365日餃子を食べてSNSにアップし続ける男に「餃子のうまい店でベストナイン」を組んでもらった

みんな大好き「餃子」。ただ、さすがに毎日食べている人はいないでしょ……と思ったらホントにいました。365日餃子と向き合う池山千尋さんが語る、その絶大なる魅力とオススメ店とは?

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カリカリの皮をかじると肉汁がジュワッとあふれ出す独特の食感。ラーメンやチャーハンのサイドメニューとして欠かせない一品として身近な存在でありつつ、熱狂的なファンも多い中華料理「餃子」。なんと餃子をほぼ毎日食べ続けている男性が都内に存在した……!

今回の取材対象者は、クリエイティブエージェンシーに勤める池山千尋さん。筆者とは数年前に名刺交換をしたくらいの関係だったが、久々に彼のInstagram をチェックしてみると投稿が餃子の写真でびっしりで思わず二度見。ここ数年、なんと毎日餃子を食べているとのことだった。それによってコラボ餃子のプロジェクト「千餃子」も始めたという。そんなわけで約3年間、同じ料理を食べ続けている方にしか見えてこない境地をたっぷり語っていただいた。餃子好きはもちろん、SNSでつい食べ物系を投稿したり目で追ってしまう人にもぜひ読んで欲しい。

話す人:池山千尋(いけやまちひろ)さん

池山千尋

コラボ餃子プロジェクト『千餃子』辺集長。365日餃子を食べる男として、日々SNSに餃子をアップし続ける。クリエイティブディレクターとしての経験を生かし人と餃子をつなげ、大勢の人と餃子を囲むことでより楽しく、よりおいしい餃子コミュニケーションの構築を目指している。

 

きっかけは「餃子ダイエット」

──今日もやっぱり餃子を?

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山さん(以下敬称略):ですね。今朝食べてきたので、798日目になります。今年の8月20日で1000日目になる予定です。

 
 
 
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▲池山さんのInstagramより。本当に毎日餃子を食べている

 

──おお、やはり。ではまず「毎日餃子を食べる」ようになったきっかけから……

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:そもそものきっかけは、3年前の年末年始に太ってしまってダイエット方法について調べていたら「餃子ダイエット」にたどり着いたんです。餃子というのはパーフェクトフードだそうで、5大栄養素(タンパク質、ビタミン、炭水化物、ミネラル、脂肪)が全部入っていると。で、世の中のダイエット方法は、ある栄養素を極端に取らない手法ばかりで、それではゆりかえしが起こってしまうらしいんです。だけど、すべてを満遍なく食べておけばリバウンドしないそうで、「こんな都合がいいダイエットがあるのか!」と思って、餃子を食べ始めたんです。

 

──そんなダイエット方法があったとは。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:最初は夜に食べたときだけフェイスブックに写真を公開していました。ペース的には週に1、2回でしょうか。それを2カ月続けていたら、仕事で会う人から「毎日餃子食ってて大丈夫?」と言われるようになり。

 

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▲普段はクリエイティブエージェンシーのプロデューサーとして忙しい毎日を送る

 

──決して毎日ではないのに、他人からはついつい毎日に見えちゃうんですよね。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:でしょうね(笑)。普段、僕は新卒から広告代理店でデジタル広告関連の仕事をしているんですが、コンテンツマーケティングがはやっていたこともあって、「ひとつの情報発信になってるな」と気づいて、しばらく続けてみたんです。すると3カ月目から「品川ではどこの餃子屋がおいしいの?」「この餃子屋さん行ったことある?」といったメッセージが来るようになりまして。「(自分自身が)いつの間にかメディアになってきているのではないか!」と思って、それからは毎日食べるようにしています。「コンテンツで大事なのはコンセプトだけじゃなくて継続することなんだな」って痛感しました。

 

── 確かに、継続って大きいですよね。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:さとなおさん(クリエイティブディレクターの佐藤尚之氏、食にも造詣が深い)が主催する「さとなおオープンラボ」にも参加させていただいたんですが、「いきなり100万人に1人の存在にはなれないけれど、何か1つの事を毎日続けていれば、その領域で”100分の1”の存在になることはできる。”100分の1”を3つ持っていれば100万人に1人代え難い存在になれる。100分の1をたくさん持っておくとゆくゆく人生が良くなるぞ」という話をされていて、そこから自分のSNS投稿に餃子のタグを付けはじめました。

