こんにちは、有機野菜農家のホマレ姉さんです!
今日はウフ・マヨネーズ(略してウフ・マヨ)のレシピをご紹介しようと思っているのですが、どこかで聞き覚えがあるなぁ……って方も多いんじゃないかな?
そう、以前にテレビで某イケメンさんがゆで卵とマヨネーズを手にコマーシャルしていたアレです。
ウフ(œuf)はフランス語で卵の意味で、ウフ・マヨはパリのカフェやビストロで前菜として出される定番料理です。
もちろん基本のレシピはありますが、そのシンプルさ故に各店で作り方や盛り付けが少しずつ異なり、バラエティーに富んでます。
たかがゆで卵と言うなかれ! 卵にこだわるか、はたまたマヨにこだわるか……個性が十分に発揮されるウフ・マヨの世界にあなたもハマってみませんか?
ゆで卵の作り方
なんと言っても一番大事なのがゆで卵!
生卵を食す習慣のある日本人はとろーりとした温泉卵のような状態を好む方が多いのですが、ウフ・マヨにはもう少ししっかりとした半熟卵にします。
白身がちゃんと固まっていれば中の黄身はお好みで良いのですが、ここでは一般的な固さの半熟卵の作り方を紹介します。
作り方
▲穴は画びょうや穴あけ器を使うとよい
- 常温に戻しておいた大きめの卵を用意し、卵のお尻(尖ってない方)に小さな穴を開ける。
▲やや固めの半熟卵ができる
- 鍋に卵がしっかり被るくらいの湯を沸かし、湯が沸いたら1.の卵を入れ、沸騰させたままの状態で9分間ゆでる(ゆるめの半熟が好きな方は7分ゆでてください)。
▲水に保冷剤や氷を入れて冷水を作っておく
- 2.を冷水に取り、15〜20分間卵を冷ます。
▲むきにくい場合は冷水につけながらむくと良い
- 3.の卵どうしの中央をぶつけながらヒビ割れを作り、殻をむく。
基本のマヨネーズの作り方
ウフ・マヨを作るなら、マヨネーズも自家製にこだわってみたいですよね。
エーッ、マヨネーズを作るのなんて大変そう……と言う声が聞こえてきますが、ちょっとしたコツさえつかめばマヨネーズなんて簡単にできちゃいます。
いろいろなオイルとビネガーを合わせてみたり、好みの材料を混ぜればオリジナルのマヨネーズも作れます。
また、マヨネーズを少し緩めてソースのように使えば、とってもオシャレな料理に大変身しちゃいます。
今回はマスタードを加えてちょっと大人のマヨネーズの作り方をご紹介します。それと一緒にマヨネーズの緩め方もね。
あ、自家製のマヨネーズは冷蔵庫で保存すれば1週間くらいは日持ちします。
材料
- 卵黄 卵1個分
- マスタード 卵黄と同量
- 白ワインビネガー 大さじ1強
- サラダ油 140㎖
- 塩 小さじ1/3
- コショウ 少々
作り方
▲マスタードは粒なしで辛味の強いものを選ぶ
- ボウルの中に卵黄、マスタード、塩、コショウを入れる。
▲サラダ油を一気に加えては絶対にダメ!
- 1.を泡立て器で混ぜたらサラダ油をわずかずつ加えて混ぜる。
▲もったりと重くなってきたら乳化成功!
- 泡立て器で絶えず混ぜ合わせながら、残りの油と白ワインビネガーを少しずつ加えて乳化させれば基本のマヨネーズの完成!
▲よくホイップすること!
- 3.で作った基本のマヨネーズ 大さじ3にサラダ油 大さじ1を加えながらよく混ぜ合わせると固めのしっかりとしたマヨネーズになる。
▲少しまろやかな味になる
- 3.で作った基本のマヨネーズ 大さじ3に牛乳 小さじ2を加えながら混ぜ合わせれば緩めのマヨネーズとなる。
それでは、卵のゆで方とマヨネーズの作り方が分かったので、それらを使っていろいろなウフ・マヨのアレンジレシピといきましょう!
