【焼肉】汽車に乗って極上肉がやってくる! 流しそうめんならぬ「流れ焼肉」に仰天

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「流れ焼肉」

この文字を見ただけで、何が起こっているのかを瞬時に理解し、それと同時に全身の血が激しく巡り出すのを感じました。そして気づけば、電車を乗り継ぎ、町田の店舗まで来ておりました。

 

そう、この「流れ焼肉」とは、読んで字のごとく、肉が流れてくるお店なのです! しかもなぜか、肉が汽車に乗って運ばれてくるという謎のシステムを採用しているとの噂。

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お店は、町田駅からバスで10分程度の、ロードサイドにあります。

 

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家路を急ぐ人々の車をよそに、この中で日夜汽車が走っているのですね。

肉が流れてくる、もうそれだけで十分幸せなんですが、

さらには、希少部位の数々も気軽に食べられるとのこと。

これは、大人のひとり焼肉にももってこいなのではないでしょうか。

 

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店長の大吉さんによれば、家族で楽しめる焼肉の形態を考えた結果、このようなサービスに至ったとのこと。

 

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というだけあって、店内は遊園地を思わせる楽しげな雰囲気。一見するとカフェのような作りです。

 

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お子様限定のスポーツカー風な椅子も用意されています。

肉を流してみよう、というところまではなんとか思いつくとしても、汽車に乗せてみようというところまでアイディアを飛躍させ、本当に実行してしまったのだから頭が下がります。

 

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座席の周りに、さりげなくレールがはりめぐらされています。ここに、本当に、汽車がやってくるんだ!

 

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ではさっそく、オーダーしてみましょう。

注文するときはいたって普通です。座席で、普通のレストランと同様に注文します。

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今日は、汽車の行き来のダイナミズムを最も味わえる座席をチョイス。車庫から大きくカーブして、汽車がやってくるロケーションです。

注文し、しばし待ちます。

 

すると……!?

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本当に、汽車が来ました!

 

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煙突から湯気のようなものまで出ています!

 

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来た肉は自分で取って、テーブルの上に置きます。

かわいいなあ。ありがとうという声をかけずにはいられません。

 

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そして、このボタンを押すのを忘れてはいけません。うっかり押すのを忘れると、汽車はいつまでもけなげに待っています。そしてほかのお客さんの肉が通れなくなってしまいますので、忘れずにボタンを押しましょう。

 

するとこうして、

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車庫に戻って行きます。

なんてかわいいんだろう。

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店長の大吉さんいわく「大人の方は、お子さんが喜んでいる姿を見て楽しい思いをしていらっしゃるみたいです」とのことでしたが、絶対、大人も自分自身で楽しんでいるに違いありません!

 

さて、基本的な仕組みを理解したところで、さっそくいちばん気になるメニューを注文することにします。

和牛上盛り合わせ4人前 3,229円)です。

なんと、舟盛りです!

つまり、肉が船に乗った状態で、さらに汽車の上に乗せられてやってくるということになります。一体どんな感情に襲われるのだろう。

もちろん、お肉は和牛カルビ529円)など単品でも注文できますよ。 

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ソワソワする気持ちをさらに高揚させるべく、食べ放題のデザート&ごはんバイキングのほうもいってみます。ライスやカレーのみ、ドリンクバーのみ、デザートのみなどさまざまな料金体系がありますが、せっかくなのでMAXで楽しめる「ワンダフルセット」(745円)にしました。

 

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ドリンクバーのほか、

 

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フルーツや、

 

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ケーキ、わらびもち、

 

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ポップコーンなどが盛り放題になります。

 

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そして、ビーフカレーも食べ放題!

 

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バイキングのビーフカレーとは思えない、たっぷりの牛すじをとろとろになるまで煮込んだカレーで、ライスは新潟産コシヒカリを使用しているとのこと。

このカレーだけがメインでも幸せ! 取材なのにおもわずお代わりをしてしまいそうなのをやっとのところでこらえました。

 

f:id:Meshi2_IB:20160926155951j:plain本題の肉に入る前にすっかり満足してしまいましたが、そうこうしているうちに、ついに肉の舟盛りがやってまいりました!

堂々たる、入場です!

