安い、雰囲気良し、味も最高!横浜南部市場はお総菜の楽園だった

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お気に入りのお総菜屋さんはありますか?

難しいですよね。いろんなお店があるからこそ難しい! そんななかでも重要なポイントは、いい素材を使っている、常日頃買えるお値打ち価格、気分よく買える接客、買う場所の雰囲気、この4つではないでしょうか。

 

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ここは横浜市金沢区にある横浜南部市場。昭和48年に開設された、神奈川県の流通拠点です。市場といえば目が肥えた飲食店のかたがお客さん、生半可な食材を売っていては商いが成り立ちません。そこで食べられるお総菜、うまいに違いない!

 

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ただ市場というと、一般客お断りのイメージがありませんか? そんな雰囲気は横浜南部市場には皆無。この写真に写っている人々の大半が一般客。飲食関係者に限らず、誰でもウェルカムなのです。

 

お店、そして市場全体が一般客大歓迎

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飲食店に限らず、キッチン用品を販売している包装具店、懐かしいお菓子が大量にそろっている駄菓子屋さんも。地域や学園祭で縁日をやるなら、横浜南部市場に立ち寄れば、あらかたの商品がそろってしまう!

他にも金物のお店、ユニフォームのお店、秤(はかり)の専門店など、食品以外のお店も充実しています。

 

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そして横浜南部市場に訪れるたびにチェックしたい、激安の掘り出し物が魅力の「わけあり屋」。さらに、一般客が訪れる場所だからこその出店「横浜パンの家」のパンが100円で販売されています。

まとめて買わないといけない……そんな心配はなし! 本当に一般客への配慮があるお店ばかりなのです。

 

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誰でも利用できる食堂も完備。1つの食堂に和食、海鮮、中華、定食と4つの厨房がはいっており、毎日来ても食べ飽きない豊富なメニューがそろいます。料理が完成すると「○○ご注文のお客様~!」と厨房から呼んでくれます。このアナログさがいいですよね! 

 

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横浜南部市場は2015年、中央卸売市場としての機能を横浜市中央卸売市場本場へ統合しました。今後は本場をサポートする役割に加え、一般のお客様へ開かれたにぎわいの場として営業を続けていきます」と語る、南部市場共栄会副理事長の鈴木さん。各お店はもちろんのこと、一般客への対応は市場全体として力を入れているのです。

 

食肉卸売店のお総菜こそ最強

昭和生まれはいるだけで心が落ち着く横浜南部市場。お総菜四条件のひとつ「いい雰囲気」が生み出す感覚なのかもしれません。それを感じたところで今回の目的、お総菜を食べに行きましょう。

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まずはこちら、鶏肉専門の卸売店「鈴音」。創業はなんと大正3年(1914年)! 卵の卸売からスタートした老舗です。一般の肉の販売に加え、もも肉唐揚げ、フライドチキンといった鶏肉のお総菜を販売しています。

 

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特におすすめなのが焼き鳥。一般客が特に多い土曜日は1日1000本以上焼く日もある大看板商品です。国産鶏肉を直火で外はカリッと、中はジューシーに、職人が手作業で焼きあげています。種類は肉、もも皮、皮、レバー、つくねの4種類。今後は砂肝、テールなど種類を増やすとのこと。

 

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市場の片隅にある休憩所で焼きたてをいただきます。生鮮食品は買ったら即刻帰らないと鮮度が落ちてしまうもの。飲食店関係者向けの市場であれば本来休憩所は不要ですよね。こういうところでも一般客への配慮があって、ありがたい!

 

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こちらが購入した焼き鳥。もも皮4本、レバー2本、つくね2本で616円! 安い! 1本 80円切ってる!! 一口頬張ると、歯応えがあってうまい! 特にこのレバー、ジューシーで、食べ応えあるなぁ!

 

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横浜南部市場で扱う肉はもちろん鶏肉だけではありません。「鈴音」の隣には、豚、牛の肉を扱う卸売店「横浜南部市場食肉」が軒を連ねます。

 

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店頭ではお総菜を求めるお客さんで行列が! 豚角煮、チャーシューといった塊肉、コロッケ、メンチカツといった揚げ物、その場で食べられるハムカツなどが並びます。ひっきりなしにお客さんの手が伸び、バンバン売れていく……ここ有名店なの!?

 

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もっとも売れ行きがいいお総菜はチャーシュー(100gあたり 約360円)。販売は朝7:00から11:30頃までですが、早めに購入しないと売り切れます。商品によって脂の乗りかたや、肉の厚みの差があるので、商品をよく見てお好みのチャーシューを選びましょう。

 

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漬け込んでいるたれがほんのりと胡椒の効いた濃い味、それに負けない肉もまた味が濃く、辛めの日本酒と合わせたい! 冷蔵での保存は3日ほど。長く保存させたいときは、スライスしたものをラップで密封してから冷凍すると、おいしさが長持ちします。

 

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お店のかたにチャーシューを使ったオススメ料理を聞いたところ、即答でチャーハンとのこと。早速つくってみました。チャーシューについているタレがいい仕事してますね。うま味脂とよく混ざり、極上の調味料に変化しています。ささっと塩コショウを振れば味付けは十分!

 

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昔ながらの味を守るコロッケ(3個 270円)、メンチカツ(3個 360円)もチャーシューに次いで評判だそうです。

コロッケ(写真右)にはチャーシューが入っており、そのタレがジャガイモの甘さと混ざり、ソース不要でご飯が進む! メンチカツ(写真左)は具材でパンパン! かじりつくと肉厚の食感と肉とタマネギの甘みが広がります。子どものお弁当にもオススメです。

 

お総菜を買う環境も味に反映されている

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「今日も安くていいものがそろってるよー! 見てってねー!」

わけあり屋さん、今度来るときはここでオリーブオイル買おうかな。安かったし。缶詰、カップ麺も安かったから、非常用に買ってもいいかもしれない。

 

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「チャーシューはね、夏の時期だったら冷やし中華にするとおいしいよ! スライスしてからしをのせてもおいしいからね」

肉店のお母さん、まだまだ秘伝のレシピもってそうだな……そういえば、「コロッケに何かけて食べるのがおいしいか」も聞いてみないと!

 

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なんだか食べてると思い出すなぁ……横浜南部市場で働く皆さんの笑顔を! このおいしさには横浜南部市場という場所、そこで働く人たちのあたたかさも感じます。ぜひ実際に足を運んで、空気を感じながら食べてみてください。

そして、2019年には物販、飲食店を備えた施設が南部市場内に建設される予定とのこと。ますますの発展が楽しみです。

※南部市場食肉のお総菜の価格は、平日は税込、土曜日は税抜です。
※鈴音のお総菜は、土曜日は5%オフで提供しています。

 

お店情報

横浜南部市場 食品関連卸売センター

住所:神奈川横浜市金沢区鳥浜町1−1
電話番号:045-779-2870(横浜南部市場共栄会)
南部市場食肉 045-779-2771
鈴音 045-779-2365
営業時間:6:00~12:00(店舗ごとに異なる)
定休日:年始、日曜日・祝日・水曜日(不定休)
ウェブサイト:http://www.yokohama-smp.com/

 

書いた人:毎川直也

毎川直也

風呂が好きで、風呂デューサーを名乗り活動中。銭湯、スーパー銭湯、温泉旅館での勤務経験を持ち、銭湯に勤めながらメディア出演をしている。酒が弱いうえに小食なため、「メシ通」には間違いなく向いていないライター。

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