1度は食べておきたい東京のグルメバーガーの名店10選【2018年版】

チョイスの基準は「熱意」と「こだわり」。 グルメバーガーの名店10選

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▲「至高のグルメバーガー」でご紹介したお店の地図はこちら
 
ここ数年、いわゆるグルメバーガーといわれる、材料、製法にこだわって丁寧に手作りしたハンバーガー店があちらこちらで目に入るようになってきました。
価格帯はランチでも1食1,000〜1,500円くらいとちょっとお高い。でも「今日は奮発しておいしいものを食べたいなー」という時のチョイスのひとつに、グルメバーガーは確実に入ってきたのではないでしょうか。
さて、10店舗にわたって実際に取材してきた「至高のグルメバーガー」シリーズ。
これまでとにかくハンバーガーへの「こだわり」と「熱意」あふれるお店を厳選してご紹介してきました。1度は行っておくべき名店ばかりです。ぜひチェックしてみてください。
 

四ツ谷:CRUZ BURGERS(クルズバーガーズ)

四ツ谷駅から徒歩5分くらいの便利な場所にある「CRUZ BURGERS(クルズバーガーズ)」。オーナー店長の野本さんは、グルメバーガーの老舗「FIRE HOUSE」で約6年間勤務。2015年11月にこの「CRUZ BURGERS」を開店しました。
 
店長・野本さん:うちはアメリカの西海岸にある少し田舎の町、SUNTACRUZにあるようなハンバーガーとクラフトビールのレストランをイメージして、「CRUZ BURGERS」と名付けました。ファストフードとは違う、本格的なカリフォルニアスタイルのハンバーガーと国内外から厳選したドラフトクラフトビールをそろえています。
 
「ベーコン・チーズ」は燻製仕立ての自家製のベーコンが存在感大。それと、肉がすごく肉肉しいのです。ジュワッとしたあと、まるでステーキを食べているような肉の食感が追いかけてきます。
肉は溶岩石のグリルで焼いています。溶岩石のグリルは遠赤外線効果でふっくらと、余計な脂を落としつつ、ジューシーにパティを焼き上げてくれます。
 
「ゴルゴンゾーラ・セロリ」は、珍しい組み合わせのトッピング。付け合わせのワッフルポテトはサクサクで冷めてもおいしいです。
 
ピクルスにしたセロリとたっぷり入ったゴルゴンゾーラのハーモニーも最高です。
 
ドラフトクラフトビールもおすすめのものをそろえています。こちらは、お店イチオシの「Sculpin IPA(スカルピン) Lサイズ(972円)」。香りはとってもさわやかでフルーティー。飲むとガツンと苦い。でも口当たりは滑らか。とても飲みごたえのあるビールです。
この天国を味わいたくなったら「CRUZ BURGERS」へ。
 

小伝馬町:Jack37Burger(ジャックサンナナバーガー)

小伝馬町の路地裏にある一軒家「Jack37Burger(ジャックサンナナバーガー)」。オーナー店長の小木野さんは、「CRUZ BURGERS」の野本さんと同じく「FIRE HOUSE」出身。2015年9月にこの「Jack37burger」をオープン。
メニューを見ると、スタンダードバーガーより先に、バリネスバーガーが載っています。バリネスとは「バリの」という意味だそうです。
 
小木野さん:バリ島に行った時に、インドネシアの辛いソース・サンバルに出合って、なんとかこのソースをいかしたハンバーガーを作りたいと思いまして、むしろサンバルソースのハンバーガーを作りたいがためにこのお店を開いたみたいなもので。最初は、バリネスバーガーだけでいこうとも思ったんですが、ちょっと日和ってしまって(笑)、スタンダードバーガーもメニューに入れました。
 
おすすめは店名を冠した「ジャックバーガー」、バリネスバーガーにおすすめトッピングのフライドエッグとチェダーチーズを足したものです。
今回はパティダブルの「ジャックダブルバーガー」をオーダー。
 
