ヤマザキ「春のパンまつり」が“国民的春フェス”である10の理由【まつラー大解説】

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突然ですが、みなさんはどんなときに「春」の訪れを感じますか?

梅、桜、卒業式、花粉症……といろいろあるかと思いますが、もともとパン好きで、スーパーにも足繁く通う兼業主夫であるぼくの場合はやはりコレ↓

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そう。近所の河川敷の桜よりもはるかに早く、2/1(北海道の人は3/1からだけど)になったら一斉にピンクのシールを咲かせる、みんな大好き「ヤマザキ春のパンまつり」こそが、近頃どっちが本業かよくわからないぼくにとっての春告げ鳥。

台紙にたまっていく点数を見ながら、「あと何点でお皿もう1枚もらえるなー」などと考えるのが、ひそかな楽しみになっているのです。

 

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▲この時期、まつラーにとっては商品に付けられた点数券こそが、開花予想と同じくらい重要だったりする

 

今回は「やっているのは当然知ってるけど、点数券は集めたことがない」というビギナーでも十二分に楽しめる“パンまつり”についてのあれやこれやを、様々な角度からご紹介。東京・岩本町にある本社にも突撃してきました。

そんなわけで「ヤマザキ春のパンまつり」が“国民的春フェス”である理由×10を以下に挙げてみます。

 

理由①:圧倒的な知名度の高さ

これまで一度も点数を集めようと思ったことがない人でも「ヤマザキ春のパンまつり」というワードと、イメージキャラクターが松たか子さんであること&毎年なにかしらの白いお皿がもらえることの2つぐらいは、おそらく知っているのではないでしょうか。

実際、ぼくが今回の記事を『メシ通』に提案するきっかけになった、ブロガー・樹村綾人さんのこのツイート↓のバズりっぷりを見ても、潜在的な興味・関心の高さは一目瞭然だと思うのです。

▲17000RT以上された当該ツイート。このデータはとりあえずスゴい。


そんな国民的な知名度を誇るイベントに「未参加」であることが、ぼくからしたらまずもったいない。老若男女を問わず、日本中どこにいても、ただパンを食べるだけで参加できる「まつり」となれば、これはもう参加するっきゃないわけです。

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▲そんなこんなで正式にオファーして来てしまいました@山崎製パン株式会社

 

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▲応接フロアのロビーにも、やっぱりドドンと松たか子さん。まつラー=松ラーともいえよう

 

理由②:今年39年目の長寿フェス

「まつり」を楽しむにはその歴史から、ということでやってきたのは、東京・岩本町にある山崎製パンの本社ビル。

「パンまつり」担当であるマーケティング部・中山雄介さんに、キャンペーンがスタートした背景からじっくり話を聞いてみます。

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▲入社10年目だという中山さん。制服もパンメーカーさんらしい清潔感のある白!!

 

f:id:Meshi2_IB:20190313094903p:plain中山さん(以下敬称略):「春のパンまつり」は、お客さまへの日頃のご愛顧に対する感謝の気持ちを込めたキャンペーンとして行っております。白いお皿のプレゼントがキャンペーンとして定番化したのは1981年の春からで、おかげさまで今年で39回目の開催になります。実は、1979年の秋にも同じようなキャンペーンをやっておりまして、これが非常に好評だったことから、定期的に行うのであればパン需要の高まる春に……という流れになりました。

 

ちなみに、要因はさまざまあれど「春=パン需要が増える」のは、たくさんの人が新生活を始める季節だから……というのもかなり大きな要因だそう。

 

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▲これが貴重な「パンまつり」第1回のポスター。当時は「食パンまつり」だった(写真提供:山崎製パン株式会社)

 

理由③:もらえるお皿は信頼のフランス製

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▲今年は「白いフローラルディッシュ」(両脇)。花のデザインがシャレオツだ……


プレゼントのお皿を手がけるのは、81年の第1回から一貫して世界的なガラス製テーブルウェアメーカーであるアルク・フランス社(旧フランス・デュラン社)。

デザインや形状はモニター調査を毎年行い、その時々のトレンドを押さえつつ、消費者目線でより使い勝手のいいものが選ばれているのだとか。


f:id:Meshi2_IB:20190313094903p:plain中山:ここ数年は装飾のないシンプルなお皿が多かったなかで、今年は“原点回帰”とも言うべき花をあしらったデザインになりました。これまででもっとも人気が高かったのは、2012年のモーニングボウルです。例年コンスタントに1300〜1500万枚を出荷していますが、あの年に限っては2200万枚に達する勢いだったと記憶しています。

総出荷枚数は、なんと累計で5億枚超

最新の国勢調査によると日本の総世帯数は約5340万世帯なので、1家庭に10枚近くは配布されている計算です。

……白いお皿、半端ないって!!

