「串カツ田中」の“居酒屋力”と“全世代対応力”が相当なレベルまできちゃってた【チェーン居酒屋解体新書】

f:id:Meshi2_IB:20171101165822j:plain

 

「串カツ田中」の推しポイントは……

  1. お得に飲める仕掛けやイベントが盛りだくさん
  2. 串カツだけじゃない、居酒屋メニューも充実
  3. お子様メニューもあり幅広い世代に対応

 

なぜ「田中」なのか

飲兵衛のみなさん、最近体調いかがですか〜?
どんなに飲んでもγ-GTPが30以下の、酔っぱライター江口まゆみです!

今回は「串カツ田中」の青物横丁店へ行ってきました!

駅前の好立地ですが、間口はせ、狭い……。
でも店内に入ると、ほどよい広さで、アットホームな感じですね。

f:id:Meshi2_IB:20171026184328j:plain

しかしなぜ「田中」なのか?
それは、大阪西成出身の副社長田中洋江さんが、父の作ってくれた串カツの味を再現したお店だから。

 

f:id:Meshi2_IB:20171026184354j:plain

田中副社長は、ほとんどの店舗のメニューを今でも手書きしているそうです。

 

お得に飲むならチンチロリン

さ〜て、まず何を飲もうかな?
イチオシはビームハイ。辛めのジムビームが、串カツと合うんです!
ちなみに「串カツ田中」は、世界でもトップクラスのジムビームの売り上げを誇っているお店らしいです。

f:id:Meshi2_IB:20171026184447j:plain

そこで「チンチロリン・ハイボール」に挑戦!

 

f:id:Meshi2_IB:20171026184639j:plain

ゾロ目で1杯無料、合計が偶数で1杯半額、奇数でメガジョッキ(価格は2倍)というこのゲーム、スタッフが鐘を賑やかに鳴らしながら登場。

 

言われたとおりに茶碗の中で2つのサイコロを振ってみると……

f:id:Meshi2_IB:20171104112215j:plain

5と4で合計は9、つまり奇数!

 

f:id:Meshi2_IB:20171026184650j:plain

見事メガジョッキ出ました〜!

 

やはり主役は串カツ!

さあ、次は串カツだ。

キャベツとソースがテーブルにドーン!

f:id:Meshi2_IB:20171026184720j:plain

盛り合わせは(上から時計回りに)アスパラ、玉ねぎ、レンコン、串カツ豚、串カツ牛のセット。

 

f:id:Meshi2_IB:20171026184738j:plain

ソースをた〜っぷり。もちろん二度づけ禁止ですぞ。

 

おお、衣サクサク、中身アツアツ、甘辛いソースと相まって……うまい〜。
そこへビームハイを流し込めば、もうパラダイスでございます!

 

f:id:Meshi2_IB:20171104122503j:plain

口をつけちゃった後の二度づけは禁止だけど、もう少しソースかけたい! というときは、お通しのキャベツの出番。

 

f:id:Meshi2_IB:20171104122728j:plain

こうやってキャベツですくってかければ大丈夫。

 

さらに単品もたのもう、ということで追加オーダー。

f:id:Meshi2_IB:20171026184800j:plain

(左から)たらこ、ぎんなん、かき、大阪名物紅ショウガ、そしてクッキー&クリーム。

 

f:id:Meshi2_IB:20171026184821j:plain

ぎんなんは塩で、紅ショウガはオリジナルの激辛ソースをつけて。同じ味だと飽きてくるので、適宜テーブルの上の調味料で味変を楽しむのです。

 

自由自在に作れるポテサラ

このお店の本領はここから。大阪の串カツ屋さんには串カツしかないけれど、「串カツ田中」には居酒屋メニューが満載なんです。

f:id:Meshi2_IB:20171026184844j:plain

定番のポテトサラダは、なんとスリコギつき。オーダーすると、この状態でテーブルにやってきます。

 

そう、これでマッシュせよ! という意味ですね。

f:id:Meshi2_IB:20171026184855j:plain

自分ですりつぶすので、芋がゴロゴロしているものから、ペースト状になっているものまで好きな具合にできてうれしい!