サンバルソースには、生玉ねぎとピクルスを加えて、辛味は抑えめ、爽やかで食べやすい味つけです。
 
セットビールはハートランドの生。しかも2杯セットで800円という衝撃価格。
 
焼き具合は、美しいミディアムレア。
 
小木野さん:うちのパティは、脂身がほとんどないのでこのくらいのミディアムレアに焼き上げることによって、柔らかくジューシーな食感にしてるんです。
 
肉のうま味、 ピリ辛でさわやかなサンバルソース、そしてハートランドの生×2。間違いなく昇天できる名店です。
 

立川:OLD NEW DINER(オールドニューダイナー)

立川駅南口から徒歩10分。オフィスや住宅が混在する静かな通り沿いに、突如として現れる古き良きアメリカ、それがこちらの「OLD NEW DINER(オールドニューダイナー)」です。
オーナー店長の田中さんは日野市の出身。駒沢の名店「AS CLASSICS DINER」に約5年間勤務、内3年ほどは店長を任されていました。その後、地元にお店を出したいという希望をかなえ、2016年6月にこの「OLD NEW DINER」をオープンしました。
 
アメリカンテイストのレストランバーといった雰囲気です。
 
田中さん:昔からアメリカの古い車とか昔のアメリカ文化が大好きだったので、そのイメージで内装を作りました。立川には昔、米軍の関係でそういうお店があったみたいで、地元の70代くらいのおじいちゃんには「なつかしい」って言われることもありますね。レジに使用している車と待合いのソファは1956年式のキャデラックの本物を加工して作っているんですよ。
 
「ベーコンチーズバーガー」はこのうず高さ。バンズもパティも大きめでボリュームがあります。
 
炭火で焼かれたパティは、スモーキーな香りでパリッとした食感が香ばしいです。 そこにちょっと甘みがあるバーベキューソースが深みを与えています。
 
ハンバーガー以外のメニューも充実しています。ローストビーフはとろける食感。注文ごとに仕上げるグレイビーソースも絶品です。
古き良きアメリカの味を全身で感じられること間違いなしです。
 

池袋:No.18 DINING&BAR(ナンバージュウハチダイニングアンドバー)

池袋駅東口から徒歩約10分、池袋六ツ又交差点を超えて、やや不安になってきた頃、橋の手前で左を見ると、「No.18 DINNING&BAR(ナンバージュウイチダイニングアンドバー)」があります。
 
オーナー店長の長谷川さんは、美大卒業後、いくつかの飲食店勤務を経て、港区の某有名ハンバーガー店(トランプ大統領来日時にハンバーガーを出したお店)に約2年勤務。その後、2014年9月にこの「No.18 DINNING&BAR」をオープンしました。
 
なんと、某有名グルメガイドで星がつくかも? という未確認情報もあります。
美し過ぎるアボカドの切り方。細部に渡って、長谷川さんの繊細なこだわりが感じられます。肉へのこだわりもすごいです。
 
長谷川さん:冷凍してないチルドがいいんです。これのしっかりパックされた未開封のものをお店で初めて開けて空気にさらすので、鮮度がいいんです。
 
肉の下ごしらえにもしっかりと手間と時間をかけています。
 
長谷川さん:塊肉をスジ取りして肉を切り出していくのですが、うちは本当に異常なくらい丁寧にスジ取りをしているんです。他でこんなことしてるお店はないんじゃないかな? その肉をハンドチョップで細かく切って、ほんの少しのミンチでまとめています。なので、口当たりが圧倒的に別ものなんです。
 
インスタ映え抜群の「アボカドチーズバーガー」。この美しい具材の重ね方も長谷川さんの理論に基づいています。
 
長谷川さん:味の感じ方って、ロジックで考えられるんですよ。例えば、舌の使い方。舌はパーツによって味の感じ方が違うんです。どの部分でどういう味を感じるか、塩味の感じ方とか。そういうことを考えながら、まず理論で作ってみて、食べてみて調整しています。
 