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▲今回はインタビューと並行してグラフィックレコーダーの前田真由美さんに、話の内容を視覚化してもらうことに

 

ちょっとダメな方が共感される

──とはいえ「ただ餃子を食べる」とはいっても、毎日となると、なかなか根性要りますよね。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:まさにそうで。実は77日目頃、徹夜で3日間動画編集してて深夜に帰宅したとき、その日に限って餃子を食べてないことに気づいたんです。餃子を食べるかどうか考えあぐねているあいだにうっかり寝てしまって。そこでSNSの投稿でウソをつくことも可能なんですが「今日は餃子を食べられませんでした」と正直に書きました。どうなったと思います? いままでフェイスブックで10いいねくらいしか付かなかったのに、そのときだけ77いいねが付いたんですよね(苦笑)。

www.facebook.com

 

──ええっ、意外!

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:つまり「みんな見てるんだな」というのがわかったんですね。あと「ちょっとダメ」なほうが盛り上がることにも気づいた。だったら別に「餃子のプロ」ではなく、「ただ食べ続けているやつ」と思われているだけでもいいとわかって気が楽になりました。そこからまた食べ始めたんですよ。

 

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──まぁギネスブックに挑戦してるわけじゃないですからね。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:はい。それから、2017年11月24日に365日目を達成しまして。そこからおいしかったお店のまとめ記事を作ってみたり、グルメ系のサイトで連載が始まったり、ラジオ局から声をかけていただいたりして現在に至ります。自分の名前が「千尋」で“千”がついていることにちなんで、当面は1000日続けてみるのが目標です。

 

朝は餃子 in 味噌汁!

──続けるにあたって自分の中で課しているルールってあるんですか。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:私の知人でカレーを毎日食べている方は、日付をまたがないよう縛りを課していて、23時頃に「そろそろ僕カレー食ってないんで帰ります!」ということがあるそうです。その覚悟と実行力はすさまじく、僕にはできそうもないので、朝起きてから寝るまでのどこかで餃子を食べるという、ゆるいルールを設定しています。それがここまで続いた秘訣(ひけつ)の1つなのかもしれません。

 

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──続けてよかったことや悪かったことは?

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:よかったことは、自分が営業職なのでクライアントさんをおもてなしすることが多いんですが、「餃子を食べよう!」と声をかけていただける機会が増え、餃子を通して仲良くさせていただくことが多くなりました。「この間行ってた餃子屋さん連れてってよ」と言われることも多くて、お店のチョイスが劇的に楽になりました。声をかけていただける率も餃子を食べ始める以前よりも圧倒的に上がりました。カレーはひとりで味わうことが多いんですが、餃子ならみんなで食べながらああだこうだ言える。1人前を4皿で食べるよりも、4人前を1皿に盛り付けてみんなで食べたほうが絶対においしい、それが餃子の魅力なんです。

 

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──ハードルをあげずに、盛り上がるためのパーティーグッズ的な。うん、確かにちょうどいいアイテムですね、餃子って。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:おっしゃるとおりで、一緒に食べに行くと「餃子でもプロの食べ方があるんでしょ?」と言われたりします。ただ自分は「1個めはなにもつけないで、足りないなと思ったら酢をたらしてみるとおいしいよ」とか、それくらいですね。悪い点は、2年ほどたった頃から「餃子の人」というブランディングが自分の界隈でできてしまって、「もう餃子食べた? 食べてないなら行こう」となってしまい、自分だけに課していることなのに他人に気を使わせてしまうことも出てきてしまいました。それはよくないなと思って、今年から朝にお味噌汁に餃子を入れて食べるようになりました。

 
 
 
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▲本人のInstagramより。本当に味噌汁の具にしていた

 

──味噌汁に!? 新しい技ですね。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:朝に食べるのを終わらせておいて気を使わせない。幸い体調が悪くなったりしてないのでよかったです。ダイエットの方も1年かけて2〜3kg痩せられたので、まぁ及第点かなと。

