全国に展開するたこ焼チェーン「築地 銀だこ」(通称:「銀だこ」)。
筆者にとって、たこ焼といえば「銀だこ」だった。
地元のショッピングモールに入っていて、先輩がアルバイトしていた「銀だこ」。
かつて職場の先輩と街コンに行ったら、先輩が一人勝ちするもんだから、ふてくされて食べた「銀だこ」。
最近では、小腹がすいたときに、サクッとたこ焼とビールを摂取しに子ども連れで行く「銀だこ」。
……そんな、私としては思い出たっぷりの「銀だこ」なのだが、なんと裏メニューがあるらしい。
知らんかったーーー!!!
というわけで、裏メニューを体験しに行ってきましたよ。
築地 銀だこ ハイボール酒場 渋谷東口店へ
私がよく利用させてもらっているのが、「渋谷ヒカリエ」隣にある「銀だこ」。
ここは「ハイボール酒場」という形態の店舗で、たこ焼以外にアルコールやおつまみメニューもあり、イートインも可能だ。
子ども連れで行っても快く迎えてくれる、懐の深いお店(いつもありがとうございます)。
店内は1階・2階に分かれていて、背が高めのテーブルが配置されている。
ここでは、立ち食いスタイルでたこ焼を食べることができるのだ。
生地の風味を楽しめる「はだか」
ではでは、さっそくオーダーしてみよう。「はだか」と呼ばれる裏メニューだ。
じゃーーーん!!!
「はだか」とはつまり、青のりやかつおぶし、ソース、マヨネーズなどをつけないそのままのたこ焼のこと。
ヌーディーなたこ焼だ。
「銀だこ」のたこ焼は、メーカーと独自で開発したミックス粉に、自家製のダシ、うま味の入ったオリジナルの天かす、ねぎ、紅ショウガで作られる生地の中に、大ぶりなタコが入っている。
そんな生地の風味を存分に感じられるのが「はだか」なのだ。
食べてみると、生地にも味がしっかりついていたのだということがよくわかる。
余計なものがついていない分、“外はパリパリ、中はトロッと”がいつもより鋭敏に感じられた。
ちなみに「はだか」の値段は、通常の「たこ焼」と同じ。
もし「はだか」って言いにくかったら、「何もつけないでください」と言ってみてね。
店員の高橋由衣さんによると、「テイクアウトには、実は『はだか』がオススメなんですよ」とのこと。
「ソースやマヨネーズをかけた状態で持ち帰ると、徐々に水分がたこ焼に移ってしまい、パリパリの食感が失われていくんです。パリパリ食感がお好みなら、何もかけないでテイクアウトしていただくと食感が保たれます」
確かに、少し冷めた状態になっても、パリパリ食感でおいしかった。
ソースとマヨネーズは別添えでもらえるので、青のりとかつおぶしを用意すれば、お店の味を再現できる。
ただし、数時間経つとさすがにふわふわになるので注意(これはこれでおいしいんだけど)。
てりたま+ねぎトッピングもやってみた
私はいつも、“てりやきソース”と“新鮮たまごサラダ”がトッピングされた「てりたま」か、ねぎたっぷりのたこ焼を“おろし天つゆ”につけて食べる「ねぎだこ」のどちらにしようか悩み、結局ソースで食べるベーシックな「たこ焼」を注文することが多かった。
せっかくなので、「てりたま」に「ねぎトッピング」ができないかと聞いてみると「できる」との返答が……!
ぉぉおおマジっすか!!
これが私の夢のコラボ「てりたま」+「ねぎトッピング」!
「てりたま」650円に、100円追加で「ねぎ」をトッピングできる。
なんと、100円で夢が叶ってしまった。
せっかくなので近づいて撮った写真もどうぞ。
「てりたま」は濃厚なので、ねぎのちょっとした辛みが加わることによってサッパリして、とてもおいしい。
なんてこった。何で今までやらなかったんだ!
トッピングできることはメニューに載っていないが、それについて広報ご担当の丸山さんにうかがうと……、
「商品開発を行い、私たちの考える『これがベスト』という組み合わせをメニュー化しているので、トッピングを公式に出してしまうことによって、味のバランスが崩れるのではないかという点を危惧していまして。とはいえ、お客様の要望にはできるだけお応えしたいので、店舗ベースで、できうる限りのことは対応したいというところです」
なるほど。
だから、例えば半分だけ「はだか」にして、残りを通常の「ソース」にすることや、「てりたま」に「チーズトッピング」などのアレンジに対応してくれることもあるという。
これは注文時に相談してみるといいだろう。
「ハイボール酒場」限定メニューにも注目
「ハイボール酒場」では、通常のたこ焼メニューのほかに「プレミアムたこ焼」なるものが存在する。
定期的にラインナップが変わるそうで、ポーションも3~4個と少なめ。おつまみとして食べられることを考慮し、いろいろな味を試せるように、このような形をとっているそうだ。
先程登場していただいた店長の高橋さんにオススメをうかがうと、「旨辛ねぎラー油」とのことなので、こちらも注文してみた。
青ねぎにクリームチーズ、食べるラー油がたっぷりかかった一品。
これがまた、味が濃いめでピリッとくるので、絶対ビールやハイボールが合いそう~!
なめらかなクリームチーズが、辛さと調和してまろやかにする。
そこまで辛くないので、辛いのが苦手な人でも大丈夫なのではないだろうか。
(私は激辛好きなので、あくまでも主観だが)
今、見直したい「銀だこ」の魅力
長年「銀だこ」の「たこ焼」を愛食している私だが、取材してみると知らないことだらけだった。
通常メニューにトッピング対応してくれることはもちろん、おいしい生地の追求や、タコはおおぶりなものを入れるこだわりも知れた。
というのも、「銀だこ」のたこ焼は20~30分かけてじっくり火を通すため、タコが縮んでしまうことも計算して、もうひと回り大きなタコを入れているらしい。
こんな企業努力があったなんて。
なんというか、これからもお世話になります!
さらに「銀だこ」、9月8日から新メニューも登場している。
「てりたま」のプレミアムバージョンで、その名も「てりたまチーズコンソメ」。
たまごサラダに、卵黄のみ使用したマヨネーズ、パルメザン&モッツァレラチーズ、最後にコンソメパウダーを振りかけるという、贅沢なもの。
「ハイボール酒場」を含む、全国の「銀だこ」で食べられるそう。
取材時にはまだ出ていなかったので、今度食べに行こう。
みなさんも期間限定なので、お早めに!
お店情報
築地銀だこ ハイボール酒場 渋谷東口店
住所:東京都渋谷区渋谷2-22-13 渋谷東口マイアミビル
電話番号:03-6418-5065
営業時間:11:00~23:00(LO 22:30)
定休日:無休
※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。