激辛好きを狂喜乱舞させる新作スナック降臨っ!気になる「うま辛度」と中ニ病丸出しのキャッチコピーとは……

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全国5000万人(@個人的推定)の激辛好きの皆さま、お待たせしました。辛い、そしてうまいという究極の激辛スナックが誕生しましたよ。

その名も「真・燃えよ唐辛子」「超魔王唐辛子」。輪切り唐辛子を衣付けして揚げた、辛味を楽しむスナックです。

 

見てください、パッケージのまがまがしさ。ぞくぞくしますね。

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辛けりゃいいってもんじゃない

この商品の説明をする前にちょっと語らせてください、マイ激辛愛を。

辛いものをこよなく愛する筆者は、『メシ通』でもちょいちょい激辛ネタをご紹介してきました。

たとえば最近はこれ「かんずり」。

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ここの激辛カレー缶詰も最高でした。

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そしてアメリカの激辛スナック。

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実はこの激辛スナック関連の記事、大人の事情があり現在は幻の記事となっていますが、国内の激辛スナック個人的1位を決めるという記事もありました。

激辛好きが常に歯がゆく思うことは、「辛けりゃいいってもんじゃない」ってことではないでしょうか。激辛好きの方ならわかってくださいますよね。

ただ辛けりゃいいってもんじゃない。それなら赤い香辛料をがんがん振りかければいいだけの話です。そうじゃない。辛いだけでなく、そこに味の深みやコクがあってこそ「辛いはうまい」になるのです。だから本当においしい辛いものは、汗をかきつつもそのおいしさに手が止まらない。

一方、ただ辛いだけのものは、食べ続けることが「限界への挑戦」みたいな苦行になります。

 

さて、前置きが長くなりましたが、「真・燃えよ唐辛子」と「超魔王唐辛子」というほんのり中二病の香りが漂うネーミングの激辛スナックを世に生み出したのは、あの会社です。ミスター・フリーズドライのキャラにがつんとやられたアマノフーズをブランドに持つアサヒグループ食品株式会社です。

 

覚えてますか、フリーズドライのチキンカツの玉子とじという名作を。

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こんなとんでもない技術を持つ会社が激辛スナックを作ったとあっては、いやがおうにも期待は高まるというもの。そんなわけで、今回も会社を訪問して開発担当者に激辛スナック誕生秘話を聞いてきました。

 

開発のヒントは「イカの塩辛」

フリーズドライ製品がずらりと並ぶこの部屋。前回もお邪魔しました。

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迎えてくださったのはアサヒグループ食品株式会社 食品マーケティング部の担当副部長、寺門誠氏。中小企業診断士やソムリエの資格も持っていらっしゃり、ただものでない空気感がほのかに漂っています。わくわくします。

 

よろしくお願いします、寺門さん!

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なぜ激辛スナックを作ろうと思われたのですか?

 

f:id:Meshi2_IB:20180913093909p:plain寺門さん:3年前に現在の部署に異動してきたのですが、うちの商品のラインアップを見たときに最初に思ったのが「辛いものがない」でした。甘い商品は豊富にそろっているのに、なぜ辛いものが皆無なのだろう、ならば自分で作ろうというのがそもそもの始まりです。まず世の中の辛いお菓子をリサーチしてみると、唐辛子のお菓子と称するもののだいたいは、ポテト菓子に唐辛子のパウダーがかかっているものでした。残りが煎餅などの米菓に唐辛子を振りかけたスタイルです。もっと唐辛子が主役になるようなお菓子ができないのかなと悩んでいたとき、運命の出合いがありました。

 

運命の出合い……、なんですかそれは!

 

f:id:Meshi2_IB:20180913093909p:plain寺門さん:イカの塩辛です。居酒屋さんでイカの塩辛を食べているとき、ふと「イカをイカの肝であえてるって、イカだけで完結しててすごいな」と思いました。そして「じゃあ唐辛子に唐辛子を振りかけたらどうだろう」と。この発想が「真・燃えよ唐辛子」と「超魔王唐辛子」誕生のきっかけになったんです。

 

そうなんです。これら2つの商品は、揚げてある素材がそもそも唐辛子。そこにさらに唐辛子の辛味をふりかけているのです。いわば、追い唐辛子。この発想、すごくないですか?