「自家製ベーコンチーズバーガー」。一見するとパティが2枚のように見えますが、上にあるのは自家製ベーコンです。
 
自家製ベーコンは、本当に柔らかくとろけるようだけど、わずかな歯応えを残しています。ミディアムレアのパティはまさに肉。ステーキみたいだけど、ステーキよりも柔らかいというお得感。ベーコンとパティが違和感なく調和しています。
細部まで理詰めでこだわった絶品ハンバーガー。ぜひ体感してみてください。
 

新宿:ICON(アイコン)

小田急線・南新宿より徒歩22m! 代々木駅、新宿駅からも徒歩圏内、便利ながらも静かな住宅地に位置する「ICON(アイコン)」。 
 
オーナー店長の片寄さんは筋金入りのハンバーガーマニア、全国どこに行っても名物よりもハンバーガーを見つけて食べています。
そして、今でも現役のデザイナーでもあります。
 
片寄さん:実は、デザイン業務もここでやっているんです。お客さんがいない時に奥でとか、アイドルタイムにはここの客席でやってます。ハンバーガーの味には絶対に妥協したくないので、納得できる材料を使っています。原価率はかなり高くなっていますが、自分のやりたいことを、妥協せずに自分のペースでやりたいと思っているんです。
 
「ICON」ではレギュラーメニューの他に期間限定のハンバーガーを常時用意しています。取材にうかがった時(11月)のイチオシは、秋メニューの「かぶバーガー」。かぶは新潟の農家からおまかせで届く野菜の中に入っていたもので、ものすごくおいしいそうです。歯応えを残したかぶがみずみずしく、さわやかな味わいです。
 
事前の仕込みはなるべく少なくして、注文が入ってから、野菜を切るところから作り始めます。ソテーしたかぶの上にあるのはソテーしたかぶの葉です。トマトはオーブンで水分を飛ばしてセミドライトマトにしてあります。
 
レギュラーメニューの「ペッパーペッパーペッパーバーガー」。独自のルートで仕入れている「世界一おいしい」といわれているカンボジア産コショウを使用、レッドペッパー、ブラックペッパーを半々にたっぷりとかけています。
 
「ペッパーペッパーペッパーバーガー」の中には貴重なカンボジア産生コショウも入っています。通常はバラのものを入れるのですが、プラス100円でこの生コショウを一房丸々入れることができるのです。
グルメバーガーファンのなかでも要注目のお店です。
 

練馬:Viva la burger(ビバラバーガー)

練馬駅から徒歩約10分、ここにある昼間しかやっていないけれど「都心の有名店にも引けをとらない」「いや、もっとおいしいかも」とハンバーガーマニアたち絶賛のお店、それが「Viva la burger(ビバラバーガー)」です。
 
なぜ昼間だけしかやっていないのかというと、ここは魚料理がおいしい「Fish Ground(フィッシュグランド)」というダイニングバー、そこを昼間の時間帯に借りて営業しているのです。
 
店長の星さんは、高校卒業後に留学したオーストラリアで本場のハンバーガーに出合いました。帰国後いくつかのレストランのキッチンで料理の経験を積み、お店の先輩だったオーナーさんが「Fish ground」をオープンする時に誘われ、ホールで働くことになりました。そして、2016年の9月8日、「Fish Ground」の昼間の時間帯を借りるという形で「Viva la burger」をオープンしました。
 
レギュラーメニューで一番好評なのは、カリカリに焼いたチーズが帽子のような形で入っている「BOUSHI(ボウシ)チーズバーガー」。
さて、こちらはランチのみの営業にも関わらず、ワインが取りそろえてあります。実は星さんは、JSA認定のソムリエでもあるのです。
 
星さん:ソムリエになったのは単にワインが大好きだったからです(笑)。仕事でもいかせますので2008年にソムリエの資格を取りました。
 
こちらが、BOUSHIチーズ。セルクルに入れてオーブンでカリッと焼き上げています。
 
シンプルバーガー(バンズとパティだけのシンプルなハンバーガー)に日替わりのサラダ、季節のスープ、デリカテッセン、フルーツ&ナッツがついた「ランチプレート」というお得なセットがあります。プラス料金で他のハンバーガーに変えることもできます。今回は、それをBOUSHIチーズバーガーに変えて出していただきました。
 
