ガチのベイスターズファン麻琴(THE HOOPERS)がナビゲート。激ウマ「ハマスタグルメ」を堪能してきた!【球場メシ】

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▲球場正面では、キッズも大喜びなDB.スターマンのトランポリンや、バート&チャピーのスライダーがお出迎え

自家焙煎の本格ドリップコーヒーがウマイ。

みなさん、こんにちは。野球は断然マリーンズな筆者に、『メシ通』編集担当M氏から、交流戦で唯一の3タテを食らったいわくつきの場所『横浜スタジアム」の食レポを書いてくれ、というドSなオファーが届きました。

そんなわけで今回は、くだんの3連戦はしばし忘れて、セ・リーグ&横浜DeNAベイスターズにちょっとだけ浮気。新メニューも続々登場の“ハマスタグルメ”を堪能するべく、デーゲームの巨人戦に一路、足を運んでみることにします。

 

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▲試合前から熱気がムンムン。場内はもちろん満員御礼!

 

とはいえ、残念ながら、筆者もM氏も、カメラマンもそろいもそろってアラフォーのオッサン。ここはやはり、画的にも見栄えのする女子が必要です。

というわけで、取材当日はガチのベイスターズファンでもある、ボーイッシュガールズグループ「THE HOOPERS」の麻琴さんを緊急招集。プライベートでも足繁く通っているうえに、ベイスターズの実況アシスタントや選手への取材経験まであるという彼女に、ナビゲート役を務めてもらうことにしました。

 

ナビゲーター:麻琴(MAKOTO)

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ボーイッシュガールズグループ「THE HOOPERS」のリーダー。アクロバティックなパフォーマンスを得意とし、自他ともに認める横浜DeNAベイスターズファン。 2016年9月28日に、「THE HOOPERS」 1st ALBUM(タイトル未定)もリリース決定!

 

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▲ナビゲーターを快諾してくれた麻琴さん。観戦グッズはもちろんすべて私物

 

麻琴さんと待ち合わせたのは、ファンにはすでにおなじみな球団直営のライフスタイルショップ「+B(プラス・ビー)に併設されたコーヒースタンド「BALLPARK COFFEE」

東京・三軒茶屋のコーヒーショップ「OBSCURA COFFEE ROASTERS」の自家焙煎豆を使った本格ドリップコーヒーが味わえるこの場所は、試合前のちょっとした待ち時間にひと息つくにも、打ってつけのスポットです。
 

歴史やロマンを感じさせる由緒ある横浜の街並みのなかに、一歩足を踏み入れたら野球一色の別世界が共存している。そういうギャップがたまらなく好きなんです。それに、横浜公園全体がひとつのテーマパークみたいにもなっているから、家族みんなで来ても1日中楽しめる。1年通して野球だけじゃない、いろんなワクワクに出会えるのがハマスタのよさなんです(麻琴)

 

ちなみに取材日は、3連戦の中日。売りだし中の若手・桑原将志選手の初グランドスラムなどで、防御率0点台だったジャイアンツのエース・菅野智之投手にKOを食らわせたその翌日でした。

ベイスターズの全主催試合を生中継しているストリーミングサービス「SHOWROOM」の実況アシスタントとして、前日の試合もハマスタで生観戦していた麻琴さんだけに、にわかファンと化した筆者としては、その“勝利の女神”ぶりにも、大いに期待したいところ。

 

球団コラボメニュー&オリジナル醸造ビールで腹ごしらえ

腹が減っては戦はできぬ──。ということで、まずやって来たのは、オリジナリティにあふれたコラボメニューが充実する、球場内のカフェ「ヴィクトリーコート」

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▲コラボメニューはがっつり系からスイーツまで、バラエティ豊かなラインナップ。三浦大輔選手プロデュースの「俺のこだわり“番長丼”」 (1,100円)をはじめ、どれもユニーク!

 

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▲「ヴィクトリーコート」の店内は冷房も効いているのでとても快適。熱中症対策の小休止にもオススメです

 

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▲店内では往年のユニも多数展示。ホエールズの「31」と言えば、懐かしのスーパーカー!

 

見かけによらず「ホルモンが大好き」という麻琴さんがチョイスした「井納流ホルモン丼」「ベイスターズ・ラガー」で、ひとまず乾杯です。
 

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▲「井納流ホルモン丼」(1,100円)。味つけ、サイズ感ともにちょうどいい塩梅

 

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▲「ベイスターズ・ラガー」 (700円)。撮影後に、オッサン陣がおいしくいただきました

この夏、球団オリジナルの醸造ビール第2弾として登場した「ベイスターズ・ラガー」は、創業1823年という茨城の老舗「木内酒造」と共同開発した、ほどよい苦みとのどごしが自慢の逸品。

 

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▲こちらはゴールド感の強めなベイスターズ・エール」 (700円)

さらに地元・関内のクラフトビールメーカー「横浜ベイブルーイング」とタッグを組んだ、フルーティな味わいが特徴の第1弾「ベイスターズ・エール」との飲み比べも、酒好きにはたまりません。

 

ハマ名物「みかん氷」片手にスタンドへ!

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▲通路を抜けた先に広がるダイヤモンド。この抜け感がデーゲームの醍醐味

 

さて、まもなくプレイボール。麻琴さんも「来たら必ず食べる」という、暑いこの時期のド定番、ハマスタ名物「みかん氷」を片手に、いよいよスタンドへ向かいます。

 

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▲「みかん氷」 (350円)。「かき氷にみかんの缶詰乗せただけでしょ?」とか言わない!

