台湾や中国の屋台メシって、めちゃくちゃソソられませんか?
大きな文字でメニューが上部にドンと書いてあり、鉄板の上では次から次へとジュージュー焼き上がる料理たち。
香ばしいニオイに加え旅情気分も盛り上がり、思わずアレもコレもと注文して、いつも早いうちから満腹になります。
ああ! 旅っていいよな……旅したい!!
そんな気持ちで大阪天満宮の近くをふらふら歩いていた時に、台湾や中国の屋台のような店舗が目に飛び込んできたのです。
上海名物の焼き小籠包専門店、これはじつにソソられる……!
今回は、大阪のビジネス街にいながら上海気分に浸れる、焼き小籠包専門店「弄堂 生煎饅頭(ロンタン シェンチェンマントウ) 南森町店」をご紹介します。
焼き小籠包が焼き上がるまで
ロンタンは、最初にお会計を済ませるパターンです。
メニューは焼き小籠包を中心に、水餃子や上海ちまき、冷麺などをラインアップ。焼き小籠包4個か6個に、麺をプラスするのが好評だそうです。
セルフサービスではあるのですが、出来上がったら席まで持ってきてくれますよ。
厨房の中では職人さんたちが一心不乱に小籠包を包んでいます。
作業が素早く、あっという間に出来上がる小籠包たち。無駄のないこの動きを見ているだけでも楽しいなあ。
出来上がった小籠包は、専用のお鍋に入れてじっくりと焼いていきます。
パチパチパチ、とはぜる音が聞こえてきました。もうそろそろ出来上がりです。タイミングを見計らって……
開けまっせ!
ふわあ〜、なんておいしそうなんだ!!
ぷっくりと膨れ上がった焼き小籠包たちがぎゅーっと並んでいる様子は、なんともかわいい&おいしそう。たち上る湯気とじゅわじゅわと香ばしく焼けているこの状態に、思わずよだれがあふれます。
スープが飛び出る、ジューシーすぎる焼き小籠包
今回注文したのは、焼き小籠包 4個(380円)とピリ辛香味冷麺(500円)。
この小籠包、絶対にそのままパクリと食べてはいけません。
店内にはこんなマンガも掲載されているほどなのです。
というわけでまずはお箸で皮を破り、スープを出します。
それから口に当て、スープをずずずーっと吸い込んでいきましょう。このスープがまた、甘みとコクがあってめちゃくちゃおいしいんです。
あとはパクッといっちゃってOKなのですが、スープが吸いきれていない場合もあって、そんな時には口からピューっと吹き出しちゃうのでお気をつけください。ちなみに私はそうなりました。
国産豚肉のうま味とスープのコクに加え、皮はもちもち食感とパリカタ食感の2種類が楽しめ、1つで重層的に味わえます。震えるうまさです。
鍋肌で焼かれている面はこんな感じでキツネ色に。これ、食べたらわかりますが、この部分の香ばしさったらハンパじゃないです。すっごくいいアクセント。
ピリ辛香味冷麺もこれまたいい。
家庭でよく食べられる冷麺ではまったくなく、香味が効いた味わい深い一品です。
ピリ辛ペーストと温泉卵をグチャグチャに混ぜ合わせ、ずるずるっといきましょう。
こちらが店主の坂井さん。
不動産業を経営しながら、上海の焼き小籠包に魅せられてお店を出すに至ったそう。
日本で働きながら数カ月に1度上海に渡り、評判の焼き小籠包屋さんに何度も通ってそこで働かせてもらうことにも成功し、技を習得していったそうです。すごい……。
テイクアウトもできますよ
たこ焼きのような感覚で食べてほしいという思いもあったそうで、ロンタンはテイクアウトにも力を入れています。
すぐに食べた方がもちろんおいしいのですが、冷めてしまった時にはフライパンで焼くかオーブンで温めるかでおいしさがよみがえるそう。
電子レンジは皮がフニャっとしてしまうそうなので、使わない方がいいかも。
いただきまーす!
持ち帰ってから5時間後ぐらいに食べたので、さすがにスープは皮に染み込んでもう残ってないかなあと思ったのですが、いえいえしっかりスープ、ありました。おいしかったです!
本場上海の方も絶賛するというロンタンの焼き小籠包。
イートインでもテイクアウトでも、そのおいしさをぜひぜひ味わってみてください。ついでに旅情気分にも浸れるので、アジア好きな方にもオススメですよ!
お店情報
弄堂 生煎饅頭(ロンタン センチェンマントウ) 南森町店
住所:大阪府大阪市北区東天満1-11-15
電話番号:06-6357-7778
営業時間:平日・土曜日 11:30〜22:00頃、日曜日・祝日 111:30〜21:00頃(いずれも小籠包売り切れ次第終了)
定休日:水曜日
ウェブサイト:http://rontan.info/
※この記事は2017年9月の情報です。
※金額はすべて税込みです。