Jリーグ横浜F・マリノスの熱狂的サポーターが、プロ野球を観戦して驚いた10のこと【西武ライオンズ】

f:id:Meshi2_IB:20180424095749j:plain

「サッカー派? 野球派?」

誰しも1度はこんな議論をしたことがあるのではないだろうか。筆者は長らく「サッカー派」と答えてきた。なぜならJリーグの横浜F・マリノス(以下、マリノス)のサポーターであるからだ。サポーター歴は15年以上になり、これまでに全国各地のスタジアムに足を運んできた。

一方、野球の観戦回数はわずか2回。まだイチロー選手が日本にいたはるか昔に、東京ドームで観戦したのが1回と、社会人になって勤めていた会社が明治神宮球場のスポンサーだったことから、仕事の一環で観戦したのが1回だ。見たことがあるとはいえ、野球のルールがわからない筆者は、セ・リーグとパ・リーグの球団名すら答えることができないのだ……。しかしアラサーになった今、そんなことも知らないのはさすがに大人の教養としてどうなんだろうと考えるように。それよりも、サッカーと野球の両方を楽しめる人生のほうがいいのではないか?

そこで、埼玉西武ライオンズ(以下、西武ライオンズ)の試合を見に行ってみることにした。なぜ西武ライオンズなのか。実は、筆者は西武池袋線沿線で生まれ育ったのだ。加えて、埼玉育ちで野球少年だった夫は、西武ライオンズをこっそり応援している。こうした背景から、Jリーグサポーターである筆者が、プロ野球を見に行って驚いた10のことを紹介したい。

 

【驚き①】平日にデーゲームが開催される

まずは西武ライオンズの公式HPで試合日程をチェックするところから。

すると、さっそく驚くことがあった。4月4日(水)の対福岡ソフトバンクホークス戦の試合開始時間が、なんと14時になっている。つまり平日昼間に試合があるのだ! 

平日のデーゲームをJリーグで開催することは、そうそうありえない。フリーランスの特権をいかし、この試合を見に行くことにした。

日程が決まれば、チケットの準備だ。

ところが、席種が多すぎてどの席を選べばいいのかわからなかった。しかも開催日によってチケットの価格が異なるという。たとえば、平日開催の試合は土日より価格が安いこともあるのだ。調べれば調べるほど、いろいろな疑問が出てきた……。

f:id:Meshi2_IB:20180424104640j:plain

▲今回、筆者は野球観戦初心者にもおすすめだという「内野指定席B(1塁)」で見ることにした。ただ、この時点で「1塁側」と言われてもあまりよく分かっていない

 

【驚き②】最寄り駅とドームの距離が近すぎる

そして待ちに待った試合当日。12時30分頃に西武球場前駅に到着すると、すでに駅前は多くの人でにぎわっていた。

f:id:Meshi2_IB:20180424101454j:plain

▲メットライフドーム(元・西武ドーム)がある「西武球場前駅」の改札

 

まず驚いたのは、改札を出たら目の前に球場があること!

f:id:Meshi2_IB:20180424101349j:plain

▲改札を出て左側にドームが! 雨が降ってもダッシュすればあんまりぬれないくらい

 

「メットライフドームは立地・アクセスが悪い」と以前聞いたことがあったために、駅からのあまりの近さに驚いた。

これは、ただ西武線の路線がやや複雑なだけではなかろうか(実際、当日JR中央線方面から向かった筆者は、まんまと乗り換えを間違えてしまった)。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424102228j:plain

▲松井稼頭央選手の復帰が書かれたド派手な看板。若者言葉「マジ卍」を使ったコピーが!

 

【驚き③】年間143試合もある

試合前に、西武ライオンズ広報の田代さんに話を聞いてみる。

f:id:Meshi2_IB:20180424102508j:plain

▲爽やかな笑顔の田代さん。偶然、筆者と同い年で盛り上がる

 

── プロ野球のことが全然わからないので、今日はいろいろと教えてください! 早速ですが、なぜ平日にデーゲームをするのでしょうか?