 

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おっと、ここでも戻るボタンを忘れずに。

 

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ひとり焼肉でも、こんなに楽しいパーティ感が味わえます!

 

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ちなみに、本当に一人で来店するお客さんも少なくないとか。カフェなどのように気軽に入れる雰囲気なので、確かにその気持ちもわかります。

この「流れ焼肉Wonder」の魅力は、単に肉が流れてくるというギミックが楽しめるだけでなく、希少部位の説明を聞きながら、焼肉の楽しみ方を広げてくれるところにあります。

 

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アテンドしてくださるのは、スタッフの廣井さん。同店をリードする肉番長とのこと!

 

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まずは「カメノコ」という部位からスタートします。名前からは意外な感じがしますが、とてもみずみずしい食感です。こちらはあっさり塩を合わせるのがおすすめとのこと。

廣井さん:肉汁がじゅわっと出てきますよね。いきなりサシのはいったお肉から食べるのではなく、赤身から始めてサシの多い部位を後半に味わうことで、口の中が完成していきます。

 

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続いての部位は「イチボ

これは柔らかい! 口に入れるなり、ウマイ! という声をあげてしまいました。

廣井さん:サーロインの先のはじのほうにある部位です。牛でいうと腰のあたり。わさびをたっぷり乗せて食べると、脂が適度に抑えられて風味もアップします。

 

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お次は「シンシン」。聞き慣れない部位ですが、シンタマと名前が似ているのでそのあたりかな? などと思っていると

廣井さん:シンタマを、さらに細かく分けると、さきほどのカメノコやこのシンシンになります。僕は個人的に赤身の中の赤身だと思っているんです。カメノコよりも柔らかい赤身です。薄切りでもふっくら感を感じるお肉です。

確かに、実際よりも厚みを感じます。

 

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そして、さきほどの説明にあったシンタマの中のもう一つの部位が「トモサンカク」。シンタマより、脂が乗っているそうです。

口に含むと、うまい牛肉特有の、あのなんともいえない香りがしました。これが和牛香というやつでしょうか。ミディアムレアくらいの焼き加減でサッとあぶるくらいがベストだそうです。

 

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続いては「ミスジ」。1頭の牛から2%程度しか取れない部位とのこと。

廣井さん:僕のおすすめの食べ方がありまして、タレをたっぷりつけて、卵黄とからめて食べると、すき焼きのような味わいになるんですよ。

 

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焼肉に卵、今まで思いつきませんでしたが、この食べ方には思わずハマりました。ほかのお店や家でもやってみようかな。

 

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そうこうしていると、肉がすっかりテカテカしてきました。

廣井さん:実は、それがいいんですよ。肉には適正温度があって、冷蔵庫から出したばかりの状態では、脂と肉がしっかりなじまないのですが、こうやって室温でしばらくおいておくことで、肉がベストの状態になるんです。

取材でモタモタしていたことが、逆に肉をおいしくする結果に。こんなふうに、肉の食べ方や知識を広げてくれるのもうれしいところです。

 

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さて、そんなわけで最後の部位「ヘッドバラ」をいただきます。特上カルビの名前で出すお店も多い部位とのこと。

この部位にも、たっぷりとわさびをつけます。わさびによる脂サッパリ&風味向上効果は、基本的にこのようなサシ多めの肉に効果を発揮してくれるのだそうです。

 

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汽車に乗って肉が流れてくる、その1点のみに興味を抱いて来店したら、想像を超える肉欲を満たしてくれた、ワンダフルなお店でした(すっかり長居)!

 

お店情報

流れ焼肉 Wonder 町田木曽店

住所:東京町田市木曽西4-36-4
電話:050-5783-1945

営業時間 :月曜日~金曜日 17:00~23:00(LO 22:00)、土曜日・日曜日・祝日 12:00~23:00(LO 22:00)
定休日:無休

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:増山かおり

増山かおり

1984年、青森県七戸町生まれ。東京都江東区で育ち、百貨店勤務を経てフリーライターに。『散歩の達人』(交通新聞社)にて『町中華探検隊がゆく!』連載中。『LDK』(晋遊舎)『ヴィレッジヴァンガードマガジン』などで執筆。著書に『JR中央線あるある』(TOブックス)、『高円寺エトアール物語~天狗ガールズ』(HOT WIRE GROOP)。

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