マンスリーバーガー(2月)の「ヒッコリースモークバーガー」。お店で燻製にした具材をこれでもかと詰め込んだ、燻製の香りたっぷりなハンバーガーなのです。
マンスリーバーガーは基本的にその季節の旬の食材を使ったものが多いとか。例えば11月は「イチジクの赤ワイン煮込みとバニアバターバーガー」、12月はトリュフを使った「ビバラバーガータルトゥーフォ」、1月は浜名湖の生海のりをガーリックバターで洋風のつくだ煮にした「はんばーがーですよ」など。
ワインとハンバーガーという組み合わせの妙にうなること請け合いです。
 

高円寺:HAPPY(ハッピー)

高円寺は古着屋さんやライブハウスが立ち並ぶ一方、住宅地でもあり、そんな混沌(こんとん)としたところが魅力的な街です。その街でHAPPYを追求するハンバーガー店、それが「HAPPY(ハッピー)」です。
 
オーナー店長の月島さんは中野出身。地元中野ではなく高円寺でお店を開いたのは、「こういうお店を好きなお客さんが、高円寺には多いんじゃないかと思ったから」。名店「FELLOWS」で約4年間勤務してハンバーガー作りを学び、「HAPPY」のオープンは2017年7月。
 
月島さん:「FELLOWS」は味も一番好きだったんだけど、味だけじゃない、お店の佇まいとかすべてがすごく好きだったんです。僕がやりたいお店そのものみたいな雰囲気だったんです。
 
まるで絵に描いたハンバーガーのようなかわいい形の「ダブルチーズバーガー」。バンズもパティもしっかりしているので、両手で抑えてもなかなか口に入れられません。表面がカリッと焼けたパティが香ばしく、味もはっきり。食べ応え抜群です。
 
あめ色玉ねぎなどが入ったパティ。
 
月島さん:よく肉肉しいって言われますが、肉肉しい気持ちを味わうためには肉じゃないものも入ってた方が肉肉しくなるんですよ、食べている人は。
 
ハンバーガー作りの端々にいろいろなこだわりが垣間見えるのですが、月島さんはそういったことはあまり語りたくないようです。
 
月島さん:うーん……というか、例えば僕はロックンロールが好きなんですけど、音楽の理屈なんて、わからなくても見たり聴いたりして「カッコイイ!」ってなるのが最高じゃんって感じなんです。それと同じだからハンバーガーも。ほら、よく記事とかで「これぞ大人のためのハンバーガーなのだ!」とかって見出しあるでしょ。あんなの全然意味無いと思う。
 
パティの焼き方は「FELLOWS」と同じく炭火の直火焼きです。
 
月島さん:子どもが食って「うめぇ!」って感動しないハンバーガーはダメ……ダメっていうか、おれは興味無いです。グルメバーガーなんて知らねぇもん。うん、ハンバーガーはジャンクフードですよ。
 
店内はカウンター席のみです。
 
月島さん:お客さんとはあんまりハンバーガーの話をしないんですよ。恋の相談に乗ったり、仕事の愚痴を聞いたり、そういう話しかしてないのにずっといてくれたり、オープンしてからまだ半年しか経ってないのに何回も来てくれたりする人もいるんです。そういう人たちがたまたま居合わせて仲良くなってたりするのを見ると、本当にやっててよかったなって思います。
 
HAPPYを探しに行ってみましょうか?
 

