【西荻窪】在住50年の住民と語らった、この街のディープな魅力について【中央線の名居酒屋】

f:id:Meshi2_IB:20180528140311j:plain

シリーズ・中央線の名居酒屋 vol.5 「やきとり 戎」(西荻窪)

西荻窪、通称・ニシオギ。

この街に住む人も、そうでない人も、

不思議とこの駅は「ニシオギ」と略称で呼ぶ。

ひらがなで書くと同じく6文字の東中野は「ヒガナカ」などと呼ばれないのに、不思議だ。

f:id:Meshi2_IB:20180421135254j:plain

ここ3〜5年くらい、中央線沿線の駅のなかでもっとも注目されてきたのは、西荻窪という気がしている。

土日も快速が止まる中野や吉祥寺の持つメジャー感とは異なり、お隣の荻窪よりもディープな文化があるというイメージ。

個性的な個人経営のお店が多く、高円寺や阿佐ヶ谷とも、共通した雰囲気を持っている。

奇しくも西荻窪・阿佐ヶ谷・高円寺は、土日に中央線快速が止まらない駅だ。

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135259j:plain

高円寺に比べると落ち着きがあり、知的&芸術的なムードが漂うものの、根っこにある熱量は高円寺と同じか、あるいはそれ以上にも感じている。

ただ、高円寺はそれをダダ漏れにすることを恐れず、西荻窪はそれをことさらに主張しないことをよしとしている印象だ。

阿佐ヶ谷の自然体っぽさをよしとする感じは、西荻窪にも共通しているかもしれない。

とにかく、この3駅には明らかに似たムードがあることは確かだ。

「コスパ」とか「効率」とは無縁の世界で生きている感じがするのだ。

他の沿線の人にとっては、全部一緒でいいよ!

と思われるかもしれないが、そのかすかな違いを誇りとして住む駅を選んでいるのが、中央線の住民というものである(と考えている人が、この3駅には特に多い気がする)。

 

f:id:Meshi2_IB:20180528140332j:plain

そんな西荻窪の街のイメージといえば。

アンティークの街、雑貨店の街。

古本の街、と捉えている人もいるかもしれない。

カレー屋さんをはじめエスニック料理のお店も多いし、おしゃれなカフェなども増えている。

 

f:id:Meshi2_IB:20180528140348j:plain

そういったさまざまなジャンルを超え、1店だけで、街の顔を成すお店が、南口にある焼鳥店「戎(えびす)」だ。

街を代表する居酒屋さんは? という質問には、このお店だ、いやそこじゃない、といった議論が付きものだが、こと西荻窪に限っては、それが「戎」であることにほぼ異論はないであろう。

中央線を愛する漫画家やバンドマンのインタビューが載ったとあるシリーズ本でも、某ミュージシャンがこのお店を紹介している。

実際、自分が見に行ったライブに出ていたミュージシャンが、別の日にここで打上げをしているのに出くわしたこともある。

中央線文化に憧れる者にとっては、聖地のような存在だ。

 

なぜか開放的な気分になれるお店

f:id:Meshi2_IB:20180528140403j:plain

西荻窪駅の南口(ピンクの象がいるほう)を出ると、小さな飲み屋さんやラーメン店などの飲食店が乱立する一角がある。

新宿ゴールデン街よりもざっくばらんな、日常的に立ち寄りたくなるような雰囲気だ。

この中に、「戎」はある。

日が暮れる前から飲みに興じている人々の姿を見ているだけで楽しいのだが、「戎」が恐ろしいのは、行くと100%楽しくなってしまう、というところである。

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135317j:plain

焼酎お湯割りを頼み、名物・イワシコロッケを腹に収めると、たいていのことがどうでもよくなり、開放的な気分になれる

だから、この人とは腹を割ってじっくり話し合いたい! という友達ができると、このお店に連れ立っていくのが常だった。

オープンエアな席もあるが、戸で外界と隔てられたスペースが大半なのに、不思議とどの席にいても、屋外で飲んでいるような開放感がある。

 

f:id:Meshi2_IB:20180528140419j:plain

道の両側に店舗が広がっているという変わった構造で、この吸引力がすごいのだ。

もしかしたら、どこからどこまでが「戎」なのかよくわからないこの構造が、楽しさを生み出しているのかもしれない。

今日は『戎』に行こう」と思って西荻窪に着き、まっしぐらに「戎」に向かってウロウロしていると、店員さんに誘われて、道の左側&手前の大きめの建物に通される。

いくつか建物があるのに、なぜ必ずここなのか。

よくわからないまま何度も通ったが、いつも決まってその建物に通されるのだった。

 

「戎」ならではの謎のシステム

f:id:Meshi2_IB:20180421135327j:plain

謎のシステムは、ほかにもある。

酒飲みの間では有名らしいのだが、「焼酎は3杯まで」というルールだ。

だが、自分の記憶をたどってみると、もっと飲んでいたような気も……。

そういえば、「戎」という珍しい店名の由来とは?

