こんにちは、メシ通レポーターのケメコです。
もうすっかり秋ですね。秋といえばご飯が美味しい季節。山菜にきのこ類、秋刀魚など……誘惑いと多し、ですが、そんな秋の味覚たちのベストパートナーは、やっぱり白ご飯!
淡白でいてほのかな甘みがあり、どんなおかずとも相性の良い白ご飯が食べられると聞いて、今回は「釜戸ダイニング&雑貨 縁」に行ってきました。
釜戸で炊き上げる、絶品白ご飯!
やってきました! 「釜戸ダイニング&雑貨 縁」です。
長屋風のレトロな造り。大阪・上本町の地で15年以上営んでいらっしゃるお店です。素敵な外観ですね〜。
中に入ると、どどんと釜戸がお出迎え。これでふっくらご飯を炊いてくれるんですね。
▲1Fはカウンターとテーブル席
▲地下は落ち着いたテーブル席が並びます
こちらで使っているお米は、滋賀県・近江八幡で作られている「えんこう米」という種類。農林水産大臣賞を受賞した、園田耕一さんという農家の方が作られているお米なのだとか。
玄米の状態でお店に届き、毎日使う分だけお店にて精米。だからとても新鮮なのです。
さっそく縁のチーフ・清水さんに、ご飯が炊きあがるまでの過程を教えてもらいました。これ、聞いてびっくり。かなりの職人技だったのです!
こんなに丁寧に炊き上げられているとは……!
まずはお米を精米し、丹念に洗ってから給水させます。
精米した時に出るぬかは、ぬか床にしたり石鹸を作ったりとさまざまに活用。1時間ほど給水させたら、よく水を切って、
釜の中にザザザッ!
そして、お水も入れていきます。このお水にもこだわっていて、お米に合う水質に調整したものを使用しているのだとか。
釜のふたを閉めたら、火を入れていきます。
「はじめチョロチョロ、中パッパ」の通り、弱火→強火で20分。
そうこうしていると、蒸気が漏れ出てきました。
釜の中に水分がなくなり、パチパチとお米がはぜる音を聞いて、
よきタイミングで一気に消火!
現在釜の中は半煮え状態。ここから余熱で20分ほど温め、ふっくらご飯に仕上げていくのです。
さあ、ふたを開けましょう!
むわぁ
できたー!
どうでしょう。ひと粒ひと粒が光ってます。
そして……愛しのおこげちゃん。
うはー、たまらん。
いざ、食べてみる。
待ちに待った白ご飯、さっそくいただきましょう。
ちょこんと添えられたおこげも、うれしいじゃありませんか!
▲銀シャリセット(734円)
さて、では。
あ、甘い……!
しっかりとかみ応えがあり、2回3回かむだけでじんわり甘くなっていきます! これだけで何杯でも食べられる美味しさ。
桜と楢の薪を使って火を入れ、音と香りで判断して炊き上げるご飯。一つひとつの工程をしっかり経て作られているからこそ、こんなにも味わい深いのだと思われます。すごい。
おこげをパリッ
んんー! んまい!
おこげは一度揚げられているので、香ばしさが加わって、おかきのような感じで食べられます。
ご飯のお供には、縁特製のホウバ焼きがおすすめ。
▲縁名物 ホウバ焼き 熊野街道づくし ミックス(1,749円)
ほう葉の上には秋の味覚がたくさん。炭火でじっくり焼いていきます。
はい、いい感じに出来上がりました!
アツアツのお肉をいただきましょう。
甘めの味噌とほう葉の香りが最高! 間違いない。とてもジューシーです。
ちょっと濃いめなので、ご飯とばっちり合います。ご飯とホウバ焼きのループが止まりません。
そして、ここで卵が登場。
▲生卵 129円
卵かけご飯、やっちゃいます!
醤油と混ぜて、銀シャリセットに入っていた昆布の佃煮をトッピングしてみました。
ひゃあー! うまいいいい!!
ご飯が絶品だと、卵かけご飯も絶品なんですね。これ、絶対試してみてください。まじでうまい。
ちなみに、ランチタイムにはテーブルの上に卵が置いてあり、自由に卵かけご飯にしちゃってOK。おかわりは1杯まで無料です!
こだわり抜いたご飯と一品料理の数々がいただける「釜戸ダイニング&雑貨 縁」。決して堅苦しくなく、訪れる人の年齢層もさまざま。
「炊き上がりが食べたい!」という人は、お店の前に設置してあるこちらの時計をご参考に。
▲目安は、ランチとディナーの開店時間です!
美味しいご飯が食べたくなったら、ふらっと立ち寄ってみてください。ほっかほかで甘みたっぷりのご飯が、優しくお出迎えしてくれますよ。
ごちそうさまでしたー!
お店情報
釜戸ダイニング&雑貨 縁
住所:大阪府大阪市中央区上本町西2-6-24
電話番号:06-6763‐0110
営業時間:11:30〜14:00(LO)、17:30〜22:00(LO)
定休日:不定休
ウェブサイト:http://www.eonet.ne.jp/~nomad/main.html
※金額はすべて消費税込です。
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