 

f:id:Meshi2_IB:20171026184912j:plain

そしてさいぼし。これは大阪でもかなりディープなお店でないと食べられません。馬肉の燻製で、ニンニクか生姜醤油でいただきます。激ウマ!

 

f:id:Meshi2_IB:20171026184924j:plain

迎え撃つのはガリ酎。お寿司屋さんによくあるガリの酎ハイです。ほんのり甘酸っぱくておいしい。ガリだけ残して、焼酎のナカをたのむのが通の飲み方です。

 

f:id:Meshi2_IB:20171026184934j:plain

シメはかすうどん。これもディープや〜。

 

かすとは油かすのことで、ホルモンから油を取ったかす。これがあっさりしたうどんに入ると、脂気とコクが出てうまいんやで! あ、ついついインチキ大阪弁になってしもうたやん!

 

三世代で使える居酒屋さんに

f:id:Meshi2_IB:20171026185016j:plain

これで終わりかと思いきや、なんとソフトクリームがあるじゃ〜ないですか。

 

さっそくオーダーすると、店員さんがその場で作ってくれます。希望すれば自分で作ることも可能!

f:id:Meshi2_IB:20171026184947j:plain

ラムネのつぶつぶがはじけておいしい〜。

これ、大人は250円(税別)ですが、小学生はなんと無料なんですよ!

 

そう、「串カツ田中」は、ファミリー&お子様大歓迎。お子様メニューも充実してるんです。三世代で串カツを囲むファミリーもいるそうで、こういうメニューひとつとっても経営側の意図が感じられます。

f:id:Meshi2_IB:20171026185100j:plain

▲お子さまプレートまである!

 

各種イベントに注目すべし

串カツ田中で注目したいのは、イベントやお得なセットメニューの多さ。

f:id:Meshi2_IB:20171026185029j:plain

▲学生や女子会の飲み放題は30分 333円(税別)と激安!

 

f:id:Meshi2_IB:20171116153733j:plain

毎月末には、なにかしらお得なイベントを打っていたり(写真上は11月の告知)、

 

f:id:Meshi2_IB:20171109103625p:plain

毎年11月11日の「串カツ田中の日」に合わせて1,111円(税別)で食べ放題になるイベントをやったり(すでに終了しています)。

 

お得情報をチェックして、賢く活用したい「串カツ田中」。
今夜は大阪名物の串カツで一杯、いかがですか?

f:id:Meshi2_IB:20171116154118j:plain

 

【お会計】
ビームハイボール=370円 串カツ盛り合わせ=640円 かき=200円 紅ショウガ=120円 クッキー&クリーム=150円 たらこ=120円 ぎんなん=100円 ポテトサラダ=390円 さいぼし=580円 ガリ酎=399円 かすうどん=640円 アイスクリーム=250円(すべて税別)

 

お店情報

串かつ田中 ※青物横丁店は閉店

住所:東京都品川区南品川3-5-3
電話番号:03-6712-9555
営業時間:月曜日17:00〜翌1:00、火曜日〜金曜日17:00〜翌2:00、土曜日・祝前日14:00〜翌2:00、日曜・祝日14:00〜翌1:00
定休日:不定休(ほぼ無休)
ウェブサイト:https://kushi-tanaka.com/

www.hotpepper.jp

書いた人:江口まゆみ

江口まゆみ

神奈川県鎌倉生まれ。早稲田大学卒。1995年より、「酔っぱライター」として世界中の知られざる地酒を飲み歩き、日本中の酒のつくり手をたずねる旅を続ける。旅をした国は20ヶ国以上、訪ねた日本酒、焼酎、ワイン、ビール、ウイスキーの現場はのべ200カ所以上。JCBA認定ビアテイスター。SSI認定利酒師。JSA認定ワインエキスパート。酒に関する著書多数。近著は『ビジネスパーソンのための一目おかれる酒選び』(平凡社)

過去記事も読む

トップに戻る