市役所で誰でも食べられる「スラーメン」250円こそ局地的ソウルフードの代表格だ!「スラーメン」の実態に迫る

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まいど憶良(おくら)です。

 

究極のソウルフード、その名も「スラーメン」という謎のラーメンが、市役所の中で、更に250円で食べられる

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そんな話が、本当にあるんです。

と、いう事で鳥取県は鳥取市にやってきました。

 

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いかにも市役所の中という雰囲気のフロアを通り、食堂を目指します。

 

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鳥取色の濃いエレベータですね。

 

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なんだか緊張してしまいそうですが、大丈夫。

市民も、他府県民も利用できる食堂なんですよ。

 

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そんなに大きくない食堂です。

 

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券売機と、メニューを発見。

 

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さて、メニューをみると、

 

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全体的にお安い価格設定。

 

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あった、あった! 「スラーメン」250円っ!

 

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「スラーメン」って、何だろう。

味噌ラーメンとか醬油ラーメンは知ってるけど、酢ラーメンは知らないなぁ、という方もおられますが。

まぁ、食べてみれば分かります。

それからもう一つ、「鳥取カレー」も珍しいカレーだという事で一緒に注文する事としました。

 

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ラーメンどんぶりを温め、麺を湯がきます。

 

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テキパキとした動きで湯がいた麺を丼に投入。

湯を捨てるのとはほぼ同時のタイミングです。

 

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ここにスープを注ぎ入れます。

 

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もやし、カマボコ、ネギを入れると、

 

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出来上りです。

 

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はーい、おまちどぉさま。

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「スラーメン」の特徴、お好みで天かすを入れます。

 

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地元の方は、結構多めに胡椒を振りかけて食べるんですよ、と教えてもらいました。

 

その正体は、めちゃくちゃ優しい味のラーメンだった

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縮れのタマゴ麺です。

ふわっと優しい甘みのある麺に、これまた甘めのスープが絡みます。

めちゃくちゃ優しい味ですね。

あれ? このスープは。

天然素材のうどんダシスープ。

そうなんです。

この「スラーメン」の大きな特徴、それがこのスープ。

なんと、うどんダシスープです。

 

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かつお、昆布、煮干しなどから丁寧に取る、

 

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やさしいスープは、毎日この食堂でとられている自家製です。

これがまた素朴な味で、おいしいっ。

なんてったって、これが250円で食べられるという事が驚きです。

 

ついに「スラーメン」の正体に迫る

そのスープに酢が活きているわけでも、酢を大量にかけながら食べるラーメンでもない様子。

今回「スラーメン」を作ってくださった中根さんにお話をお聞きしました。

 

実はまだラーメンが高価で珍しかったころに、うどんダシにラーメンを入れ、具も抑えて提供した、素ラーメンが鳥取市の、主に東部で流行ったそうです。

つまり、素うどんと同じニュアンスで、素ラーメンと呼ばれたのだとか。

しかし素ラーメンではあまりに寂しいので天かすを入れて食べるのが定番となったようです。

一時は高校、中学の学食などでも定番となった素ラーメンですが、次第に衰退していき、今では数軒のお店で食べられるのみとなってしまったのだそうです。

 

ではここで、素ラーメンの特徴をおさらいしてみましょう。

  1. 酢を入れるラーメンにあらず。素ラーメンである。
  2. 天かすを、好みに合わせて入れ放題とする。
  3. スープは、うどんダシとする。
  4. トッピングは、天かす以外、ネギ、もやし、カマボコと、シンプルな物とする。
  5. 仕上げに胡椒を振る事を基本とする。

 

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優しい味で、するっと完食しました。

卵麺の甘さと、スープの甘さ。

この食堂でうどんとスラーメン用に、毎朝作られる天かすと、胡椒を多めに入れる事で味にアクセントが付くんです。

 

中根さんのお話によると、市の東部ではポピュラーで、青春時代に安価な「スラーメン」を食べた方がかなりいたとの事でした。

ですが、市の東部以外の方にお話を聞いた所、その存在は知っていたものの、食べたことが無い方や、学食メニューにはなかったという方、えっ? 「スラーメン」って何? という方など、かなり情報がバラバラでした。

これは後程、追跡調査をせねばなりません。

 

鳥取カレー」なのに付け合わせがラッキョウじゃないって? でもラッキョウが不可欠なカレー

続いて「鳥取カレー」をいただきました。

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これも食券と引き換えとなります。

この食堂ではごはん物が大体13時半くらいにはなくなることが多いようです。

鳥取カレー」を食べるなら、それ以前には行きたいですね。

 

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さて、これが「鳥取カレー」。

サラダ付きで500円と、食堂の中では高額メニューですが、普通に考えるとやっぱり安い。

 

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あれ、あれれれれ。ラッキョウがない。鳥取なのに。

鳥取と言えばラッキョウでしょう?

