東京出身の僕が日本一美味しいと思う「ホッピー」が大阪にあった

関東ではなじみ深い「ホッピー」。関西ではほぼ無名に近い存在かと思いきや、最高のホッピー提供店が大阪のド真ん中に……。ホッピー大好きライターのスズキナオさんがリポートします!

エリア本町

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東京で老舗大衆酒場をめぐっているような人なら、だいたいみんなホッピーを飲んだことがあるんじゃないだろうか。そんなことないか。決めつけはよくない。もちろん「ホッピーって何?」という方もいるだろう。

 

「ホッピー」はホッピービバレッジ株式会社が販売する“ビアテイスト清涼飲料水”だ。ホッピービバレッジ株式会社の前身であるコクカ飲料株式会社が1948年に販売を開始したものである。

ビールのような風味をもった炭酸飲料で、それ自体には0.8%のアルコールしか含まれていない。当初はノンアルコールに近いライトな飲み物として作られたそうなのだが、甲類焼酎などをその「ホッピー」で割ることによってビールテイストのアルコールドリンクに仕上げるという飲み方が徐々に広まっていった。

www.hoppy-happy.com

 

ホッピーは東京の下町を中心に、関東エリアの酒場とそこに通う酒飲みたちから長年に渡って支持されてきた。が、その一方、関東圏から外に出るとホッピーの認知度は下がる。ここ数年、大衆酒場ブームの中でホッピーが引き合いに出される機会が多くなったり、また、低カロリーでプリン体を含まないというヘルシーさが注目されたことなどもあって徐々に全国的な知名度を得つつはあるようなのだが、とはいえ、ホッピー人気の中心は今のところやはり関東である。

 

5年ほど前に東京から大阪へと引っ越してきた私にとっては、大阪の居酒屋でなかなかホッピーに出会えないということがとても悲しく、ホームシックを誘うのだった。大型のリカーショップを探せば売っているので、それを買い込み家で飲む。「ああ、できれば居酒屋で、旨いホッピーが飲みたいなー」と思いつつ。

 

それから月日が経ち、大阪でも結構あちこちにホッピーを飲ませてくれるお店が増えてきたように感じる。古き良き大衆酒場の魅力とオシャレな立ち飲みバル的な感覚を併せ持つような新しいお店で特に多くホッピーを見かける。見つければうれしくて注文するのだが、実はホッピーには美味しく飲ませる提供の仕方というのがあって、そこが難しいところなのだ。私は味音痴で「なんでもござれ、オールOK!」な方だから、どんな風に出されても「まあこれはこれでいい」、とありがたくいただくのだが、いつもちょっとだけ「あー」と思う。

 

大阪で見つけた「ホッピー最強店」

前置きがずいぶん長くなった。これから、ホッピーの中心地の関東ではなく大阪にありながら、私が個人的に「ここで飲むホッピーがひょっとして最強なんじゃないか?」と思う居酒屋「江戸幸」を紹介させていただきたい!

関東にお住まいのホッピー好きの方が出張や旅行で大阪に来られる際にも、ぜひホッピーを飲みに寄ってみてほしいお店である。

 

さて、その「江戸幸」は大阪市中央区にある。大阪メトロの淀屋橋駅あるいは北浜駅から近く、その辺りはオフィス街として、ビシッとした身なりのお勤め人たちが行き交うような場所である。

そのオフィス街の中に建つビルの、さらに通路を奥に進んで行った先にあるのが「江戸幸」。私はいつも「あれ、本当にこの先にあるんだっけ?」とドキドキする。

 

ビルとビルの間を抜ける通り。

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その通り沿いに確かに「ホッピー」と書いたのぼりがある。

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のぼりが導く先を見るとこうだ。

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ちょっと心細さを覚えつつも勇気を出して進めば「江戸幸」の看板だ。

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店内には「ホッピー」の提灯が

通路を折れると渋い入口。

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店内はカウンター10席とテーブル席が6席。

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広くはないが、その分、大将の気配りが店内の隅々まで行き届くような、そんなお店だ。

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カウンターの内側にはガラス越しに美味しそうなお惣菜が並び、

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見上げれば「ホッピー」の提灯。

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落語好きなご主人のトークを聞く

期待に喉がグッと鳴るが、まずは落ち着いておつまみを。大将がおすすめしてくれた串もの7本がセットになった「ハイカラコース(1,000円)」と、「さんまささ干し(630円)」をオーダーさせていただく。

 

カウンター奥の焼き台に立つのが「江戸幸」の店主・山口博敬(ひろゆき)さん。

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「さんまささ干し、これは美味しいよ! お酒のことをね、“ささ”って言うねん。昔の呼び方でな。時代劇で『今夜はささを飲もうか』とかね。ささ干し言うのは、さんまをお酒に漬けてあんねん。根室のさんまを福島のいわき市で加工してはんねん。大阪ではあんまり食べられないね。普通やったらみんな開きになってるから」とおすすめの品について説明してくれる。その語り口が軽妙で、流れるようだ。

 

──お店は最初からこの場所にあったんですか?