愛すべき謎のお店「戎」にて、日頃のそんな疑問をぶつけてみることにした。

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135332j:plain

本日は、いつもの部屋ではなく、焼き台のある常連さん御用達スペースにて、お話を聞かせていただけることに。

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135336j:plain

こちらで焼きを担当しているのが、店長の三好さんである。

ちなみに、焼き台のあるこの建物が「本店」、隣の大きな建物が「別館」だそうだ。

昼から飲む常連さんたちは、この本店へ1人、2人と吸い込まれていく。

これだけ軒数があるにもかかわらず、この焼き台ひとつですべての串をまかなっているという。

 

── 道の両脇に店舗がありますけど、この構造も最初からだったんですか?

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plainだんだん増えてったんですよ。最初はここからオープンして、開店して10年くらい経った頃、隣ができたんです。

 

「隣」というのは、例の大きい部屋のことだ。

2人以上だとだいたい隣の別館に通され、お子さん連れの方は向かいの建物に案内されることが多いという。

f:id:Meshi2_IB:20180421135341j:plain

創業は1973年。

もつ焼き店としてオープンしたのち焼鳥も始め、今年で開店から45年になる。

西荻窪北口にも店舗があり、そちらは本店の10年ほど後に開店したそうだ。

平成元年には、吉祥寺店もオープンしている。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plain僕はずっと「戎」にいますけど、独立した人もけっこういらっしゃいますね。ミシュランの星を取った人もいます。

 

戎ファミリーは、さまざまな形で拡大しているのだ。

焼酎お湯割りと、おすすめの串3本を頼みつつ、「戎」の歴史や街の魅力をひもといていこう。

 

「1日に2回来ちゃだめ」というルール

f:id:Meshi2_IB:20180421135344j:plain

▲寶・お湯割り280円。豚バラ玉ネギ串(イベリコ豚)210円、ジュワッと脂が溶けてシャリシャリの玉ねぎと合わさる。タン95円は塩で。甘めのタレに炭が香るチレ95円は、プリッとしたレバーのような食感だ

 

── 焼酎の「3杯ルール」って、いつ頃からあるんですか?

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plain開店した頃からですね。

 

4杯飲んだからといって追い出されている人を見たことはないが、反対に泥酔して暴れているような人を見た覚えもない。

この一文が、ほどよい抑止力になっているのだろう。

f:id:Meshi2_IB:20180421135349j:plain

── ところで、「戎」って珍しい店名ですが、どんな由来なんでしょうか? 最初読めなくて「いましめ」かな? とか勘違いしたりしました。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plain初代社長の名前が「戎井(えびすい)」さんだったんです。

 

── そういうことだったんですか! 意外とシンプルな理由なんですね。

 

そんな話をしていると、「お姉さん、こっち来たほうがいいよ」と常連さんたちに招かれ、いろいろな話を聞かせていただけた。

f:id:Meshi2_IB:20180421135353j:plain

女性客Aさん:1日に2回来ちゃだめってルールもあるの。

男性客Bさん:「ツケ・貸しはなし」って書いた紙が貼ってあったんだよ。

 

そんな戎メモリーの数々につい興奮して、もう一杯頼んでしまう。

f:id:Meshi2_IB:20180421135357j:plain

▲日本酒 戎(250円)

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135405j:plain

この日、「本店」には西荻窪のベテラン勢が集まっていた。

なんと、戎歴30年、西荻窪在住歴50年以上という方も!

 

男性客Bさん:僕は2歳から、65年西荻にいるんですよ。 

 

── 東西線直通って当時からあったんですか?

 

男性客Cさん:ないない。中野止まり。

男性客Bさん:直通ができてから、まだ20年経ってないよね?

女性客Aさん:もっと経ってますよ! 35年くらい?

 

そんな会話はさらに、西荻の中央線文化の原点へと進んだ。

 

“ヒッピー”ってわかる?

f:id:Meshi2_IB:20180421135412j:plain

▲お客さんおすすめの刺身3点盛り(小・350円)

 

男性客Bさん:ヒッピーってわかる? 『ほびっと村』っていう、アナーキーというか、日本のヒッピー発祥のお店があるんですよ。そこのお父さんが「バルタザール」っていう飲食店を2階でやってて、1階は有機野菜の八百屋さん。3階は本屋さん。

 

「ほびっと村」は中央線関係の雑誌でもよく取りあげられる伝説的なお店だが、ヒッピー全盛期の時代が青春真っ只中とお見受けする方にも、同じく認識されているのを知って興奮した。

まさに西荻窪の生き字引だ。

 