幡ヶ谷:Chess garden(チェスガーデン)

京王新線・幡ヶ谷駅南口を出て、甲州街道沿いに笹塚方面に徒歩3分ほど。緑色のハンバーガーのオブジェが目印のこのお店、「Chess garden(チェスガーデン)」がありました。
 
オーナー店主の谷田さんは、愛媛出身、進学で東京に出てきてから何軒もの飲食店に勤務してきました。最初は六本木のディスコ、アイリッシュパブなどバーを中心に、そして有名洋食屋で4〜5年勤務。そこで料理の修行を積み、2011年8月にこの「Chess garden」をオープン。
 
店名を冠した「チェスバーガー」には、その洋食屋での経験がいかされています。
「Chess garden」の和風バーガーの代表は生姜バーガー。谷田さんが洋食屋さんで会得したポークジンジャーの生姜ソースを使ったものです。その生姜バーガーにさらにパイナップル、ゲバラソースというオリジナルソースをプラスしたものが「チェスバーガー」です。
 
谷田さん:自分の中では、革命的なソースなんで、革命家のチェ・ゲバラからです。僕の顔がキューバ人に親しみを持たれることが多くて(笑)、チェ・ゲバラにもなんか親しみがあるんです。
 
焼き方は炭火焼です。
 
谷田さん:炭火焼きでも、うちは網なんですが、網を使っているお店は少ないと思いますよ。網だとじっくり焼けて焦げ目が少なくて、燻されたような香りがつくんです。
 
焼き上がったパティの上には生姜ソースをたっぷりと。
 
谷田さん:生姜ソースは、洋食屋さんで学んだポークジンジャーのソースです。
 
ソースだけでも、ゲバラソース、茄子にかかった照り焼きソース、生姜ソース。縦に一気にかぶりつくと、いろいろな味が口の中で混ざり合いますが、全体としてはピリッとした爽やかな辛さを感じます。そこに茄子のトロッとした食感、パイナップルの甘酸っぱさ。まさに未知のおいしさです。
 
自家製ジンジャエールは、生姜をじっくり煮込んではちみつを合わせたものをソーダで割ったもの。風邪も吹き飛びそうな生姜度です。
ここでは生姜をバーガーを紹介しましたが、実はチーズバーガーもおすすめです。
 

六本木:ゴリゴリバーガーTAPROOM(ゴリゴリバーガータップルーム)

六本木駅から、六本木通り沿いに西麻布方面に歩いて約2分。夜遊び前の栄養補給にもばっちりな場所に、ゴリゴリに肉推しなハンバーガー店が出現しました。
 
実はこちらのお店のオーナーは、アメリカンフットボールの元プロ選手で、現在はアメフト評論家、指導者として活躍する中村多聞氏。この店舗は最初は鉄板焼き屋さんだったのですが、2016年7月に現在の「ゴリゴリバーガー TAPROOM」としてオープンしました。
 
野菜がないので、意外とコンパクトに見えますが……本当に、全部肉です。
イチオシは、野菜がまったく入っていない肉とチーズだけの「ゴリゴリバーガー」。
「ゴリゴリバーガー」には、パティ1枚の「ゴリゴリバーガーJr.」、2枚の「ゴリゴリバーガー」、3枚の「3×3ゴリゴリバーガがあり、1番のおすすめは、3×3とのこと。お客さんに1番評判なのもこれだとか。
 
中村さん:死ぬ前の最後に食べるなら「チーズバーガー」と思うほどに大好物です。
 
店内にはアメフトグッズがあちこちに。アメフト関係の集まりに利用されることもあるそうです。
 
パティ1枚の大きさも普通よりも大きい180gなので、3枚だとなんと540g! ひと口かむと、パティが柔らかくほどけていきます。牛肉はかなりの粗びきなので肉肉しい食感です。スパイスが結構、強めに効いています。メインはナツメグとかオールスパイスでしょうか? スパイスの香りで肉の風味が引き立っています。大きさのわりに、食べやすく、結構あっけなく完食できました。
 
野菜がないためか冷めにくく、食べ終わるまでアツアツでした! ドラフトクラフトビールもかなり充実しているので、ナチョスなどのつまみメニューと一緒にいただくのがおすすめです。
 
中村さん:フットボールの映像が流れる店内で、おいしいビールが何種類もあって、宇宙一おいしいナチョスをつまみに酔っ払ってきたらシメにバーガー。いつもつい飲み過ぎてしまいます。
 
 

本所吾妻橋:Builders(ビルダーズ)