なんで福神漬けが付いてるの??

 

これは聞かねばなりません。

 

憶良 : 付け合わせはラッキョウじゃ、ないんですね。

中根さん : そうなんです。福神漬けが付いてます。でも、このカレーにラッキョウは、絶対必要なんです。

憶良 : はっ! まっ、まさか。

中根さん : そうなんです。ラッキョウは、カレーの中に入っているんです。他にも変わったところでは、砂丘ゴボウエキスと、20世紀梨エキスなんかも入っているんですよ。更にお米は鳥取米と、地産地消にこだわっているんです。

 

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中根さん : 原材料も小麦粉、粗糖、ハチミツ、ニンニクまで、国産の物を使った、体に優しいカレーなんですよ。

憶良 : 確かに、優しい味ですね。

中根さん : ここのカレーも、鳥取カレー研究所が作ったカレールーを使っているんです。

鳥取はカレールー消費量で日本一になったことをきっかけに、カレー専門店だけでなくて、喫茶店やうどん屋さんなど、いろんなお店で趣向を凝らしたカレーを提供するようになりました。

いろんな個性のあるカレーが食べられますので、カレーの食べ歩きなんかしても楽しいと思いますよ。

憶良 : 鳥取と言えば、カニを始めとした海鮮が目立って、なんだかそれ以外の料理を食べるのがもったいないというイメージがあったんですが、「スラーメン」といい、「鳥取カレー」といい、珍しい地元メニューも楽しめるんですね。

中根さん : いろいろ食べてお腹がいっぱいでも、するっと入りやすい「スラーメン」やカレーを楽しんでもらえればと思います。

 

安くて、珍しくて、地域性のある、穴場的メニューを楽しめて大満足で市役所を後にしました。

 

おまけ追記1

カレーの中にラッキョウ

きっと誰も知らないと思いますが、カレーの中にラッキョウを入れるという技は、『究極超人あ~る』という漫画で西園寺えりかさんがやってました。

※コミック6巻、32ページより

 

おまけ追記2

と、それだけでは終われない。追跡調査開始。

市役所を後にした私ですが、とても気になる事が。

それは聞く人によって「スラーメン」に対する情報が違い過ぎる事。

街に飛び出し、いろんな世代の方に、鳥取市内でインタビューをしてみました。

まず、~20代くらいまでの若い世代の方は、ほぼ100%「スラーメン」について知りませんでした。

県外の私が知っていることがむしろ不思議、という感じ。

そもそも、市役所に食堂があると知らない人や、市民が利用できることを知らない人が多いのにも驚きました。

もったいない、もったいないよ、鳥取市民。

是非是非、一度は食べてみてっ!

 

それでも、「スラーメン」とはどんなものかを説明しますと、かなりの方が興味を持ってくれ、市役所に一度食べに行ってみたいという反応でした。

70代以降の方は、これまた9割がたご存じない。

そして、50代から60代くらいのかなり狭い範囲では、鳥取市外の方にも認知されているという結果となりました。

その世代の方は、学食で100円とか、150円で、ほぼ毎日食べていたなぁ、など青春の思い出の一つとなっている様子。

これだけ地域、世代によって認知度が違う地域密着グルメも珍しいと思いました。

追跡調査では100人ちょっとと、サンプル数が少ないものの、興味深いお話がたくさん聞けました。

 

夏場限定メニューも

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指から斜め下のボタンは5、6月から9月くらいという夏場限定の、冷やしラーメン。

これは「スラーメン」の季節限定メニュー。

出汁、麺とも冷やしてゴマ油を効かせた激レアラーメン。これも250円。

 

先ずは、鳥取市民の方、鳥取県民の方、そして鳥取を訪れる他県の方にも一度は味わってほしい。

日本で最も有名な砂丘など、

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観光のお供に、

 

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知って欲しい、食べて欲しいグルメがあるんだ!

そんな思いを込めて、今回のレポートを終わります。

 

お店情報

鳥取市役所食堂

住所:鳥取鳥取市尚徳町116 鳥取市役所 2F
電話番号:0857-20-3398
営業時間:10:30~15:00
定休日:土曜日・日曜日・祝日
ウェブサイト:鳥取市公式ウェブサイト

 

書いた人:憶良(おくら)

憶良(おくら)

ゲームプランナー、プロデューサー、CMディレクター、ゲーム企画講師や駄菓子屋店長などを経て現在に至る。日本で一番古いハンドルネーム、OKURAです。休日はよく温泉に行き、その道中では積極的に食べ歩いたり、行先の地元スーパーで珍しい食材を買い込んで料理したりと、食に対してはかなり貪欲。「美味しいものを食べている時、美味しいものについて話している時に、悪いことを考える人はいない」という持論を持つ。

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