 

「そうそう。37年間ね。2020年の4月で38年目になるわ」

 

──ビルの奥で、ちょっと変わった場所にも思いました。

 

「このビルが出来て、2年後にうちがやり出したんやったかな。たまたまなんやねんけどね。僕がこの辺が好きやったさかいね。落語にでも出てくるからね、僕、落語大好きなんですよ。上方落語が」

 

──お店の外にも落語会のポスターがたくさん貼ってありますね。

 

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「そう。落語家さんはうちによう来てくれはるよ」

 

──大将のお話しを聞いていて噺家さんみたいだなって思うんですが、落語をやっていらっしゃったんですか?

 

「うん。落研(おちけん)やってんけどね。落語はするもんちゃうわ。あれは聞くもんやな(笑)」

 

──いや、すごくお話が上手な気がします。ここでお店をされる前も食に関するお仕事だったんでしょうか。

 

「僕はね。大阪エアポートホテルいうて伊丹の空港のホテルでコックさんしとった」

 

──洋食の。

 

「洋食の。そこからなんでこのお店になったかいうたら、うちの実家が食堂やってたからね。それで、ハンバーグ売るよりおから売ってる方がよう儲かるやろと(笑)。はい、どうぞ」

 

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「これがハイカラコースで、ウインナー、つくね、牛、穴子、イカのゲソ、貝柱、ベーコン串で7本(1,000円)。こっちがさんまのささ干し(写真下、630円)ね」

 

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店主直々に注いでくれる独自のスタイル

美味しそうなおつまみを出していただいたところで、いよいよ「ホッピー 白(470円)」をいただく。江戸幸のホッピーは、ジョッキを凍らせ、ホッピーと焼酎(宮崎本店の「キンミヤ」)は冷蔵庫でキンキンに冷やしてあるという“1凍2冷”スタイル。これによって氷を使わずに冷たく飲むことができ、ホッピーが薄まることなく、最適な濃度で味わえるというわけだ。ジョッキ一杯に対し、ホッピー瓶1本をまるごと注ぎ切る。

 

で、ここからが独特。オーダーごとに大将が自らホッピーを注いでくれるスタイルとなっていて、こんな風に、

 

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「行くでー」という感じで、焼酎の入ったジョッキの中にホッピーのボトルを一気に突っ込み、「ドバっと入れるからドバイ!」と言いながら勢いよく注いでいく。

 

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「綺麗に入ればー、小指がピーン!」と言いながら大将が小指を立てる。

 

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ここまでの流れ、これはホッピーを注文するたびに必ずある。このお店の儀式のようなものなのだ。で、わかっているのに「小指がピーン!」のくだりで毎回笑ってしまう。ちなみに注ぎ方にはドバっと注ぐ「ドバイ」と、くるくると瓶をらせん状に持ち上げながら注ぐ「トルネード」があり、どちらも大将のオリジナル。こうすることで最適な泡立ちになるのだそう。また、勢いよく注ぐから焼酎とホッピーも注ぎ終わりの時点で完璧に混ざりあっている。

 

実力が認められ「ホッピー大使」に

とにかくまあ、飲もう。

 

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キーンとくるような冷感、爽やかな炭酸感と共にホッピーの旨みとキンミヤ焼酎の甘みが一気にやってくる。クーッ!

 

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この美味しさ、関東でホッピーを飲んでいてもそうそう味わえるものじゃない気がする。もちろんあくまで個人的な感想ではあるが、自分が「関東でホッピーを美味しく飲むならここ」と決めているいくつかのお店と並ぶ、いや、それに勝るような満足感。

 

そしてまた、ハイカラコースの串ものがことごとく美味しい。つくねには適度に軟骨の歯ごたえが残されていて、甘辛いタレも絶妙。イカのゲソには山椒が効かせてあったり、どれもちょっと意外なひと手間が加わっているように感じる。穴子のとろけるような旨さにも感動。

 

多幸感に包まれているところに大将がこんなものを持ってきてくれた。

 

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「ホッピー大使就任状」とある。ホッピービバレッジ株式会社が、ホッピーファンの拡大に貢献しているお店や人に対して贈っているものだそうで、いわばオフィシャルのお墨付きだ。

 

──わー、ホッピー大使だったんですね!