 

人生でハズせないお店でベストナインを組むなら

ここで池山さんの選ぶ「人生でハズせないお店」を挙げてもらうことに。少々ムチャブリな気もするが、ご本人も野球ファンということでご承知いただいた。

果たして365日餃子を食べ続ける男はどんなお店を選ぶのか。

 

1番:餃子の王将 下北沢店

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:一生で外せないお店と聞かれたら、僕はやはり「王将」は外せないんですよ。自分のインスタでは行ったお店の餃子を毎回、5点満点で味と大きさと特色を付けていて、基準である「3点」を餃子の王将にしているんです。タレでもいいし、酢と胡椒で食べてもいいし、なんでもできるという意味では王道。1番にいてくれると安心ですね。

 

──同じ王将でも店舗によって差異がわかったりするんですか? 「ここの王将がうまい」とか。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:あるんですよ、これが。さとなおさんに「東京の王将、全部食ったりしてる? それで餃子語っていいの?」と言われて餃子活動に新たなテーマが追加されました。いま67店舗中、22店舗は行ったので、味の違いがかなりわかってきました。

 

──印象に残っている店舗はありますか?

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:個人的に、一番おいしいのは下北沢で間違いないですね。びっくりしたのは、亀有の王将に行ったとき。もともと街の中華料理屋さんだったのを看板だけ変えて餃子の王将を名乗っていて、餃子の味も違うんです。あと、水道橋の王将は食べ放題がある。飲み放題付きで餃子が食べ放題で(4〜60名、時間制限アリ)、なんと男性2,500円、女性は2,000円ですよ。

www.hotpepper.jp

 

──安い!

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:めちゃくちゃ安いんですけど、最初に大皿で回鍋肉やバンバンジー、エビチリが出てくるので、餃子にたどり着くまでにお腹いっぱいになってしまいます。それでもめちゃくちゃコスパは良いです。水道橋なのでプロレスラー系の人とか大学生とか、わりと食欲旺盛な人たちが来る地域なんですよね。

 

──いくらチェーンとはいえ、そこはやはり土地に合わせて最適化されていると。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:そう。御徒町の店舗は、なぜか女子向けプランが多い。デザートが充実していて、チリソースがかかった揚げ餃子があったり、エビチリのソースを揚げた餃子にかけて食べられて、普通においしいです。店舗ごとに裁量があるからここまで違いがあるらしくて「王将ってこんなに楽しかったっけ?」って思いますよ。

 

── 「王将論」だけで記事1本できちゃいそう。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:あとは焼き方も変えられます。「よく焼き」「両面焼き」「うす焼き」は、どこでも頼めるのでやってみてください。「よく焼き」が一番おいしい説を僕は唱えています。両面焼きはほぼ揚げ餃子の一歩手前な感じしょうか。店舗にもよるけど、王将には揚げ餃子がないので、ハイボールとかレモンサワーと合わせたいときには、味変のために両面焼きにしますね。皮を味わいたい人はうす焼きがおすすめです。皮のそのままの味が楽しめますよ。

 

──さすがトップバッターだけに話がとまらない!(笑)。

 

2番:中野「Wing Village(ウィングビレッジ)」

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:2番は中野の「Wing Village(ウィングヴィレッジ)」。2018年に一番うかがったお店です。シェフがもともと服部専門学校で料理を担当していた方で、料理に対する造詣が深く、食に対して独特の美学を感じます。餃子はニンニクやラードを入れないかわりに、昆布とカツオ節のお出汁、粗切りにしたお肉と野菜、さらには豚トロの食感で、旨みを重ね合わせるなど、とことん論理的な調理方法が活かされ抜群です。毎月必ずオリジナル餃子をつくられていて、バターチキンカレー餃子、ゆず餃子、オマール海老の餃子をつくったり……結構トリッキーですね(笑)。餃子界を見回しても、もっとも面白いアプローチをしている料理人のひとりなんじゃないでしょうか。 バントやエンドランの小技から自分で出塁もできる2番打者に最適かと。

wingvillage.holy.jp

 