理由④:強化ガラスでめちゃ丈夫

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▲写真中央がすでに社内にも1枚しかないという第1回の白いお皿。手前は長野五輪の公式マスコット「スノーレッツ」が描かれた97年モデルで、歴代唯一の「絵皿」でもある

ところで、この「まつり」でもらえる歴代の「白いお皿」シリーズは、巷で「一生割れない」説までささやかれるほど丈夫なことでも有名な逸品。

強化ガラス製品で知られるアルク・フランス社製とあって、その耐久性はまさに折紙つき。食洗機や電子レンジも当然のようにOKという優れものでもあるのです。

もちろん、割れにくすぎて、気がつくと食器棚でかなりの数の白いお皿がひしめきあう……なんてことになる可能性もありますが、まぁ、あって困るものでもなし。思い出と一緒にどんどん貯めこんでいっちゃいましょう。

(個人的には、万が一にも割れてしまったり、欲しい枚数に届かなかった年のデザインが後々復刻されたりするとうれしいのですが、若干マニアックな視点すぎるので、今回は割愛します)

 

f:id:Meshi2_IB:20190313094903p:plain中山:白いお皿は強化ガラスですので、一般のガラス製品より丈夫に出来ていますが、決して「割れない」「欠けない」ということではありません。電子レンジや食洗機でのご使用時は取扱説明書に従ってご使用くださいますようお願いします。

 

理由⑤:全員参加&必ずもらえる

「パンまつり」最大の推しポイントと言っていいのが、家族みんなで参加できて、なおかつ景品が「必ずもらえる」ところ。

「必ずもらえる」系のキャンペーンは、酒造メーカーなども頻繁にやっていますが、そこではどうしたって子どもが蚊帳の外になってしまいます。

その点パンは、押しも押されもしないニッポンの国民食。小麦アレルギーなどの特別な事情がある場合を除いて、「パンを食べたことがない」人などほぼいない、というのはかなりのアドバンテージと言っていいでしょう。

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f:id:Meshi2_IB:20190313094903p:plain中山:3ヵ月の期間中に、食パンをご家族で毎日食べていただいて、プラスアルファでもう少し菓子パンなどを買っていただければ人数分のお皿に届くような配点になっております。

 

中山さんもそう解説するように「パンまつり」のキモは、必要な点数をいかに効率よく集めるか。言いかえれば、ひとつの目標に向かっていかに家族が一丸となれるかが成否を分ける大きなカギとなるわけです(大げさ)。

「まつり好き」が高じて全商品の点数効率を算出してしまった前出のブロガー・樹村さんも、そんな「家族一丸」を実戦しているひとりとして、こう言います。

 

期間中は「米5:パン2」のふだんのペースが逆転しますね。妻には「しょうがねえな」という感じで、毎年つきあってもらっていますが、子どもたちはパンが大好きだし、「シールを集める・貼る」という行為も含めて楽しんでいるみたいです。ちなみに、我が家での買い方は、ロイダブローテを軸に、おやつ的にナイステまるソーを挟んでいく王道スタイルです。

※訳注:点数効率の高い食パンである『ロイヤルブレッド』と『ダブルソフト』を飽きが来ないよう交互に買いながら、菓子パンの『ナイススティック』と『まるごとソーセージ』も時々買う、の意

 

メールで数度やりとりをさせてもらっただけですが、樹村さんとはただならぬ同志感。ちなみにウチは、『ロイヤルブレッド』を全盛期の稲尾和久のごとく連投させていろいろアレンジして食べる派です。

 

理由⑥:お皿以外のグッズももらえる(抽選だけど)

まつりでもらえるのは、お皿だけにあらず。昨年もあった「ダブルチャンス」がふたたびある今年の春は 、さりげなく「Bread Festival(=パンまつり!)」と入ったオシャレなエコトートバッグが5万名に当たる太っ腹なシステム。

お皿をゲットしたあとは、そのお皿に貼ってある「ダブルチャンス応募シール」でエコバッグにも応募して、ささやかな楽しみを持続させましょう。

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▲財布などが入れられる内側ポケットと「スペシャルパリジャン」がすっぽり差し込めるポケット付きという、完全ヤマザキ仕様のトート

 

理由⑦:デイリーヤマザキが強い味方に

点数を効率的に集める、という部分において「最強」の場所として知られるのが、公式サイトでも紹介されている『デイリーヤマザキ』です。

系列店なだけあって、パンだけでなく、おにぎり・サンドイッチから、弁当・パスタまで、あらゆるものに点数がついているので、「パンまつり」フリークには強い味方。

大手3社と比べると店舗数はもちろん少ないですが、職場やおうちの最寄りコンビニが幸運にも『デイリー』という人は利用しない手はないでしょう。

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▲当たり前だが、ヤマザキの商品をごっそりゲットするなら『デイリーヤマザキ』以上の場所はない(写真提供:山崎製パン株式会社)

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▲意外と知られていないが、おにぎりにも点数がつくのだ

 

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▲「Yamazaki Best Selection」マークがポイントつきの目印

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▲値段に関係なく弁当・麺類は「3点」の高配点

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▲他店でも買える「まるごとバナナ」はもとよりスイーツ系も豊富に

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「ランチパック」の耳を活用した「ちょいパクラスク」も、もちろん点数券付き。