男性客Bさん:中央線の中でも、高円寺や阿佐ヶ谷は山の手っていう感じかな。西荻だけは、下町的な風情がある。個人の顔が見える飲食店が多いんです。でも、お風呂屋さんは減りましたね。この近くにあった「玉の湯」や「天徳湯」もなくなっちゃった。

 

「戎」の北口店と「玉の湯」のはしごコースも、かつてはこの街の定番だったそうだ。

f:id:Meshi2_IB:20180421135419j:plain

露天風呂があるという銭湯「秀の湯」ほか、おすすめの飲み屋さんなどをしばし教えていただいた。

そんなベテランの会話に、女性の1人客も加わる。

 

── 「戎」に来るともれなく100%楽しい気分で飲めるんですよね〜。

 

女性客Aさん:でしょ? 「戎」って、気楽に話せるんですよね。西荻は難しくない街だから。あっち(別館)よりやっぱりここ(本店)がいい。生まれが生まれなんで、こういう雰囲気が好きなんです。

 

── ご出身はどちらで?

 

女性客Aさん:浅草です。始めて西荻に来たときは、田舎に来たなっていう感覚でした。

 

現在の西荻からは「田舎」というフレーズはみじんも想像できないが、戦前は荻窪界隈が別荘地という扱いだったそうだから、華のある浅草界隈に比べ、この街にはひなびたのどかな雰囲気が残っていたのだろうか。

店主の三好さんにも、街の印象を聞いてみた。

f:id:Meshi2_IB:20180421135423j:plain

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plain前はライブハウスがもっとたくさんありましたし、昔は音楽やってる方がすごく多かった。最近はミュージシャンっぽいお客さんは減ってる感じがします。

 

── 他の街も減ったって聞きますよ。西荻窪には、おしゃれな飲食店や雑貨店が増えてますが、「戎」みたいにざっくばらんに飲めるお店も多いのに。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plain西荻は個人店が頑張ってる街ですよね。吉祥寺は競争相手が多いんですかね。大手が多いでしょう。でも西荻には大手があんまり入り込んでない。僕が来た35年前も変わらないですね。昔は定食屋さんや、銭湯が多かったんですよ。

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135428j:plain

── アンティークショップや、雑貨店よりも?

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plainそういうお店が増えたのはここ10〜15年ですね。アジア系の方が小物屋さんを始めたんですよ。それも全部含めて、西荻なんじゃないですかね。昔、定食屋さんが多かったのは、学生さんが多かったからでしょうね。単身者向けのアパートが減って、最近はマンションになってます。

 

── じゃあ、若い人よりも、大人が増えてる感じなんでしょうか。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plainそんな感じはありますね。

 

── バンドマンが減ってるっていうのも、安いアパートが減ったことが関係してるのかもしれないですね。高円寺もそうですし。

 

男性客Bさん:中央線沿線では、西荻の下宿が特に安かったらしいよ。

 

── そうなんですか! もしかしたら、高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪に面白い文化が根付いたのは、ほかの駅に比べて家賃が安かったことが関係してるのかもしれないですね。

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135433j:plain

「冷奴いただけます?」

「はいー」

「冷奴一丁!」

そんなやり取りに混ざって、中央線が行き来する音が聞こえるのが心地良い。

 

名物・イワシコロッケのこと

f:id:Meshi2_IB:20180421135437j:plain

最近あまり「戎」を訪れていなかったが、久々にお品書きを見ると、見慣れない料理があった。

実は、この日「戎」を訪れる前に、公式ホームページを見てきたのだが、そこにはなんと、

「19年前からすべての揚げ物・炒め物にはセビリア(スペインのアンダルシア地方)のひまわり油を使用しています」

という、「戎」の大衆酒場的イメージからは想像し得ない情報が書かれていたのである!

f:id:Meshi2_IB:20180421135442j:plain

── 「戎」ではひまわり油を使っているとホームページに書いてあったのですが、本当ですか? もしかして、イワシコロッケも?

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plainそうですよ。

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135446j:plain

▲評判メニューのイワシコロッケ(490円。イワシの身でポテトを包みたっぷりタルタルソースがかかる

 

── イワシコロッケはいつからあるメニューなんですか?

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plainこれはだいぶ長いですね。30年くらい前からあります。よく従業員みんなで行ってた西荻のバーに、こういうメニューがあったんですよ。それをヒントにアレンジして、サイズも大きくしたんです。

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135452j:plain

何でも小さくなる世の中だが、むしろ見るたびに大きくなっている気さえする迫力だ。

 

── 合鴨農法のお米を使っている、とも書いてありました。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plain吉祥寺とか川崎とか、ランチをやってる店舗メインで使ってます。

 

意外にも、健康を意識した食材選びがなされていたのである! いい油を積極的に取ろう、という流れが一般家庭に浸透したのはほんのここ数年だが、「戎」では約20年も前から、その健康習慣をとっくに取り入れていたのだった。

 

── いつの間にか、おしゃれなメニューが増えてたんですね。イベリコ豚とか、パクチーとか。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plain会社が、スペインの食材を入れている関係もありまして。

 

── じゃあ、パクチー水餃子と、デンマークソーセージと、このマジョルカハーブハイもください!