 

f:id:Meshi2_IB:20180424094350p:plain春休み期間ということで、お子さんも来場しやすいよう年に1回だけ平日にデーゲームを開催しているんです。

 

── なるほど。だからこんなにも子どもたちがたくさんいるんですね。ちなみに年間の試合数はいくつあるんですか?

 

f:id:Meshi2_IB:20180424094350p:plain年間約143試合で、ホーム開催数はその半分です。ただ、オープン戦なども含めると、もう少し試合がありますよ。

 

……143試合!?

JリーグのJ1の場合だと、リーグ戦は34試合。カップ戦なども含め、勝ち上がっていったとしても年間50試合程度だ。

 

── 試合数が多いと、選手もファンも大変ですよね。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424094350p:plainそうですね、連日開催になることもあるのですが、でもそのおかげで負けても敗戦のショックを引きずらなくて済むんです(笑)。

 

なるほど。Jリーグの場合はたいてい週1〜2回の開催なので、負けると数日間引きずることになる。好きだから見に行っているはずなのに、負けたり試合内容が悪かったりするとストレスがたまってしまうのだ(逆をいえば勝つと数日間余韻にひたれる)。

 

── ぶしつけながら、西武ライオンズって強いんですか?

 

f:id:Meshi2_IB:20180424094350p:plain昨シーズンは2位になりましたが、実は2008年を最後に優勝していないんです……。この期間はチーム史上最長でして。昔は「セ・リーグの巨人、パ・リーグの西武」と言われるほど、強かったんですが。

 

── 実は、マリノスももう2004年を最後にリーグ優勝していないんです……。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424094350p:plainええっ、あれほどのビッグクラブであるマリノスさんが!?

 

何度も優勝経験があるのに、ここ数年優勝していない西武ライオンズを、勝手にマリノスと重ね合わせて親近感がわいてしまった。

ちなみに西武は1988年、1998年、2008年に優勝しているとのこと。

このジンクスでいけば、今年2018年は優勝か!?

 

f:id:Meshi2_IB:20180424094350p:plain今年は期待しててくださいっ!

 

【驚き④】ドームだけど吹き抜けになっている

スタジアムに入場してみると、約7万2000人も収容する日産スタジアムに見慣れた筆者には、正直ややコンパクトに感じた。メットライフドームの収容人数は約3万3500人とのこと。

ただメットライフドームは特殊な構造になっていて、これには驚いた。まずドームといっても後から屋根が付け足されただけで、吹き抜けになっていること。

f:id:Meshi2_IB:20180424104103j:plain

それから入場口が1つしかないので、自分の席までぐるっと回っていかなければならないこと。また、これは地形上の理由だと思うがドームの奥に向かってなだらかな坂道になっているのだ。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424104406j:plain

▲屋根と地面の間が開いていて、吹き抜けになっているのがわかるだろうか?

 

熱狂的なファン向けの外野自由席は芝生になっていたり、他には寝っ転がれる席やテーブル付きの席があったりと、誰とどういうシーンで見に行くかによって席を使い分けられるになっている。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424104521j:plain

▲外野自由席は芝生になっていて、まるでピクニックのよう。ファンの仲間同士でワイワイ騒ぎたいときはここだ

 

f:id:Meshi2_IB:20180424105012j:plain

▲寝っ転がって観戦もOK! グループで利用できる「ふらっとリビングシート」。くつろぎすぎて絶対飲み過ぎちゃうやつだろコレ……

 

f:id:Meshi2_IB:20180424105432j:plain

▲テーブル付きグループ席「L'sデッキシート」。カップルや親子連れにはすごくいいかも

 

【驚き⑤】ビジターのファンが通行規制されない!

