我が家のめっちゃ近所に弁当屋さんがあるんで、撮影の時とか忙しい時は自分のお昼ご飯に利用させてもらってるんやわ。なかでも、360円の「のり弁」。安い、ウマい、ボリュームありの三拍子そろう超定番の弁当やね。さあ、のり弁買ってきたでー。
で、前からやってみたかったのが、「のり弁の味しみしみご飯でTKG!」。おかかとしょう油がかかって、そこにおかずの油や汁なんかもちょっとしみた、うま味たっぷりご飯。これに生卵かけたら間違いないはずや!
せっかくなんで、ご飯を丼に移すついでに、上にのっかってるおかずもちょっと味変、のり弁から定食風、言うなら「のり定」に格上げさせてみた。のり弁をそのままかきこむよりも、QOLめっちゃ上がった気分や(笑)。
というわけで「のり弁」を解体や!
まず、魚フライと竹輪の天ぷらは皿にとって、
ご飯の部分は丼に移す。こうやってみると、結構ご飯あるなあ。そりゃボリュームあるわな。
のり弁は野菜も少ないし、魚フライ用のタルタルソースも別で付いてきたので思いついたのが、魚フライと竹輪天を使った「南蛮タルタル」や。
冷凍ストックしてる「玉ねぎ」と「にんじん」に登場してもらわんとあかん! 使ったのは、玉ねぎ1/6個分のくし切りと、薄切りにしたにんじん2cm分ほど。
玉ねぎを冷凍する方法は前にも紹介してるやつやね。といっても、単に切ってジッパー付きの保存袋に入れて冷凍するだけやけどね。
さあ、これを使って「南蛮タルタル」をめっちゃ簡単に作るで!
耐熱の器にポン酢(大さじ2)、水(大さじ2)、砂糖(小さじ1)を入れてよく混ぜたら、
冷凍野菜を凍ったまま入れてラップをし、500wのレンジで1分加熱する。
片栗粉(小さじ2)と水(大さじ1)を混ぜ合わせて作った水溶き片栗粉を入れ、よく混ぜ合わせてラップをし、再び500wのレンジで30秒加熱。また混ぜ合わせてトロミをつける。
※最初から片栗粉を入れてチンすると、水分が少ないからダマになってしまうんやわ(これ検証済みですわ)。そやから先に水溶きにしておきます。
この南蛮酢をフライものにかけるだけ。あとは食べるときにタルタルやね。
ご飯の方はどないしたかというと、まずはキャベツの千切り(葉1枚分くらい、カット野菜のキャベツでもええで)をのっけて、
真ん中に少しくぼみをつけて、卵をポンと落とす。「海苔卵かけご飯」の出来上がりやわ! 好みで少し醤油かけてもええで。
赤しそきゅうりときんぴらごぼうは箸休めにぴったり。
「かめきち風スペシャルのり定」完成やで!
「のり弁」から見事に3品、
- 魚フライと竹輪天の「南蛮タルタル」
- 海苔卵かけご飯
- 赤しそきゅうりときんぴらごぼう盛り
野菜もとれるスペシャルな定食やで(笑)。
野菜と一緒に食べる南蛮タルタルは間違いない味。タルタルのおかげで南蛮酢の酸味もほどよくなって、玉ねぎの甘さもしっかりと味わえるわ~。
海苔卵かけご飯は、器の底から混ぜ合わせると、おかかの味と海苔の味、キャベツのシャキシャキ感がええ感じに合わさって、ガツガツ食べてまうわ。上の方だけ卵と混ぜ合わせて食べてから、下の方はおかか飯で食べるんもありやね(でもなんか行儀悪い気もしないでもない)
弁当屋さんのメニューはまだまだあるし、いろいろと解体して楽しむんもええもんやね。おかずの味を残しつつちょっとずつ自分好みに味変させる、これが面白いとこかもしれんね!
作った人:かめきちパパ
調理師免許と食育アドバイザーをもつ主夫。うるさいお姫様2名と「お弁当・命!」の嫁さんとの4人暮らし。ご飯のおかずからお酒の肴まで和・洋・中なんでも作ります。「楽しく作って、楽しく食べる」そんな楽ウマ料理を楽しんでいます。
- ブログ:SAKE TO RYOURI
- レシピブログ:かめきちパパさんのmyレシピブック
企画協力:レシピブログ
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