この暑さに参ったのでサクッと「冷製スープ」をつくりました【夏バテ殲滅】

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マジ無理だって、東京

こんにちは、ちみをです。

夏バテです。

つらすぎる。

 

道東生まれ道東育ちの私にとって、東京の夏は地獄の3丁目以外のなにものでもなく、ヒートアイランドの強烈な責め苦によるドギツい睡眠不足と食欲不振で毎年のように半死半生、特に今年の夏は暑くなるのが早かったぶん、キツさも倍増です。

 

「マジ無理だって、東京

 

遠い冷涼な故郷を思いつつ、ソファーから動けない日々が続きます。

実家に帰りたい。

 

固形物がムリ

普段は食欲の権化のような私ですが、気温が30度を超えてくると急にものが食べられなくなってきます。特に固形物がムリ、食物をそしゃくする気力が失せているため、栄養補給は主にビールとハイボール、そしていくばくかの冷奴によって行われます。

 

こんなことでは当然ヤバい、もっとちゃんとした栄養を取らねばなりません。しかし物は食べられない、困った、どうする??

しかし、ここで私はハタと気づきます。

 

「食べられないなら、飲んでしまえば良いじゃない」

 

よかった、私は天才でした。

固形物がムリなら冷たい汁を飲めばいいのです。

この圧倒的なコペルニクスにもとづいて、いくつかの冷製スープを考案いたしましたのでご紹介したいと思います。

 

ポテトスナック菓子のビシソワーズ

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まさかのリトルグルメ。

【材料】

  • 「じゃがりこ」などポテトのスナック菓子、できればじゃがりこで(1個)
  • 牛乳(100cc)
  • 水(100cc)
  • バター(大さじ1~ 好きなだけ)
  • パセリ、ブラックペッパー、ピンクペッパーなど(あれば適量)

 

【作り方】

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①スナック菓子のじゃがりこ(サラダ味か、じゃがバタ味が良いかと)を鍋にあけ、分量外の水を加えて弱火で熱しながらつぶします。

 

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ドロドロめのマッシュポテトくらいを目指しましょう。

 

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②そこに水と牛乳、バターを加え……

 

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弱火でなめらかになるまで混ぜ合わせます。

牛乳は少しづつ加えていくと良いでしょう。沸騰させない、煮詰めないのがコツ。

 

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③混ぜ合わさったら網でこして……

(※網に残るのはおいしいマッシュポテトなので別途いただきましょう)

 

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④冷蔵庫でパキッと冷やしたら完成。

パセリ、ブラックペッパー、ピンクペッパー等をちらして色彩豊かにするとかわいいです。

 

ビシソワーズは、本来はじゃがいもから作るものなのですが、蒸したりなんだりが面倒なんでコレで十分。もともとついているフレーバーのおかげで意外や意外にリッチな味わいとなります。塩はお好みで追加しましょう。

 

知らない人に食べさせて、「これ、なにでできてると思う~? 実はじゃがりこなんだよ。びっくりした?」とか言う、ちょっとイラッとするアレもできる良レシピです。

 

ただ、これでもまだちょっと工程が多いかもしれませんね。

では、コレならばどうでしょう↓

 

光速ガスパチョ

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ミキサー1発の光速レシピ。

 

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【材料】

  • トマト(中で1個半くらい、皮をむくとベター)
  • セロリ(茎と葉を写真の量くらい)
  • ピーマン(1/4くらい)
  • きゅうり(1/4くらい)
  • たまねぎ(1/8くらい)
  • 食パン(1/4くらい)
  • ニンニク(1/2くらい)
  • オリーブオイル(大さじ1)
  • ワインビネガー(大さじ1、赤がベター、白でもOK)
  • 塩(2,3つまみ程度、お好みで調整)
  • 水(100cc程度、お好みで調整)
  • ブラックペッパー(分量外、お好みで)

 

【作り方】

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①材料全部ミキサーに突っ込んで

 

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ギャーンってやって滑らかになったら完成。

 

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②仕上げに分量外のオリーブオイルとキュウリの角切り、ブラックペッパーをふるなどして食べましょう。

 

ほんと、ミキサーするだけ。

 

先ほどのビシソワーズに比べ格段に工程が少なく、光の速さで完成します。

ビネガーとトマトの軽やかな酸味は、疲れ果てた食道も難なく貫通します。

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コツとして、あらかじめくし切りしたトマトを凍らせておけば、水を掛けるとカンタンに皮がむける&出来上がりでイキナリ冷たいのですぐにおいしく食べられます。

(もし面倒だったら、皮、別にむかなくても良いです、省略可)

 

食パンは意外といい仕事をするので、あまった耳等を冷凍しておくと良いでしょう。

とろみ、風味、カロリー等をブーストさせます。

 

トマト以外の野菜は少量ずついろいろ入れると深みが出ますが、あくまでトマトが主体なので入れ過ぎ注意。特に緑の野菜は入れすぎると色味が微妙になるので、キュウリは皮をむいておくなど処理すると良いでしょう。

 

ただ、これも簡単だけど、材料が多いのがちょっと……という方もいらっしゃることでしょう。では、コレ↓ならどうでしょう。

 

豆乳めんつゆ汁

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じゃあもうコレしかない。

 

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【材料】

  • 豆乳(無調整、200ml)
  • めんつゆ(3倍濃縮を大さじ1)
  • トマト(お好み量を適当に切って浮実に)
  • キュウリ(お好み量を適当に切って浮実に)

 

【作り方】

①全部合わせて冷蔵庫で冷やしたら完成

レシピと呼ぶことのできる最小レベルの工程、材料。

 

もしこれでもまだ面倒だとおっしゃるのならば、あとはもうコンビニで野菜ジュースでも買ってきてください。もしくは食物の経口摂取は諦めて点滴でも打ってきて下さい。

知りません。

 

無調整豆乳は苦手な方も多いかと思いますが、こうすると独特の臭みがライトになります。あればミョウガの千切りや煎りゴマなんかを加えると「料理した感」がでます。

(※ちなみに、冷えた豆乳とめんつゆをコップに注ぐだけでそのままグイッといってしまう、というハードコア運用も可能ですが、はなはだマニア向けなので初心者にはオススメしません)

 

というわけで、「食べられないなら、飲む」

このすさまじい酷暑。

熱中症の恐怖もあり、とにもかくにも水分、塩分、そしてカロリーを取らないことには始まりませんが、これらのスープレシピであればきっとあなたの疲れた胃にも優しく染み入ってくれることでしょう。

 

ビールやアイスはほどほどに(自戒も込めて)、ともに夏を乗り切りましょう。

それではちみをでした、テイクケアー。

 

書いた人:ちみを

ちみを

1980年生。銀河で一番美味しく飯を喰らい酒を呑む才能を持ち、食と何かを無理やり結合させることを得意とする食コンテンツサプライヤー。昼はしめやかにリーマンを営む。好きな言葉は「牛飲馬食」。好きな女優は「80年代のかたせ梨乃」。

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