3番:飯田橋「おけ以」

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:上位打線でも重要な役割を担う3番を任せることができるのは、飯田橋にある「おけ以」。餃子が有名な中華料理屋さんで、行列ができていることもしょっちゅうですけど、なんでおいしいのか、自分の中でまだ腹オチしていない(笑)。なにも奇をてらったことがない。でも食べるとおいしいという不思議な感じ。自然なスイングでソツなく打てるバッターですね。

www.hotpepper.jp

 

4番:乃木坂「蓮月」

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:乃木坂にある「蓮月」はひいきにしているお店です。「子どもに『好きな食べ物はなに?』と聞いたら『ハンバーグ、カレー、唐揚げ、スパゲッティ』というのが定番だけれど、5つ目は絶対におれの餃子にしたい!」と店主がおっしゃっていて。それもあって、何もつけなくても食べられる味付けにしています。ここの餃子は食べるときに皮とあんの境目がほとんどないんです。シュウマイを食べている感覚に近いというか。

 

──乃木坂というと池山さんの勤務先の近所ですよね。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:餃子を食べ始めて1年目は30回は行ってました。そのおかげでか、顔も覚えていただきました。※本店は東京・南青山。下のリンクは天王洲アイル店のものです

www.hotpepper.jp

 

5番:立川「餃子天国 gyoza1059」

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:5番はパワーヒッターというか、ボリューム系です。ジャンボ系餃子でいうと銀座「天龍」、八重洲「泰興楼」、池袋「開楽」あたりが有名なんですが、ジャンボ系の概念を覆されたのが立川にある「餃子天国 gyoza1059」。ここの餃子がびっくりするぐらいデカくて、びっくりするくらいあんがつまっている。とにかく破壊力がヤバくて、ここ最近でもっともインパクトがありました。お店に入ると、目の前でご主人と息子さんが延々と餃子を包んでいて、これでもかってくらいあんを入れてるのが分かります(笑)。もちろん、味も保証しますよ。

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6番:恵比寿「香湯ラーメン ちょろり」

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:6番は玄人好みの町中華系でいきましょうか。となると、恵比寿にある「ちょろり」かな。オシャレなイメージの恵比寿におよそ似つかわしくない町中華のお店なんですが、餃子が超絶オーソドックスなんです、ニラが入っていてにんにくが入っていて、でも丁寧な作り。しっかり焼かれていて「餃子ってこれだよね」っていうところに立ち戻れる一品になっています。チャーハンとあれを一緒に食べるのは至福の時間ですね。

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7番:新宿「餃子の福包」

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:「福包」は新宿三丁目、中目黒、代々木八幡に展開している、わりとやさしめの餃子を出すお店。大皿っていうシステムがあって、40個まで皿にのせてもらえるんです。40個が大皿で出てくるお店はなかなかないので、ここは外せないですね。福包で餃子を囲んで暗くなった記憶がないので、ムードメーカー的なキャラとしては「困ったら福包で餃子を囲む」ようにしています。おろしやしそ、柚子胡椒、ネギ塩などのトッピングもあるから、ちょいちょい味変もできるのでおすすめです。

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8番:田町「名前のない餃子屋」

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:変わったところでいうと、田町に名前のない餃子屋さんがありまして。看板が出てないんですよ。おばあちゃんがひとりで経営していて、夕方17時から20時しかやってないうえに長蛇の列で入れないんですよ。めちゃくちゃ大ぶりで、お醤油をつけてご飯と食べたくなるような餃子です。すごくファンも多いお店ですが、おばあちゃんが体調を崩されて1年くらい休まれてました。去年の9月くらいに復帰してまた行ってきたんですが、相変わらずおいしかった。水餃子にしてもパンチがあって外せない存在ですね。

www.hotpepper.jp

 

9番:経堂「ヤマタニ餃子店」

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:9番には一発長打が期待できる餃子をチョイス。あんにガツンと味がついている餃子として、経堂と千歳船橋にある「ヤマタニ餃子店」に一票。店主の方が「仕事の後はシュウマイと瓶ビールが最高」みたいな方で、餃子もシュウマイのようにそのままで食べられる味わいにしたそうです。お砂糖を加えた甘めのあんで、食べると甘みが広がる感じです。