 

見てください。こっちが「真・燃えよ唐辛子」のビジュアル。

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もう少し黒っぽいのが「超魔王唐辛子」。

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花椒&黒胡椒で奥深い味わいに

みんなに喜んでもらえる辛い商品を作り出したい。そんな寺門さんの切なる思いとは裏腹に、現実は苦労と失敗の連続だったようです。

 

f:id:Meshi2_IB:20180913093909p:plain寺門さん:単なる激辛では一度食べて「面白いね」で終わるパーティー菓子になってしまうので、“うまくて辛い”ものを追求しようと、お菓子に限らずそれこそ都内の辛いものを片っ端から食べまくりました。そして生まれたのが現在の商品の前身となる「燃えよ唐辛子」(2017年3月発売)です。開発段階では、輪切りにした唐辛子を揚げるとくっついてかき揚げのようになってしまったり、均一に揚がらなかったり、衣が満遍なくつかなかったり、さまざまな苦労がありました。それに実は僕、辛いのが苦手だったので、毎日の試食が本当につらくて……。

 

なんですと。辛さが苦手で激辛スナックを開発するとは、まさに企業人のかがみ。

ただ、辛いものって次第に体が慣れていくんですよね。寺門さんも汗をだらだら流しながら日々試食を重ねていくうちに、すっかり辛いものOKの体質に。今や自宅にタバスコのストックは常にあるという(わかります、うちもです)激辛好き人間。

あまりに慣れてしまったので、今や商品の辛さを自分基準で決めないように気をつけているほどだそうです。

 

f:id:Meshi2_IB:20180913093909p:plain寺門さん:発売前は、「燃えよ唐辛子」は辛いものが好きな人だけが食べるだろうと思っていました。それを踏まえておおよその売れ行きを想定していたのですが、いざ販売してみたら想定以上の売れ行きで、会社としてもうれしい誤算になりました。SNSでの反響もすごくて、「燃えよ唐辛子」を食べてくださった方がすごく発信してくださいました。なによりもうれしかったのは“おいしい”という声が多かったことです。

 

実は筆者も「燃えよ唐辛子」、買って食べました。これまでの人生で一度も出合ったことのない、「唐辛子に唐辛子をふりかける」という新しい発想のお菓子の辛さとうまさを、しみじみと味わいました。

しかし寺門さんの挑戦はここで終わりませんでした。

 

f:id:Meshi2_IB:20180913093909p:plain寺門さん:「燃えよ唐辛子」を全国展開して1年。その間に「燃えよ唐辛子」の2倍辛い、限定商品の「大炎上唐辛子」も出しました。「大炎上唐辛子」は辛くて面白かったんですが、この味にもっと奥深さを出したいと思い、試行錯誤を重ねてできたのが、今回の「超魔王唐辛子」です。さらに安定した人気を誇っていた「燃えよ唐辛子」にも「大炎上唐辛子」で使用したハバネロパウダーを加えるなど進化させ、「真・燃えよ唐辛子」に生まれ変わりました。そしてお客様が選べるようにしようと、今回はこれら2品を同時展開することになりました。

 

こちらが「真・燃えよ唐辛子」

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こっちが「超魔王唐辛子」

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パッケージに書かれている商品説明を見てみると、「輪切り唐辛子を衣付けして揚げた、辛さを楽しむ素材菓子です」。

そして「真・燃えよ唐辛子」は輪切り唐辛子×ハバネロパウダー11.7%使用(使用唐辛子パウダー中)なのに対し、「超魔王唐辛子」は「唐辛子×黒コショウ×花椒」となっています。なるほど、同じ辛さでもその味はそれぞれ異なるわけですね。

 

f:id:Meshi2_IB:20180913093909p:plain寺門さん:「魔王唐辛子」では、限定発売した「大炎上唐辛子」以上の辛さながら、花椒と黒胡椒を組み合わせることで奥深い味わいを引き出すことに成功しました。もう一方の「真・燃えよ唐辛子」は正統派進化系ですね。同じ“うまい辛さ”でもそれぞれの方向性を変え、辛さの違いを楽しんでいただけるようにしました。

 

わかるわかる。本当に辛い麻婆豆腐って唐辛子だけじゃなくて山椒とか花椒、黒胡椒が絶妙に混じったしびれる辛さですよね。

 

あえて「中二感」を出した!?

それでは、期待に震えながら食べてみます。

う、う、うまいーー! 

どっちも辛くてうまいーーーーーー! 

これまでの日本の激辛スナックになかった辛さ、ついに降臨!!

 

f:id:Meshi2_IB:20180913093909p:plain寺門さん: でしょ? 辛い麻婆豆腐を食べているような感じに思えませんか。会社の机の引き出しに入れておけば、仕事中に麻婆豆腐がいつでも食べられるみたいな感じですよね。

 

激辛好きとして断言します。ここまで辛い激辛スナックは、少なくともMADE IN JAPANの製品では食べたことがありません。激辛好きを納得させる辛さです。しかもコクがあって味に奥行きがあって、うまい! 

惚れた。惚れましたよ。

ただ気になっているのが、「真・燃えよ」「超魔王」ともに共通して流れる中二的な空気……。だってパッケージ、ちゃんと見てみてください。特に「超魔王」のほう。キャッチからして「闇に飲まれし唐辛子」ですよ。

 

そしてそれに続くコピーが……

 

闇の魔王が放つ漆黒の業火

深淵なる旨味と辛味を味わいて

魂燃ゆる、禁断の唐辛子

 

これはどこの中二のノートに記されているポエム? パッケージには「闇炎」とも書かれてますが……これはあえての中二?