ここでも驚いたことが1つ。それはビジターのファンも、ドーム内の通路を自由に行き来できることだ。Jリーグだと、ホームとビジターのサポーター同士を近づけさせないために、通行規制される(これは日本だけでなく欧州のリーグでも徹底されている)。大抵の場合ビジターのサポーターは狭い空間に追いやられ、スタジアムによってはビジター用のスタジアムグルメ(以下、スタグル)は大したものが用意されていなかったりと、“アウェイの洗礼”を受けるのだ(これはこれでより一層応援に力が入る)。

そんなこんなでスタジアムを見渡しているうちに、気が付けば14時を過ぎ、試合が開始していた。

慌てて席に戻り、いざ観戦モードへ。しかし、野球観戦初心者の筆者はどこを見たらいいのかわからなかった。とりあえず大型ビジョン(通称Lビジョン)のスコアボードを眺めることに。

f:id:Meshi2_IB:20180424110201j:plain

▲大型ビジョン(通称Lビジョン)のスコアボード。ファウルボールのたびに「打球に注意」のアナウンスがされる(とはいえ、基本的にはファウルボールはもらえることになっている)

 

冒頭でも説明した通り、筆者は野球のルールを知らない。

スコアボードの緑や黄色に光る「B」「S」「O」の意味もよくわからなかったが、試合を見ていくうちに「B」がボールで、4つ重なったらバッターは1塁に進め(フォアボールという)、「S」がストライクで、3回重なったら「O」のアウト1つ分になることがわかってきた。

ただ、どう投げたら「S」なのか「B」なのかはよくわからない。でもJリーグを見始めた時もオフサイドやコーナーキック、ゴールキックのルールがわからなかった。別に誰かに教わったわけでも、調べたわけでもなく、見ていくうちに自然と理解していった。

 

【驚き⑥】ビールの売り子さんがメチャ多い

試合を眺めながら驚いたことがもう1つ。それは、視界に入ってくるビールの売り子さんの多さだ! 

Jリーグでも季節やスタジアムによってビールの売り子さんはいるが、こんなに大勢はいない。

しかも「キリン」「アサヒ」「サッポロ」「サントリー」と各社そろっていて、銘柄を選べるのがおもしろい。Jリーグを観戦中は「ビールを飲みたい」とは思っても「今日はモルツの気分」とか「エビスがいいなぁ」なんて発想がない。

f:id:Meshi2_IB:20180424112354j:plain

▲サントリー「プレミアムモルツ」の売り子さん

 

f:id:Meshi2_IB:20180424111907j:plain

▲サッポロビール「ヱビスビール」の売り子さん

 

通路を挟んで隣に座っていた男性客は何度もビールを購入していて、これはもう野球観戦というよりビールを飲みに来ているのではないかと思ったほどだ。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424110913j:plain

▲筆者もここでビールを1杯

 

f:id:Meshi2_IB:20180424112915j:plain

▲ビール以外にも、地元名物「狭山茶」の売り子さんも。衣装カワイイ!

 

【驚き⑦】試合がサクサクと進んでいく!

そして、あれよあれよと試合は進んでいき、気が付けば3回裏が終わっていた。

「野球って、こんなに試合展開が早かったっけ?」と、またもや驚いた。もう少しダラダラやっているイメージを持っていたからだ。

せっかく来たんだし、スタグルも楽しもうと散策に出かけた。というのも、表と裏が入れ変わるたびに、席を立って移動する人が多く、なんだかじっと座っているのがもったいなく感じてしまったのだ。

f:id:Meshi2_IB:20180424113053j:plain

▲表裏の回が変わるごとにエレクトーンの音が球場中に響き渡るのだが、なんと生演奏だった

 

【驚き⑧】スタグルが予想をはるかに超えて充実している

先ほど紹介した通り、メットライフドームは吹き抜けになっている。そして飲食のテナントは吹き抜け部分の外、つまり野外にある。

f:id:Meshi2_IB:20180424114525j:plain

▲各テナントでは出来たてのメニューが楽しめる

 

まずは、スタグル内ランキングで1、2位を争うほどだという「ローストビーフ丼」からいただく。

とはいえ、出店のローストビーフ丼は当たりはずれがある。ここのローストビーフ丼はどうだろうか…… 。

f:id:Meshi2_IB:20180424114509j:plain

▲ローストビーフ丼(800円)

 

う、うまい! 

