「さといも麺」を使う調理場に潜入

ここで、「さといも麺」を使ってのラーメン作りについてご紹介したいと思います。

f:id:bbhotstp:20171211011323j:plain

「日の出食堂」では、麺を4種類用意しています。

 

写真左上が、通常の小麦を使った極細麺「30番」、そして右上が中華麺。

左下が、先ほどご紹介したみそラーメンに使用している「さといも麺」です。

そして、「日の出食堂」では2種類の「さといも麺」を用意しており、右下はさといも含有量を増やしたタイプとのこと。

確かに見るからに色が違いますね。

 

ちなみに、こちらの「さといも麺」。

発売は2010年12月との事ですが、完成までには試行錯誤を繰り返したようです。

地元産の里芋の粉末化の製法にこだわっているらしく、それを確立するにも時間を要したのだとか。
また、たくさんの里芋を用いても、出来上がる里芋粉は少量らしく、そうした事もあり、生産量を増やす事が出来ず、希少価値の高い麺となっているようです。

 

みそラーメンの提供作業

みそラーメンの提供作業を見学させてもらいました。

f:id:bbhotstp:20171211011334j:plain

f:id:bbhotstp:20171211011342j:plain

ゆであげた麺を湯切りし、丼に投入。

 

f:id:bbhotstp:20171211011351j:plain

各種具材を炒めます。

 

f:id:bbhotstp:20171211011514j:plain

スープは、鶏ガラ、煮干し、野菜等を用いたあっさり清湯です。

 

f:id:bbhotstp:20171211011517j:plain

炒めた具材にスープを加えます。

 

f:id:bbhotstp:20171211011525j:plain

そこに、味噌ダレを加え……

 

f:id:bbhotstp:20171211011544j:plain

f:id:bbhotstp:20171211011552j:plain

麺にかければ出来上がり!

 

f:id:bbhotstp:20171211011604j:plain

 

看板メニュー「クリームパスタ」とは?

ここで、もうひとつ「さといも麺」を使ったメニューを作り方からご紹介したいと思います。

f:id:bbhotstp:20171211011611j:plain

使用する具材はこちら。

 

f:id:bbhotstp:20171211011613j:plain

これらの具材を炒め、牛乳と、あらかじめ仕込んでおいたホワイトソースを加えます。

 

f:id:bbhotstp:20171211011617j:plain

f:id:bbhotstp:20171211011622j:plain

 

麺は、里芋がたくさんふくまれる色の濃い方の麺でお願いしました。

f:id:bbhotstp:20171211011623j:plain

ゆで上げた後、水でしっかりとしめます。

 

f:id:bbhotstp:20171211011625j:plain

そして、調理した具材とソースに麺を入れます。

 

f:id:bbhotstp:20171211011633j:plain

ソースと麺を良くなじませながら、しめて冷たくなった麺を加熱した後、皿に盛りつけます。

 

f:id:bbhotstp:20171211011635j:plain

仕上げに胡椒をかければ完成!

 

出来上がりはこちら。f:id:bbhotstp:20171211011637j:plain

▲クリームパスタ(800円)

 

やはり、「麺」が気になりますね~。

f:id:bbhotstp:20171211011651j:plain

 弾力感ある歯応えと濃厚な味わいのコラボが絶妙です!

 

一度水でしめられた事で、更に増した強い歯応え。

そして、そこに濃厚なコクのあるソースがしっかりと絡んできます。

 

各種素材の味が染み出たソースの味が良く、最後まで食べ飽きる事はありません。

 

とてもおいしい一品でした。

 

こちらは、ソースが目立つ形となっていますが、メニューの中には「つけめん(800円)」もあるので、「さといも麺」特有のヌメりや風味を存分に味わいたいという方は、そちらを注文してみるのも良いでしょう。

 

その他メニューもご紹介

f:id:bbhotstp:20171211011654j:plain

▲しょうゆラーメン(550円)

 

f:id:bbhotstp:20171211011658j:plain

 

 サイドメニューとしておすすめなのが……。

f:id:bbhotstp:20171211011703j:plain

▲ミニマーボー丼(+350円)

 

「日の出食堂」では、他にも豊富なメニューがそろっているので、何度行っても飽きる事がありません。

 

また五泉市には、こちらの「日の出食堂」以外にも「さといも麺」を提供するお店がいくつかあるので、「さといも麺巡り」という楽しみ方も可能です。

 

新潟県五泉市に行った事が無い」

という方は、この機会にぜひ一度訪れてみて下さい!

 

お店情報

日の出食堂

住所:新潟県五泉市駅前1-8-4
電話番号:0250-42-2331
営業時間:11:30~15:00 16:30~21:00(L.O.20:45)
定休日:火曜日
ウェブサイト:http://www.hinodex.com/Pages/default.aspx

www.hotpepper.jp

 

書いた人:新潟ラーメン.com

新潟ラーメン.com

新潟県内のラーメンを紹介するHPを運営しています。サイト内では、仕込みに密着しお店のこだわりを紹介するインタビューや、新店情報、限定メニュー告知、クーポンの掲載などを行っています。

過去記事も読む

トップに戻る