都営浅草線の本所吾妻橋駅から徒歩約5分、浅草からスカイツリーに向かう途中、というとわかりやすいでしょうか? 住宅と町工場が混在する下町の一角にハンバーガーショップ「Builders(ビルダーズ)」があります。
 
オーナー店長の町田さんは、元グラフィックデザイナー。27歳の時に心機一転、昔から好きだったハンバーガーショップの開店を目指し、人形町の老舗ハンバーガーショップ「BROZERS'(ブラザーズ)」で働き始めました。約5年間の勤務の中で料理長及び副店長を歴任。そして、2018年1月にこの「Builders」をオープン。この連載の中で、もっとも若いお店です。
 
町田さんが、この土地にお店をオープンしたのにはある思いがありました。
 
町田さん:もともと、東京の東側でハンバーガー屋さんをやりたいという気持ちがあったんです。修行先に人形町の「BROZERS'」を選んだ時からそれは考えてましたね。僕は江戸川区の平井の出身なんです。西側にはこういうハンバーガー屋さんって多いじゃないですか? だから東側もみんなで盛り上げようって。
 
「ベーコンエッグチーズバーガー」全体的なバランスの良い、美しい佇まいです。実はお店を訪れた時、町田さんはハンバーガーを食べていました。まかないは毎日ハンバーガーなのでしょうか?
 
町田さん:そうですね。たまに違うものも食べますけど、だいたい毎日食べてますね。この前、ネットでお店を紹介してくれた記事で「ハンバーガーが大好きそうなオーナーが好印象」って書いてあって(笑)。やっぱり知らない人が見ても、ハンバーガー好きそうに見えるんだなって思いました。
 
なぜこの記事に「下町の真面目な職人系ハンバーガー」というタイトルをつけたのかというと、まず、真面目で丁寧な仕事ぶりから。そして町田さんが平井(江戸川区)の出身で実家が町工場だったこと、 バンズも平井にある会社から、さらに肉も平井にある友達のお父さんのお店から。そして店名も……。
 
町田さん:まさに、ハンバーガー職人が作るハンバーガーって意味で「Builders」って名前にしたんです。
 
パティにはバラ肉が使われていて、赤身肉が流行っている昨今にしては脂多めです。
 
町田さん:赤身のかみ応えのあるのも大好きなんですが、やっぱり「BROZERS'」の肉汁がジュワッていうのも大好きで、完全に僕の好みで両方の良いとこ取りでブレンドしたのがこのパティなんです。バラ肉の脂身も掃除をしつつ入れて、そこでジューシー感とかかみ応えの部分とか、肉のうま味の部分とかを引き出せるように作っています。
 
もう一つの看板メニューブラウニーも、しっかり凝った手作りです。オレンジの代わりにオレオのバージョンもあります。ソフトドリンクとセットにして、カフェ利用もOKだそうです。
下町の職人の手仕事を体験できる名店です。
 

グルメバーガーを楽しむためのポイント

では最後に、グルメバーガーを完璧に楽しむためのポイントを3つほど。
 
1.お腹を空かせて行く。
グルメバーガーは大抵ボリューミーなものばかりです。できるだけお腹を空かせて行って、最後までおいしくいただきましょう。
 
2.すぐ食べる。
SNS用などの写真は素早く撮って、なるべく急いで食べましょう。温かい具材と冷たい具材の温度が、混ざり合わないうちに食べた方がおいしいです。
 
3.縦に一直線にかぶりつく。
バンズとパティといろいろな具材を一緒に食べて、口の中で味が混ざり合うのがグルメバーガーの醍醐味です。口に入らないほど分厚い場合は、両手で優しく潰してみましょう。
 
それでは、すべての人に素晴らしいグルメバーガーライフがありますように!
 

書いた人:工藤真衣子

カメラマン。美しい人が好きなのでグラビア、音楽が好きなのでライブ写真、映画やドラマが好きなのでスチール写真、美味しい食べ物が好きなのでグルメ写真。雑誌、WEBなど各メディアで活動中。趣味は美味しい料理を作って食べること。子供写真スタジオ「アトリーチェ」の経営もしております。