ピリッと甘辛いタレがかかったお肉はほどよい厚さでやわらかく、パサついていない。それにタレがかかったごはんがこれまた美味。評判なのも納得である。

 

続いて食べるのは、ローストビーフ丼並に大好評というコロラドピザ。

f:id:Meshi2_IB:20180424114520j:plain

▲コロラドピザ・チーズ(1,000円)

 

生地は表面はパリパリ、中はふんわりもっちり。そこにトッピングのチーズがたっぷりと。生地が分厚く耳までチーズが入っていて、食べ応えは十分にある。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424114514j:plain

実はこのピザ、球場内にある専用の窯で焼いているのだ(写真上)。だから焼きたての状態で提供してくれる。

 

ピザと一緒に再びビールを。

ビールは日本の飲料メーカー以外にも、全米でNo1.売上と言われるクラフトビール「ブルームーン」も売っていた。 

f:id:Meshi2_IB:20180424114530j:plain

▲ブルームーン・レギュラー(700円)。オレンジがついていておしゃれに。インスタ映えもしそう

 

ごはん系のメニューのあとは、スイーツもいただこう。

f:id:Meshi2_IB:20180424093917j:plain

▲チームマスコットのレオの形をした「ライオンズ焼き」

 

味は「あんこ」「カスタードクリーム」(各150円)、または「対戦カード別グルメ味」(200円)から選べる。この日は、福岡ソフトバンクホークス戦ということで、福岡の名物・イチゴを使ったイチゴクリーム味だった。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424115008j:plain

食いしん坊の筆者はJリーグでもスタグルを楽しむ派であり、中でも現地でしか食べられないメニューに弱い。だから今回も、イチゴクリーム味のライオンズ焼きをチョイス。抹茶が練り込んであるという生地の中には、甘酸っぱいイチゴ味のクリームがたっぷり。お手頃価格なこともあって大満足。

 

いよいよお腹いっぱいになってきたが、テーマパークに行けば、必ずスーベニア付きデザートを食べる筆者としては、やはりメットライフドームでも、何かお土産になるデザートを食べたい。

f:id:Meshi2_IB:20180424114855j:plain

▲「ヘルメット抹茶ソフトクリーム」(620円)

 

ということで、ヘルメットのカップに入った抹茶ソフトクリームを。甘さ控えめで抹茶のコクが効いた大人向けの味わいだ。

f:id:Meshi2_IB:20180424120641j:plain

ちなみにヘルメット型のカップは、右打者用または左打者用で選べた。

どちらでもよかったので「どちらを選ぶ人が多いですか?」とスタッフさんに聞いたところ、少し悩んでから「……右打者ですかね」と答えていただいた。

 

ドームの外では、若手選手が入居する「若獅子寮」で実際に食べられているカレーを再現した「WAKAJISHI Curry(若獅子カレー)」(レギュラー 850円、スモール 700円)が販売されていた。

f:id:Meshi2_IB:20180424120954j:plain

実はカレーが大好物の筆者。

だが、さすがにお腹がいっぱいなので、またの機会としよう……。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424115925j:plain

▲若獅子カレー(写真は田代さんからお借りしました)

 

他にもチェーン店から、うどん・そば、沖縄料理、お弁当などフードの飲食のテナントは盛りだくさん。

メットライフドームで食べ物に困ることは決してないだろう。

 f:id:Meshi2_IB:20180424115439j:plain

▲食べてみたかった狭山茶漬け

 

f:id:Meshi2_IB:20180424115601j:plain

▲選手プロデュースのメニューや弁当は全部で16種類

 

f:id:Meshi2_IB:20180424115736j:plain

▲中には選手プロデュースのスイーツまで!