 

f:id:Meshi2_IB:20180913093909p:plain寺門さん:よくぞ聞いてくれました。今回の商品はパッケージも楽しんでいただきたくて、「中二感」をすごく大事にしたんです。会社で最初に説明したときは誰もわかってくれなくて、「このキャッチなに? え、チュウニ? 中二って……はぁ?」とまったく理解を得られませんでした(笑)。けれど先行発売した地域で、購入してくださった方がSNSで「中二唐辛子www」などと呟いてくれたんですよ。これ、もう自分としては最高のほめ言葉です!

 

さすがです。さすがですよ寺門さん……。また、衣をつけて揚げる技術やシーズニングの技術は一朝一夕にできるものではありません。この激辛スナック2種には、これまでアサヒグループ食品が培ってきた技術もいかされました。

今回、筆者はフリーズドライの取材時、製品のおいしさにとにかく驚いたので、「真・燃えよ」と「超魔王」がこれだけ“辛くてうまい”を実現できたことにも納得です。

 

ラーメンやポテサラに加えれば異次元突入

そのまま食べてもおいしいのですが、こんなアレンジもおすすめです。

たとえばチャーハンなどご飯系にくだいた「真・燃えよ」か「超魔王」を振りかけてみる。炒めたご飯とさくっとしたスナックという歯応えが混じり合って超美味。寺門さんのイチオシは「ピラフに混ぜる」だそう。うん、これも十分アリかも。

また、消費者がSNSで発信したものもあるそうで、その代表的なものが「カップラーメンに入れる」です。

 

たとえば、インスタントラーメンにかきまぜて。

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▲食べられる香辛料、といった感じでおいしい! ラー油的な仕事をしてくれる

 

そして、マヨネーズに砕いて混ぜれば即席ディップのできあがり。いやはや、なんだこのうまさは。これからもうディップはマヨと「真・燃えよ」または「超魔王」のミックスでいい。このレシピだけでいい。

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▲マヨとの相性の良さときたらもう……!

 

そして意外なほど相性がいいのが、ポテトサラダとのマリアージュ。「えっ」って感じでしょう? だまされたと思ってやってみてください。

下の写真のようにのせるだけでもよし、砕いて混ぜてもよし。ポテサラののっぺりした食感と「真・燃えよ」「超魔王」のぱりっとした食感が混じり合って、しかもジャガイモのほのかな甘みとこの強烈な辛さがうまい具合に溶け合って、くせになるおいしさです。

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▲先入観を捨てると新しい世界の扉が開く

 

香辛料としての実力もすごすぎる

アレンジ技はまだまだあります。

スープに入れると、最初に食べればクルトンみたいな役割に。しばらく置けばうま味が溶け出して、天かすみたいな役割を果たします。

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▲これはコーンスープにそのままのせた

 

こっちはきのこスープに砕いてのせました。

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▲ビジュアルはアレだけど、うまい~

 

いろいろアレンジしてわかったのは「真・燃えよ」「超魔王」は辛い香辛料としても使えるということです。唐辛子はもちろん、タバスコ、一味&七味、ラー油、豆板醤、かんずりなど、辛い香辛料を加えている料理にはなんでも合うことは間違いありません。

さらにチーズやマヨネーズ、ホワイトソースとの相性もばっちり。なんて優等生なんだ、パッケージは中二なのに。

 

f:id:Meshi2_IB:20180913093909p:plain寺門さん:「真・燃えよ唐辛子」と「超魔王唐辛子」は、そのまま食べてもトッピングとしても、そして調味料としてもお楽しみいただけます。お客様の自由なスタイルで食べていただき、それをSNSにアップしていただけたらと思います。Twitterで#真・燃えよ唐辛子や#超魔王唐辛子のハッシュタグがついているツイートはすべて拝見していますから!

 

「真・燃えよ唐辛子」と「超魔王唐辛子」は10月1日から全国展開、いずれも126円(参考価格、税抜)。

激辛好きはマストですね、食べるのがもう義務。2種類どっちも買って食べ比べてみてください。「赤派」「黒派」「どっちも派」もいることでしょう。そして激辛が苦手な人も、ぜひ両方食べてみてください。

「辛い=痛い、つらい」ではなく「辛い=うまい」の世界があることを知ってください。「一」を足すだけで「幸」になるんですから。

これ、この先何十年も販売してー!

 

書いた人:椿あきら

椿あきら

猫の下僕をしているライターです。猫と暮らすようになってから、断然家飲み派になりました。著書に『オリンピックと自衛隊 1964-2020』(並木書房)。

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