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控え:「日高屋」「味の素の冷凍餃子」 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:最後に、控えのプレイヤーとして「日高屋」を入れておきましょうか。日高屋は僕のなかではどこでも守れるユーティリティープレイヤーです(笑)。24時間開いていて、野菜たっぷりの餃子がやさしく、おいしい。餃子を食べていない緊急事態の駆け込み寺のような。餃子以外のメニューも豊富で、どんな状況下でもチームの支えになってくれる頼もしい存在ですね。

www.hotpepper.jp

 

──確かに、お値打ち感とボリュームを求めがちな独身男性にとって日高屋は頼もしい存在です。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:控えにもう1餃子追加してもいいですか?「味の素」の冷凍餃子。最近、試しに冷凍餃子を買ったらびっくりするぐらい進化していました。水も油もなしで羽根が付くので、どういう技術なのか気になりますね。いまや完全に冷凍庫の常備品になっています。

www.ffa.ajinomoto.com

 

──ほかに冷凍食品でおすすめはありますか?

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:水餃子は、大阪王将の「ぷるもち水餃子」。皮がゆでるためにつくられているので、いくら煮てもぷるんとしたままで崩れない。それが水餃子でベストかもしれない。スーパーでも買えるものに限るなら、味の素の冷凍餃子と大阪王将の水餃子ですね。また、7番バッターで紹介した「餃子の福包」の冷凍餃子も愛用しています。

o-ohsho.jp

 

──お店含めて日本は焼き餃子がやはり多いんですね。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:日本は焼き餃子が中心になっていますよね。もともと餃子の発祥である中国では水餃子が中心でしたが、戦後に餃子が満州から日本に輸入された際は水餃子で、日本人はすいとんを思い出したそうです。その後、焼餃子になって大阪を中心に広まっていきました。だから、おいしい水餃子を出してくれるお店は日本になかなかないんですよ。もちろん京成立石にある「蘭州」などの有名店もありますけどね。

 

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▲池山カントクの「餃子最強打線」を、グラフィックレコーダーの前田真由美さんにまとめていただいた

 

海外出張でも餃子三昧

──かつては餃子といえば都内なら蒲田のお店などが有名でしたが、いまはだいぶ勢力図も変わっているようですね。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:もちろん、蒲田にもおいしいお店はいくつもあるし、幡ヶ谷にある「您好(ニイハオ)」は両面焼きに粗切りの具が入っていて大好きですよ。

www.hotpepper.jp

 

あと、神保町の名店「スヰートポーヅ」も。

www.hotpepper.jp

 

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──はい、まぁ今回はムリヤリ打線を組んでもらったテイなので(汗)。海外で餃子を食べられたことはありますか?

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:ありますよ。うちの会社はスウェーデンのストックホルムが発祥なので、去年出張で行ったら向こうのスタッフも「こいつは毎日餃子を食ってるヤベエ奴なんだ」って言ってて。「dumpling man(餃子野郎)が来たから、swedish dumpling(スウェーデン風餃子)のお店に行くぜ!」って、Uberでスウェーデンの田舎までわざわざ連れて行ってくれました(笑)。小籠包みたいな小さい肉まんのような餃子が出てきて、おいしかったです。次の日はチャイニーズレストランに連れてってもらったし、海外に行ってもなんだかんだ餃子を食べ続けていますね。

 

──小麦粉の生地でなにかを包む料理は、各国どこにでもありますからね。

 

f:id:Meshi2_IB:20190212180217p:plain池山:そう、イタリアのラビオリとか、カルツォーネとか。チベットにはモモもあるし。地域ごとに似たような料理が必ずありますね。いつかは世界各国にあるさまざまな”餃子”もルーツと共に食べ歩いてみたいですね。

 

──ありがとうございました。ぜひこのまま1000日目を達成してください!

 

書いた人:高岡謙太郎

高岡謙太郎

オンラインや雑誌で音楽・カルチャー関連の記事を執筆。共著に『Designing Tumblr』『ダブステップ・ディスクガイド』『ベース・ミュージック ディスクガイド』など。

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