 

「2013年にもらったんかな。これをお店でもらったんはうちが最初の方やったみたい」

 

──すごいですね! 美味しいホッピーを出しているからということで?

 

「そうなんかねぇ。『いる?』って言われたから『ほなもらおかー!』言うてね(笑)。ミーナちゃん(ホッピービバレッジ株式会社の社長・石渡美奈氏のこと)もよう来てくれはるよー」

 

扱い始めた理由は「へんこだから」

──そもそも江戸幸ではなぜホッピーを出しているんでしょうか。きっかけというか。

 

「うちが始めたばっかりの頃に、甲類焼酎をどうしたら美味しく飲んでもらえるやろと考えてたんよ。常連さんに相談して、そしたらお客さんが『東京にホッピーいうのがあるで』って教えてくれたんや。それで一度、東京に行って飲んでみよかと。浅草に飲み行って、日曜日の15時頃やったな。みんなテレビで競馬見とんねん。そういうお店で飲んだんが初めてのホッピー」

 

──どうでしたか?

 

「なんやこの馬のしょんべんみたいなん、と思てね(笑)。洗浄機から出てきたてのジョッキがぬくいし、そこに焼酎と氷が入っててね。ホッピーの瓶と一緒にバーンって出されんねん。そもそもこれどないして飲むねん! って(笑)。泡は立たんわ、なんかぬるーいわ、なんやこれって」

 

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──えー! じゃあそこで飲んで「これだ!」と思ったわけじゃなかったんですね。え、でも、そしたらなんでお店で出すようになったんですか?

 

「なんでか、それはわからん(笑)。へんこ(変わり者、頑固者を意味する大阪弁)なんやろね。へんこ。大阪ではだーれも知らんし、面白いと思たんやろうね。うちで出すようになって、33、34年になるかな。今はこのワンウェイ瓶があるけど、その頃はなかったんよ。向こうから送ってもうて、空き瓶をまたこっちから送ってやで。大変やったね」

 

──関東だとリターナブル瓶(回収して繰り返し使用するリユース用の瓶)のホッピーを使っているお店が多いですが、関西では見かけないですもんね。

 

「せやね。うちもワンウェイ瓶」

 

──関東がメインのホッピーが30年以上前からここで出されていたんですね。

 

「そうそう。インターネットでホッピー好きの掲示板があって、ある時そこに投稿してみたんや。そしたらそこで知った人が来てくれたりね。ホッピー仲間のメーリングリストにうちが入ってて、東京から出張で来たら飲みに来てくれはったりね」

 

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極上の「ハーフ&ハーフ」

──この1凍2冷の飲み方はいつからのものなんでしょうか。

 

「ホッピーを出し始めた頃、うちではちょうどジョッキを冷蔵してあって、そこに冷やしたキンミヤを入れて、冷やしたホッピーを出したら、これおいしいやんって。“3冷”(ジョッキとホッピーと焼酎の3つを冷やして氷を使わず飲む方法)の最初やな」

 

──さらにそこからジョッキを凍らせるようになったと。じゃあ、どこかのお店を参考にしたわけじゃなく自然にたどり着いたんですね。

 

「いろいろ試しているうちにね。その頃は東京でもそんなにやってなかったんちゃうかな。みんな氷をほりこんでた」

 

──焼酎にキンミヤを使うのも最初からですか?

 

「最初は別の甲類焼酎やったんやけど、東京の北千住の『大はし』いう居酒屋に行って、そこでキンミヤいうのを飲んでな。お店にお願いして空のボトルを持って帰らせてもうて、それをこっちの酒屋さんに『このキンミヤいうの探してくれ』いうて頼んで、その頃は大阪にキンミヤも入ってけえへんかったんよ。大阪で最初に入れたのも、もしかしたらうちかもしらんわ」

 

──パイオニアですね。「ドバイ」とか「トルネード」っていうあの注ぎ方もオリジナルですよね?

 

「そう。せっかく出すんやったら笑てもらおう思って考えて、ほんで『小指がピーン!』って。そないせえへんかったらおもろないやん。うちは『ピーン!』で笑わんかったら笑うところないねん(笑)。難しそうな顔して飲んでたら、せっかく美味しくても馬のしょんべんになってまうやん。まあ、馬のしょんべん飲んだことないけどな」

 

と、そんな話を聞きながら、ホッピーのさまざまな飲み方を試させていただく。

白ホッピーと黒ホッピーのハーフ&ハーフは、こんな風にジョッキを二つ出し、両方の瓶の中身を同量ずつ「ドバイ」式で注ぐ。

 

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最後は小指がダブルでピーン!