 

なんと言っても、たくさん乗ったみかんと氷のさっぱりした食感、シロップの甘さが絶妙なところがお気に入り。応援しているとつい熱くなっちゃうんで、この冷たさがより美味しく感じるんですよね(麻琴)

 

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▲全身ベイスターズブルーで、いざプレイボール!

 

今日のようなデーゲームのときなんかは、ベイサイド(1塁側)より日陰で涼しい、こっちのスターサイド(3塁側)が個人的にはオススメです。ベイスターズのベンチもよく見えるし「I☆YOKOHAMA」の横断幕も真正面から見られるので、よりコアな応援ができるんです。あと、グラウンドは遠くなるけど、そのぶん見晴らしがすごくいい2階席にもよく行きますよ。2階はトイレが空いているというのも、女子にとってはポイントが高いですしね(笑)。

 

麻琴さん流のハマスタ観戦術を披露してもらっているあいだに、肝心の試合展開は、ベイスターズが1点ビハインドの2回裏に3点を奪って逆転に成功するも、4回表に追いつかれて4-4。抜きつ抜かれつのシビれる展開が続きます。

 

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▲フェンスのない見通しのよさもハマスタの魅力のひとつ。選手たちがとにかく近い

 

新名物のホットドッグにも舌鼓

その後、スローペースで進んだ試合は、やっとこさ5回。ちょうど小腹が空いてきたところで、我々も継投策に突入。ここでいよいよ、ベイスターズ球団が総力を挙げて作りあげた、ハマスタの“新名物”たちの出番です。

一番手の「ベイスターズドッグ」は、世界的にも高い評価を受ける地元・神奈川の「厚木ハム」が、自社農場で育てた豚肉だけを使用して作ったオリジナルのソーセージに、 青唐辛子ハラペーニョをふんだんに乗せた、巷の辛党も大満足なひと品。

フランスパンに近い食感のオリジナルブレッドと、オーソドックスなソフトブレッドの2種類から好みにあわせて選べるなど、パンにまでこだわりをみせる憎いやつです。

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▲「ベイスターズドッグ」 (700円)。ハラペーニョの辛さがビールとも相性抜群

 

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▲辛いのが苦手という人は、「ベイスターズドッグ ハラペーニョ抜き」(550円)も選択可能

 

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▲そうこうするうちに、ベイスターズが勝ち越し。思わず立ち上がってガッツポーズ

 

間違いない味! 青星寮カレー&ベイカラ

続く二番手は、ベイスターズの若手選手が寝食をともにする宿舎である、青星寮で食べられているカレーを忠実に再現した、その名も「青星寮カレー」

誰の口にもしっくり馴染むシンプルイズベストな味ながら、グラウンドの選手たちと同じものを食べていると思うだけで、ちょっと幸せな気分になれるのだから不思議なもの。

サイズは普通盛と選手盛、ハーフの3種類からチョイス可能。「選手盛」を選べば、より選手を身近に感じられること請け合いです。

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▲「青星寮カレー」。写真はもっともスタンダードな普通盛(800円)

 

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▲彼女とふたり、球場デートでこんなことしちゃうのもオツですよ

 

そして、大トリを飾るのは、もちろんコレ!

8年連続でミシュランガイドの“星”を獲得し続けている東京・西麻布の創作日本料理店「La BOMBANCE」の料理長・岡元信氏が監修を手がけたオリジナル唐揚げ「ベイカラ」です。

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▲「ベイカラ」 (550円)。100%ウマイこの安心感は「球場メシ界」の山崎康晃選手!

 

二度揚げで外はカリッと、中はジューシーに仕上げた唐揚げに、お客さんの目の前でパルミジャーノチーズを「これでもか!」とまぶしてくれる見た目にも楽しい逸品は、味も激ウマ。一方、季節限定発売の梅味はさっぱり風味で、こちらもオススメです。

 

試合も勝ってお腹も心も大満足!

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▲息もつかせぬシーソーゲームも、9回には本物の山崎康晃選手が登場していよいよ佳境

 

そんなこんなで、6回に3点を奪われてふたたび逆転を許した試合は、1点を追う8回裏に、前日のヒーロー・桑原将志選手が、またも勝ち越しタイムリーを放ってベイスターズが見事勝利。

2日連続でお立ち台に上がるという“持ってる男”ぶりを発揮した彼の「最高です!」に、ファンの熱気に満ちあふれた球場全体が酔いしれたのでありました。

 

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▲勝利の余韻に浸る麻琴さん。まさに「勝利の女神」の面目躍如な一戦だった

 

ここ数年で、女性向けのイベントやグッズがすごく増えましたし、女の子同士で来ても楽しめるのがハマスタのよさ。老若男女を問わず、たくさんの人に足を運んでもらって、もっともっとベイスターズをより身近に感じてもらえたら、私もうれしいです!(麻琴)

 

みなさんもぜひこの夏は、リニューアルでいっそう親しみやすさに磨きのかかった“新生”ハマスタに足を運んで、目下好調な横浜DeNAベイスターズが魅せる大迫力のプロ野球を、体感&応援してみてはいかがでしょうか?

 

 

撮影:石川真魚  取材協力:株式会社横浜DeNAベイスターズ

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。
※球場へのアクセスや試合情報、球場内グルメなどの詳細は球団オフィシャルサイトをご覧ください。

 

書いた人:鈴木長月

鈴木長月

1979年、大阪府生まれ。関西学院大学卒。実話誌の編集を経て、ライターとして独立。現在は、スポーツや映画をはじめ、サブカルチャー的なあらゆる分野で雑文・駄文を書き散らす日々。野球は大の千葉ロッテファン。

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