ミモザのウフ・マヨ
半熟ゆで卵とミモザのダブル卵のウフ・マヨです。
ポイントはミモザに使う卵は固ゆで卵で作ること。白身も一緒に使う場合もありますが、今回は黄身だけにしています。
ミモザはザルを使うと簡単に作れるので予め用意しておいてくださいね。
材料(1人分)
- 半熟ゆで卵(1/2カット) 3個(沸いた湯から9分ゆで)
- 固ゆで卵 1個(沸いた湯から12分ゆで)
- マヨネーズ 適量(マヨネーズの作り方参照)
- イタリアンパセリ 少々
- ※器具として金網のザルが必要
作り方
▲卵を安定させる効果を兼ねている
- 卵を置く部分にマヨネーズをあらかじめ置いておく。
▲卵の方向をそろえて置く
- 1.のマヨネーズの上にゆで卵をのせる。
▲イタリアンパセリも用意する
- ザルを用意し、卵の黄身だけをザルの中に入れておく。
▲スプーンの先から落とすように
- 2.のゆで卵の上にマヨネーズを適量のせる。
▲ボタッと一箇所に落とさないように注意!
- 3.の黄身を指で押し出し、4.の卵を中心にして広がるようにかける。
▲他のハーブでもいいよ!
- イタリアンパセリを添えれば完成!
みどりのウフ・マヨ
マヨネーズをほうれん草のピュレで色付けしたウフ・マヨです。
やわらかな半熟卵を使えば、切ったときの色のコントラストが面白く、見た目にも楽しいレシピとなっています。
ほうれん草の代わりに小松菜などでもOKですし、ビーツを使えばピンク色のウフ・マヨも作れますよ。
材料(1人分)
- ほうれん草 50g
- 半熟ゆで卵 1個(沸いた湯から7分ゆで)
- マヨネーズ 適量(マヨネーズの作り方参照)
- ※裏ごし器になるものが必要
作り方
▲塩を加えることで色良くゆで上がる
- ほうれん草を半分に切り、塩ひとつまみ(分量外)を加えた湯でゆでたら水に取り、水気を軽く絞る。
▲少量の場合はすり鉢の方が上手くいく
- 1.を細かく刻みフードプロセッサーにかけるか、すり鉢で擦り、裏ごしする。
▲色と固さを見ながら加えていく
- 2.にマヨネーズを加えてよく混ぜ合わせる。
▲デザートスプーンなどを使って
- 皿にゆで卵を置き、3.をタップリかける。
▲ほうれん草マヨは意外とサッパリ!
- 食べるときはこんな感じに。
ウフ・マヨ~野菜タップリ添え
こってりしたウフ・マヨには野菜と相性が抜群です。
今回は今が旬のアスパラガスを主役にトマトとレタスを添えてみましたが、その時々の季節の野菜を使えばよいと思います。
あとは野菜の種類によってオシャレに盛り付けてあげてくださいね。
材料(1〜3人分)
- アスパラガス(太) 3本
- トマト(小) 1個
- レタス 適量
- イタリアンパセリ 少々
- 半熟ゆで卵(1/2カット) 3個(沸いた湯から9分ゆで)
- マヨネーズ(緩くしたもの) 適量(マヨネーズの作り方参照)
作り方
▲薄く均一にむくにはピーラーが便利
- アスパラガスは根元の固い部分を切り落とし、ピーラーで下から1/3くらいの皮をむき、塩ひとつまみ(分量外)を加えた湯でゆでる。
▲レタスはお皿の大きさに合わせて
- お皿にレタスを敷き、その上にゆで卵を黄身を下にしてのせる。
▲トマトは5mm厚さくらいが良い
- 輪切りにしたトマトを皿にのせる。
▲全体のバランスを考えて作業をする
- 1.のアスパラガスを見栄え良く盛り付ける。
▲マヨはタップリと……
- マヨネーズをゆで卵の上からかける。
▲パセリはキッチンばさみを使うと便利
- 5.の卵の上にみじん切りのイタリアンパセリを散らせば完成!
§
ウフ・マヨレシピはいかがでしたでしょうか?
卵はほとんどのご家庭で常備されているくらい身近な食材ですが、工夫次第でとってもオシャレな一品になっちゃいます。
ぜひ、皆さんもチャレンジしてみてくださいね。
マヨネーズを作るのは面倒だと感じる方は、市販のマヨネーズを利用しても構いませんよ。
その場合は「基本のマヨネーズの作り方」を参照して、マヨネーズの固さを使いやすいように調節してください。
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書いた人:ホマレ姉さん
岡山県で20年余り続けてきた有機農業を一旦終了。拠点を同県内の他地に移し、再開すべく奮闘中(2019年現在)。オシャレなレシピからビギナー向けの簡単なレシピまで、ワクワクするようなレシピを目指している。
- ◆ブログ:今日、何食べよう?~有機野菜の畑から~ ◆Twitter:@homarecipe ◆Facebook:ホマレ姉さん