 

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当然、2杯分のホッピーができる。取材時は同行者がいたのでちょうどよかったのだが、「もし一人だった場合はどうしたら?」と聞いてみると、「まあその時は僕が手伝いましょかと(笑)」と、さすがの返しである。

 

このハーフ&ハーフのホッピー、今思い出しながら原稿を書いていて、飲みたくなって仕方ない! とんでもなく美味しかった。

 

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キラ星のようなおつまみたち

ホッピー話に夢中になってすっかりおつまみを忘れていた。

紅しょうがと青ネギ、天かすが入ってダシのしっかり効いたふわとろの「大阪オムレツ(470円)」、

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白子と牡蠣が入ったダシ仕立ての豪華な湯豆腐「ホームラン湯豆腐(1,300円)」、

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外・サクサク、中・ホクホクが見た目からも伝わる「クリームコロッケ(350円)」、

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と、おつまみ類もそれぞれにキラ星のような存在感を放っている。

 

ソルティドッグ風の「トマピー」

ホッピーがグングン進み、私はもうだいぶ酔い心地だ。だが、「トマピー(470円)」を飲まずに帰るわけにはいかない。

 

「トマピー」はトマトリキュールをホッピーで割ったもので、このお店ではジョッキのまわりにソルティドッグのように塩をまぶして提供される。

 

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実はこの塩にこだわりがあるという。バハマ産の天然塩を使っているそうなのだ。「ここにバハマいうて書いてあるやろ」と見せてくださった。

 

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──トマピー美味しいなあ! この塩、いいですね。

 

「バハマの塩がちょうど合うのよ。ダイビングが好きな常連さんがいはって、その方がバハマによく行くんやけど『おみやげ何がいい?』って言うから『塩買うてきて!』って頼んで、それから使うてる。ミネラルが豊富なんよ」

 

──やっぱりいろんな塩を試してこれにたどり着いたんですか。

 

「まあ、何がええかな言うて、『バハマ』って、響きがええなあって(笑)」

 

──いや、この塩がピッタリだと思います! トマピーが美味しく飲めるお店ってそんなにないような気がします。大阪でもホッピーを飲めるお店は増えてきましたけど。

 

「せやね。けど“3冷”までちゃんとやってるところはまだ少ないんよね。うちと、あと、天満に『寅屋天満』いうお店があって、あそこはやってる。お店の子らがうちに来て『小指がピーン! うちでもやっていいですか?』って(笑)。もちろんやったらええよって」

 

──「江戸幸」を中心に少しずつ美味しいホッピーの飲み方が広まるといいですね。

 

東京から大阪に転勤になってきた人が『ここでホッピー飲めるわ!』って喜んでくれはることもあるし、『ここで美味しいホッピーを知りました』言う人もおるわな。『よそで飲んだけどあんまり美味しくなかったわー!』って言われることもある。僕に言われても困んねん(笑)」

 

──ははは。

 

やっぱり「小指ピーン」

最後に締めの一品として人気だという「カレーにゅうめん(470円)」をいただいた。

 

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胸に染み入る味わい。カウンターの奥の方では大将がお客さんにホッピーを注ぎ「小指がピーン!」を披露し、みんなが笑っている。

 

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ご夫婦で切り盛りするこのお店、奥様の富美枝(ふみえ)さんにもお店のことを伺った。

 

「おかげさまでもう37年目になります。はじめの頃は乳飲み子かかえてね。私はお好み焼き屋の娘で、家業がサラリーマンじゃなかったから、お商売することにはそんな抵抗はなかったんやけど、小さい子を育てながらでしたからねえ、その頃は大変でした。でも、生活のためやからね(笑)。うちはお客さんと親しくさせていただいて、二人してお客さんにも言いたいこと言わしてもうてね、それでやってこれてるんです」

 

そう奥様がおっしゃる通り、お客さんとの距離が近くて、ご夫婦の明るく温かな気配りに満ちたお店、「江戸幸」。大阪一、いや、ひょっとしたら日本一ホッピーが美味しいんじゃないかというお店に、ぜひみなさんも飲みに行ってみてください。

 

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お店情報

江戸幸

住所:大阪大阪市中央区平野町3-1-7 大阪屋セントラルビル1F
電話:06-6222-0857
営業時間:昼11:30~13:15、夜17:30~22:00
定休日:土曜日、日曜日、祝日

www.hotpepper.jp

書いた人:スズキナオ

スズキナオ

1979年生まれ、東京育ち大阪在住のフリーライター。安い居酒屋とラーメンが大好きです。exciteやサイゾーなどのWEBサイトや週刊誌でB級グルメや街歩きのコラムを書いています。人力テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーでもあり、大阪中津にあるミニコミショップ「シカク」の店番もしており、パリッコさんとの酒ユニット「酒の穴」のメンバーでもあります。色々もがいています。

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