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135456j:plain

▲スペイン・マジョルカ島の、マジョルカハーブハイ(400円)

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135502j:plain

▲デンマークソーセージ(110円)

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plainそれは香草のクセがあるんですよ。ここ1年くらいのメニューですね。デンマークソーセージ、焼きますか?

 

── お願いします!

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135506j:plain

▲ラム肉とパクチーの水餃子(350円)。ラムの存在感をしっかり感じる

 

── 「戎」は昼から飲めるお店、っていう印象がありますが、開店当時から13時オープンだったんですか?

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plain開店時間が13時になってからまだ3、4年ですね。昔は16時開店だったんです。会社を引退した世代のお客さんが多いので、飲むのも次第に早い時間になって。

 

── そうなんですね、いつも夜8時以降に来てたので、勝手にずっと前から昼営業だったのかと思ってました。

 

男性客Cさん:「戎」は8時以降じゃ面白くないよ。やっぱり、4時、5時ですよねえ。

 

── 近くに東京女子大学のキャンパスもありますが、学生さんも飲みに来ます?

 

男性客Bさん:トンジョの子は年中飲んだくれてますよ(笑)。でもサワーとか甘いのを飲んでるね。ビールはあんまり飲まない。ところでアナタ、煮込み豆腐は食べたの?

 

── あ、食べたことないです。

 

男性客Bさん:じゃあ、頼んだほうがいいよ。

 

「戎」はめちゃめちゃ安い

f:id:Meshi2_IB:20180421135512j:plain

▲看板メニューの煮込み豆腐(250円)

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135517j:plain

男性客Bさん:「戎」はね、チューハイが日本で一番うまいんですよ。 炭酸が違うのかな。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114419j:plain超炭酸」ってのを使ってるんです。

 

男性客Bさん:そうなんだ。単にシュワシュワが強いんじゃなくて、味が違うんだよ。自分の調子いいときに飲むと、すごく甘く感じるんだよね。日本一。

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135522j:plain

▲酎ハイ(360円)

 

せっかくなので、その日本一のチューハイも味わってみることに。

今日は焼酎3杯は飲んでいないが、総合するとその2倍くらい飲んでしまったのではないだろうか。

だが、写真の説明を見てお気づきのように、「戎」はめちゃくちゃ安いのである! これだけ飲み食いしても、2,000円台だった!

 

女性客Aさん:この後、私が「戎」のことを教えてもらったお店が開くんで、一緒に行きましょうか。

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135526j:plain

「戎」で3時間も楽しんだばかりか、お店で知り合った人と別のお店に飲みに行く、という中央線っぽい経験を初めてしてしまった! 

結果、さらに3軒はしごすることに。

その女性に連れられて飲むうちに、西荻窪と高円寺の住民気質の違いを見出せたような気がする。

 

f:id:Meshi2_IB:20180421135531j:plain

高円寺で飲んでいるときに声をかけてくれる年上のお客さんは、世代関係なく、あるいは同世代のような感覚で接する人が多いように思うのだが、西荻窪の人は、次の世代になにかを伝える大人として接してくれる人が多いのではないだろうか。

いつまでも大人にならない、あるいは大人と子どもを区別する意味がないと思っている人が集まるのが高円寺、大人があくまで大人として飲んでいるのが、西荻窪なのかも。

アルコールとともに薄れゆく意識のなかで、そう思った。

 

お店情報

やきとり戎 西荻窪南口店

住所:東京都杉並区西荻南3-11-5
電話番号:03-3332-2955
営業時間:月曜日〜木曜日13:00〜22:30(LO 22:00)、金曜日・土曜日・祝日の前日13:00〜23:30(LO 23:00)、日曜日・祝日13:00〜21:30(LO 21:00)
定休日:無休
ウェブサイト:http://www.yakitoriebisu.co.jp/

 

書いた人:増山かおり

増山かおり

1984年、青森県七戸町生まれ。東京都江東区で育ち、百貨店勤務を経てフリーライターに。『散歩の達人』(交通新聞社)にて『町中華探検隊がゆく!』連載中。『LDK』(晋遊舎)『ヴィレッジヴァンガードマガジン』などで執筆。著書に『JR中央線あるある』(TOブックス)、『高円寺エトアール物語~天狗ガールズ』(HOT WIRE GROOP)。

過去記事も読む

トップに戻る