旬の新生姜を3時間漬けて「手作り紅生姜」に。フレッシュでウマくてしょうがない【オトコ中村】

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ども、料理ブロガー&ユーチューバーのオトコ中村です。

6月も半ばを過ぎ、夏を感じる日が多くなってまいりました。この季節になると店頭に並ぶのが「新生姜」です。

 

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新生姜は、全体がよく見かける生姜よりは白っぽく、茎の付け根が赤いのが特徴。6~8月頃に出回り、さわやかな辛みで、食感もやわらかく食べやすいです。

今回はこの新生姜を使って、丼ものなどのつけ合わせとしてもおなじみの「紅生姜」を作ります。3時間漬けるだけで、フレッシュで存在感のある紅生姜になりますよ。

用意するのは、新生姜に塩、そして赤梅酢。

赤梅酢は梅干しを漬ける際にできる梅のエキスで、赤い色は赤しその色です。わが家は毎年、梅干しを漬けるので赤梅酢があるのですが、大きめのスーパーや自然食品店、ネット通販などで買えるのでご安心ください。

それと合わせて、今回は赤梅酢を使わずにお酢と食紅で作る方法もご紹介します。

 

ちなみに、期間限定の新生姜ではない、1年中売っている一般的な生姜は、収穫後に数ヵ月寝かせた「ひね生姜」といわれるもの。繊維がかたく、生姜の味が強すぎるので、紅生姜作りには新生姜をおすすめします。

 

オトコ中村の「手作り紅生姜」

材料(作りやすい量)

  • 新生姜 100g
  • 塩 3g
  • 赤梅酢 100ml

 

作り方

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1. 新生姜は洗ってから水分を拭き取り、3mm程度の厚さにスライスします。

新生姜は皮が薄く柔らかいので、皮を剥く必要はありません。

 

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さらに、3mm程度の細さに切ります。

 

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2. ボウルに新生姜と塩を入れて混ぜ、15分ほど置いて塩をなじませます。

 

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3. 15分経ったら、ギュッと水分を絞ります。

ここでしっかり水分を切っておくと、酢がよくしみて美味しくなります。

 

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4. 絞った新生姜をフタができる清潔な容器に入れ、

 

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赤梅酢をひたひたになるまで注ぎます。

 

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5. フタをして、冷蔵庫で3時間程度置けば完成です。

 

なお、お酢と食紅で漬ける場合は、「新生姜 100g」に対して、

 

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「お酢(穀物酢) 100ml」「塩 5g」「食紅 付属のスプーン山盛り5杯(食紅の量はお好みで調節してください)」を容器に入れて混ぜておきます。

 

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新生姜は上のレシピと同様に切って水分を絞り、清潔なフタ付き容器に入れ、混ぜ合わせておいた酢を注ぎ入れます。

フタを閉めて、同じように冷蔵庫で3時間程度置けば完成です。

 

自作紅生姜の完成!

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こちらは、赤梅酢バージョン。3時間置くと新生姜に赤梅酢の色が染み込んで、薄めのピンク色に染まりました。

 

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食べてみると、新生姜の爽やかな風味と赤梅酢の香りが鼻に抜け、新生姜のピリピリ感がダイレクトに舌にきます。ウマい! 作りたての新鮮な美味しさでテンションが上がります。色はやや薄めですが、赤しそ由来の天然色素だけで3時間漬けただけなのに、ここまで色が付いたので満足です。

冷蔵庫で保存して、なるべく早く食べ切るようにしましょう。

 

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そして、こちらはお酢と食紅で漬けたもの。食紅でいい感じに赤くなりました。色の濃さは食紅の量で調節できますね。

 

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梅酢ではなく普通の穀物酢なので香りや味の深みは変わりますが、新生姜の爽やかな風味と辛みは健在。こちらも美味しいです。

 

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さて、紅生姜といえばやっぱり牛丼。というわけで、テイクアウトしてきた牛丼に、赤梅酢の紅生姜をたっぷりとのせて食べてみました。

新鮮な生姜の風味がアクセントになって、市販の紅生姜をのせたときとは全然違います。牛丼の美味しさもレベルアップしたようで、これは作ったかいがありました。

新生姜が売られているのは8月頃まで。紅生姜好き、それから牛丼好きは、早めにおためしください。

 

作った人:オトコ中村

オトコ中村

もの作りが大好きな京都生まれ、京都在住の40代。2児の父。小学生の頃、即席ラーメンのスープに豆板醤で辛味をプラスして料理の楽しみを知る。飲食業勤務を経て、現在は作った料理をコツコツとブログやYoutubeで発表中。未知なる料理への楽しい挑戦は続く。趣味は料理と野草観察。

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企画協力:フーディストノート

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