 

理由⑧:美味しすぎる新発見も

そんな「パンまつラー」たるぼくらにとってのパラダイスである『デイリーヤマザキ』でも、とくにリコメンドしたいのが「ゴールドソフト」。昨今の高級食パンブームのはるか以前、1991年から販売しているハイグレード食パンです。

あまりに美味しすぎて、どこのまわし者か、というぐらい手放しで絶賛してしまいますが、行列ができる街のカリスマパン屋さんが作るような食パンを、全国規模のトップランナーが作ってしまっていることがもう“事件”。

定番商品の「ダブルソフト」なら200円強、「ロイヤルブレッド」なら150円弱で買えることを考えると、1斤540円(税込)はかなりお高めですが、それだけの価値が余裕である別次元の逸品です。

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f:id:chogetsu:20190312125139j:plain▲3斤が化粧箱に入って税込1620円。この3斤セットは驚異の「9点」だ!!

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▲見よ、この重量感

そんなわけで、「なにそれ美味しそう食べたい」という人は、『デイリーヤマザキ』の通販サイト「Daily365.net」から予約して、ぜひとも味わっていただきたい。

www.daily365.net

ネットで注文をして、毎月第2・第4金曜日に最寄りの『デイリー』で受けとるシステムなので、近くにお店があることが必須条件だったりもするけど、一度試してもらえれば、自他ともに認めるバカ舌であるぼくが、貧弱すぎる語彙力で「ヤマザキすげー」を連呼している意味がわかっていただけると思います。

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▲ここは大胆に厚めに切るのがオススメ。そのままでしっとり甘く、トーストすれば絶妙にサックサクな食感。乗せるお皿はもちろん「白いお皿」2018年バージョン

 

理由⑨:店員さんと直のふれあいが心地よい

昨今のキャンペーンは、指定の電話番号にかけるだけで応募完了だったり、ツイートをリツイートするだけだったり、QRコードを読みこむだけだったり……と、簡単だけどどこか味気ないものが主流になっている気がします。

そこへ来ると、スーパーなどの店頭でお店の人から直接手渡しでお皿をもらうという「パンまつり」方式は逆に新鮮。

郵送で送る「応募者全員プレゼント」でも「当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただく」でもなく、このご時世にあえて、集めた点数シール台紙と引き替えに「手渡し」という前時代的な姿勢を貫いているあたりに、すっかり汚れっちまったぼくの心はうっかりホッコリしちゃうのです。

ちなみに、スーパーで働く現場の店員さんあたりからは「面倒くさい0.5点の計算、どうにかならんか」という声もチラホラあるようですので、そんな店員さんたちのストレスを軽減するべくぼくが心がけている見目麗しい点数券の貼り方もお伝えしておきます。

「3点」商品メインの場合は応相談ですが、食パン+菓子パンメインのローテであれば、この貼り方できっかり1枚=25点。せっかく店員さんとじかにやりとりするのですから、ちょっとした気配りでデキる大人な一面も見せていきたいところです。

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▲折りかえし地点にして2枚分=50点突破。4人家族の我が家としては理想的なペース

 

理由⑩:夫婦の会話が増える

それとこれはすごい余談ですが、夫婦でしっかり意思疎通をして「パンまつり参加表明」をしておかないと、なんにも考えずに競合他社の「本○込」や「超○」を買ってきた奥さん(or旦那さん)に「切れてたから買っといたよ」などとドヤ顔をされて、思わずイラッとしちゃう……などという事態も十分にあり得ます。

その逆に「みんなで集めよう」と意思統一ができていれば、「今日、どこそこの〇〇で安かったよ」などと会話のきっかけも生まれ、夫婦仲もいまよりきっと深まることでしょう(深まるとは断言してない)。

前出のブロガー・樹村さんも、自身の原体験として「週に1度、母がダブルソフトを買ってきて毎年お皿を1枚もらっていた」光景を挙げておられたように、40年近い歴史をもつ「パンまつり」はいまや、世代を超えて受け継がれる伝統行事ですからね。

 

f:id:Meshi2_IB:20190313094903p:plain中山:点数を集めたことがないという方でも、白いお皿の実物を手に取っていただければ、品質のよさをきっと実感していただけると思います。そういう意味でもまずはお試しで25点を目指して、まだまだ期間はありますので、ぜひともチャレンジしていただければと思います。


中山さんもそう語るキャンペーンの終わりまでは、残りおよそ1カ月半。

「もう遅くない?」などと尻込みしているそこのあなた。「パンまつり」は来年も再来年も変わらずにやって来るニッポンの風物詩。始めるのに遅すぎるなんてことはないですよ?(こっちおいで!)

 

書いた人:鈴木長月

鈴木長月

1979年、大阪府生まれ。関西学院大学卒。実話誌の編集を経て、ライターとして独立。現在は、スポーツや映画をはじめ、サブカルチャー的なあらゆる分野で雑文・駄文を書き散らす日々。野球は大の千葉ロッテファン。

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