ああ。
行きたくない。
グルメライターとして、あちこち巡っていますが。
こういうのは初めてなんです。
今日はサソリとか、ヤモリとか。
その手のものを食べるわけで。
ああ。
行きたくない。
でも、せっかく食べるんだから。
悲観的にならず……。
おいしそうにレポートしよう!
みんなが食べたくなるように!
お腹がグーグー空くように!
自分を奮い立たせ、
ノースサファリサッポロ へと向かったのであります……。
危険すぎるサファリパークと話題
ロールプレイングゲームのように、
食べることで「食の経験値」が上がるのなら。
今回は相当レベルアップしたと思います。
おいしいと言われれば、食べてみる。
メシ通レポーターの裸電球です。
冒険にでる勇者気分でやってきました。
ここ、ノースサファリサッポロは、
普通のサファリパークではありません。
日本で一番危険 なのではないかとウワサされるほどなのです!
是非、実際に訪れていただきたいので、
ごく一部ですが。
どれだけ危険なサファリパークなのかご覧ください。
サファリパーク内にあるデンジャラスゾーンをご紹介します。
なるほど、ヤマアラシの展示 ですね。
カチカチのハリが長靴を貫通。
字体がおどろおどろしいのはさておき、
「危険なことを知って」的な展示は他の動物園にもあるかもしれません。
ここからがノースサファリサッポロのすごいところ。
恐怖心を刷り込ませておいて……。
渡らせるっていうね(恐怖)
いやいや!
危なすぎる!
平均台もかなり細いんですよ。
デンジャラス!
落ちたら穴空きます。
ちなみにデンジャラスゾーンは、
いくつかのブースに分かれており、
このヤマアラシエリアは、レベル的には序の口。
もっともっと危険な綱渡りが待っているのです。
下がピラニアの水槽だったり、
大きなワニだったり……。
自己責任の上、体験できるアトラクション。
普通では味わえないスリル。
お化け屋敷の何倍も怖かったです。
是非、実際に足を運んでください!
さて、お腹が空いてきました
そんなサファリを「自己責任」で楽しんでいると。
お腹が空きました、お昼です。
ここのフードエリア。
サファリのコンセプトが、
そのまんまスライドされていて……。
とってもクレイジーなんです!
キッチンサバンナでは、
サンドイッチやハンバーガー、カレーなどを販売しています。
しかし、普通じゃない。
「クロコダイルカレー」に「ダチョウバーガー」など、さすがのラインアップ。
でも、なんだかんだ。
これなら頑張れば食べられそう!
油断したところで、
衝撃の看板が目に飛び込みます。
これと戦うためにやってきたんだ
もう、書いてあるじゃないですか。
言い切ってるじゃないですか。
「ゲテモノ」って!
そう。
これが話題沸騰中、ノースサファリサッポロのやりすぎメニューなのです。
それでは……。
どれから味わっていきましょうか。
悲観的にならず、
おいしそうに、グルメとして、ご紹介していきましょう。
今回ご紹介するお店はこちら。
サバンナさんでぇ~す。
▲バンブーワームの素揚げ 800円
いきなりギブっす。
おいしそうにレポート?
ムリムリ、完全に虫なんだもん。
これでもRPGだとザコキャラなんだろうな。
えい!
勇気を出して食べてみると。
カリッとしていておいしい!
なんだよ、虫!
いけるじゃん。
香ばしくて、濃厚で。
口に運ぶ手が止まりません。
映画を見ながらスナック感覚でいけそうです。
(震えながら必死のグルメリポート中)
▲ヤモリの姿揚げ 1,200円
おお、ヤモリ!
カリッと揚がっていて、食欲をそそります。
(自分に催眠術)
それでは温かいうちに、かぶりつきたいと思います!
(あくまで普通の食レポなんだと言い聞かせる)
持つと、とってもイヤ です。
しっかり、ずっしりしています。
帰りたい! 催眠術なんて秒で解けるわ、秒で!
あら?
食べてみると、いけるかも。
淡白な味わいで、鶏肉のような食感です。
皮なんか、目をつぶって食べれば、
ヤモリだとは気づかないレベル。
小骨が多く、食べづらいですが、
ビールなど、お酒との相性も良さそうです。
(ワナワナ……俺は何を食べているんだ)
▲サソリ姿揚げ 1,200円
ははは。
もう笑うしかないデンジャラス感。
ラスボスは サソリの姿揚げ です。
これはエビだ、エビだ、エビだと暗示を強め、
サソリの威圧感に対抗します。
そもそも食べて大丈夫?
今更ながら、何とも言えない不安がこみあげ、
店員さんのもとへ。
毒針っぽいのが見えるのですが、
そもそも食用なんですよね?
「はい、すべて食用のものを仕入れて、調理しています」
ありがとうございます。
退路は断たれました。
相変わらず、持つとイヤ です。
腹のとこの虫っぽさ。
それじゃ、豪快にいきますか!
一応ね。
これはやっとかないとダメかなって。
店員さんを呼んで撮ってもらいました。
そもそも、この手のゲテモノって。
仲間とワイワイやったりするじゃないですか。
私、完全にひとり。
オーディエンス、ゼロ。
ひとり、悲鳴をあげながら食べているのです。
それじゃ、食べますか!
見てください、この大きさ。
いや~、おいしそうですね。
いただきます!
カリっ!
おおっ……おおっ……
ダメだ。
褒められない、レポートできない。
カリッとした歯触りのむこうに、「イヤ」を感じる。
苦い、それでいて、濃い。
土っぽいし……食べるとこ多いし……。
これって、何の味?
今まで食べたことない味。
そう、「サソリ味」なのです。
嫌いな食べ物がないのが取り柄でしたが、
今度からはサソリって答えます。
食のレベルアップ
筆者、裸電球。
必死のグルメレポートで、経験値プラス。
レベルアップしたと思います。
勇者というよりも、
悟りを開いた、「賢者」の気分です。
ということで。
日本一危険とウワサされるノースサファリサッポロ。
今回ご紹介したのはほんの一部。
ライオン釣りなど、普通では考えられない経験もできます。
勇気のある方は是非、
冒険にでかけてみてはいかがでしょうか。
施設情報
ノースサファリサッポロ
住所:北海道札幌市南区豊滝469-1
電話番号:080-1869-6443
営業時間:各月によって異なります。ホームページをご確認ください。
休園:12月1日~1月5日・メンテナンス休業日はホームページをご確認ください。
※この記事は2017年10月の情報です。
※金額はすべて消費税込です。