市販の野菜ジュースを凍らせておくだけ
最近、なんだか体力も食欲も減退したまま戻らない……そんなあなたには、さっぱり味わえる「野菜ジュースを凍らせたシャーベット」をおすすめします。
皆さん、シャーベットって、何かスイーツのようなものだって思っていませんか?
いやいや。実はシャーベットは甘いフルーツやジュースでなくても作れる優れもの。
特に野菜ジュースで作ったシャーベットは、甘さも控えめで栄養も満点。
しかも、料理にもデザートにも応用できて、万能ソースというか調味料としても活用できてしまうのです。さっそく野菜ジュースシャーベットで食卓に爽やかな風を吹かせましょう!
基本の「野菜ジュースシャーベット」の作り方
【材料】(1人前)
- 野菜ジュース 200ml
- ガムシロップ 1個
【作り方】
野菜ジュースシャーベットの作り方は超簡単!
まずはお好みの野菜ジュースとガムシロップをよく混ぜ合わせます。
野菜ジュースをファスナー付きの厚手のビニール袋に入れます。その際は、なるべく空気を抜いてファスナーを閉めましょう。
ストローで中の空気を吸い上げてからファスナーを閉めると楽ちんです。
その後、冷凍庫で3~4時間ほど冷やし固めます。
固まったら麺棒などで袋の上からたたき割り、細かく崩して出来上がりです。
これ、一体どういう味なのか気になりますよね?
一言で言ってしまうと、スイートトマトのようなおいしい酸味と甘みがギュギュっと濃縮したシャーベット! ヒンヤリシャクシャクな食感もたまらない! トマト好きならこのままバクバク食べられちゃうと思いますよ。
非常にシンプルなレシピではありますが、これがなかなか侮れない代物なのです。ここからは野菜ジュースシャーベットをどんなふうに活用したら良いか、3例紹介したいと思います。
野菜ジュースシャーベット+サラダ
まずは野菜ジュースシャーベットのサラダです!
用意する食材は千切りにしたキャベツなどの葉物野菜だけという、単純にも程があるサラダですが、これに野菜ジュースシャーベットを盛り付けてみたら……。
どうですか? この鮮やかさと華やかさ! ちなみに味付けにドレッシングは使用しておりません。あくまでも野菜ジュースシャーベットの味一本で挑んでおります。さて、そのお味は……。
ええええええ、うっまぁあああ!
野菜ジュースシャーベットさん、えらく良い働きしてますわぁ!!
シャキシャキのキャベツやレタスにプラスされた野菜ジュースの濃厚な味わいと、ヒンヤリした野菜ジュースの舌触りとが相まって、まさに新食感です。
もちろんシャーベットは口内ですぐに溶けていくのですが、驚くべきことに全然味が薄くならない。しかも、ドレッシングほど主張が強くないので、「今、私、野菜食べてる!」って実感が食べ進めるごとに湧いてくるんです。
野菜好きな人には間違いなく刺さる、新食感アクセントと断言できます。
野菜ジュースシャーベット+ヨーグルト
続いてはデザート。野菜ジュースシャーベットをのせた無糖ヨーグルトです。
ヨーグルトの白と野菜ジュースの赤……。一見すると、梅がゆに思えなくもないかもしれませんが(笑)、無糖ヨーグルトの酸っぱさが苦手で避けてきた私としては、ちょっと期待できるビジュアルです。さて、そのお味は……。
イケるっっ!!!!!
まずもってヨーグルトとシャーベット、食感の爽やかさがハンパない。そして野菜ジュースシャーベットのほの甘さが無糖ヨーグルトにとてもマッチしていて、まさにヘルシー&おいしーな一品。
この中にシリアルを入れたりナッツを入れたり、バリエーションもいろいろと広がりそう。
もちろん朝ごはんにもピッタリですね。
野菜ジュースシャーベット+そうめん
ラストは夏の忘れ物。台所に余りがちな食材、そうめんにのせてみましょう。
ゆでたそうめんの上に野菜ジュースシャーベットを盛り付けて、小ネギも散らします。それだけでいつものそうめんが、なんだか華やいで見えませんか?
そうめんと野菜ジュースシャーベットを、麺つゆにダイブ!
少し溶けたシャーベットを麺に絡ませ、口に運びます。さて、そのお味は……。
「野菜ジュースシャーベットと麺つゆ、ベストパートナーじゃね?」そう思ってしまうほど、想像以上に深い味わいが口内へ広がっていきます。
驚くほどに、野菜ジュースシャーベットの酸味とうま味が、麺つゆと相性バッチリなんですよ。もう、そうめんをおかわりする手が止まらない。
「夏の間に食べ切れなかったそうめん、来年まで持ち越しか……?」と危機感を募らせた方には大朗報。野菜ジュースシャーベットさえあれば、余りそうめんも怖くありません。
この野菜ジュースシャーベット、パスタソースやカレー、煮物の隠し味としても大活躍。たくさん作って冷凍保存しておくのもおすすめですよ。
書いた人:西たまお
大学在学中より映像ディレクターを志し、映像制作会社で宣伝を務めた後に、広告代理店に社内ライターとして勤務。2016年より独立し、フリーに。主にWEBサイトで健康や食、お笑いに関するさまざまな記事を執筆中。
- Twitter:@nishi_tamao_