 

f:id:Meshi2_IB:20180424115415j:plain

▲ワゴンやテナントではなく、お店スタイル(中で食べられる)の飲食店もある

 

ちなみに若獅子カレーを販売しているワゴンのドリンクメニューが「ビール」ではなく「バドワイザー」と書かれていたのが衝撃だった。

f:id:Meshi2_IB:20180424093939j:plain

▲「ビール」ではなく「バドワイザー」の表記

 

わざわざビールと表記しなくても、ビールの銘柄だと通じるということだろう。野球とビールがここまで親和性があるとは思わなかった。

 

【驚き⑨】スタメン選手の顔が一目瞭然

お腹もいっぱいになったところで、再びドーム内を散策。入口付近で、本日のスターティングメンバーの顔写真パネルを発見した。

 f:id:Meshi2_IB:20180424092733j:plain

▲本日のスターディングメンバー一覧

 

これはいい! 

というのも、フォトスポットにもなるし、それに名前だけではなく顔もセットにしたほうが選手を覚えやすいからだ。ひと目見てイケメンとか自分好みだと思えば、女性ならその選手のファンになるかもしれない。試合中もその選手を目で追えば楽しいだろう。

そもそも筆者がマリノスサポーターになったきっかけは、2002年の日韓W杯で日本代表として出場していた松田直樹選手に魅了されたからだ。そして彼がマリノスの選手だったことから、次第にマリノスというチームにハマっていった。だからスポーツを好きになるきっかけは、選手の顔が好みとかでもいいと思っている。

ここで西武ライオンズの選手名鑑をスマホでチェックしてみた。筆者の知っているのは松井稼頭央選手と菊池雄星選手の2人だけだった。好みの選手がいるか探してみたが、筆者はロン毛や茶髪などちょっと悪そうな風貌の人が好きなので、選手名鑑の写真だと全員帽子をかぶっていてよくわからなかった。

 

しかし、ある選手の名前が目に留まった。

 

「36 伊藤翔」

f:id:Meshi2_IB:20180424093426j:plain

Jリーグ好きの方なら、もうおわかりだろう! 実は、マリノスにも同姓同名の選手がいるのだ。しかも広報・田代さんによればこちらの伊藤翔選手はルーキーの若手(執筆時の4月11日には初登板を果たした)。

70名ほど選手がいるなかで、一軍に登録できるのはわずか28名と教えてもらい、ますます興味を持つことに。

よし、西武ライオンズでは伊藤翔推しで行くぞ~!!(余談だが、この日4月4日マリノスの伊藤翔選手は、ルヴァン杯アウェイ新潟戦で2ゴールを決める大活躍をした)

 

こんなふうにドームをぶらついていたら、あっという間に6回裏が終わろうとしていた。「やばいやばい!」と慌てて座席に戻る。というのも、7回表終了時にビクトリーバルーンを一斉に飛ばすパフォーマンス「ライオンズラッキーセブン」があると教えてもらっていたからだ。

f:id:Meshi2_IB:20180424095749j:plain

f:id:Meshi2_IB:20180424121811j:plain

観客たちが一斉にビクトリーバルーンを飛ばす光景は美しく、なんだかワクワクした。そんな楽しい瞬間だったのに、筆者は肺活量が足りなくて、風船を膨らますことができなかった。よく考えたら、人生で一度も風船を膨らましたことがないかも……。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424121641j:plain

▲これでも一生懸命膨らませたビクトリーバルーン

 

こうして試合は2-1で西武ライオンズの勝利で終わった。3年ぶりの開幕5連勝だという。

しかし、野球を見慣れていない筆者にとって、この試合が内容的に良い試合だったのかはよくわからなかった(そもそも途中を見ていないし)。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424121920j:plain

▲大型ビジョン(Lビジョン)に「WIN!」の文字

 

f:id:Meshi2_IB:20180424122103j:plain

広報・田代さんによれば、9回裏まで結果がわからない接戦だったので、お客さんにとっては内容・結果ともにいい試合だったのではないかとのこと。

また対戦相手のバンデンハーク投手(福岡ソフトバンクホークス)に初めて勝利したのでうれしさもひとしおなのだとか。

 

f:id:Meshi2_IB:20180424122030j:plain

ちなみに、この日の入場者数は19,986人。

平日のデーゲームでこの人数が入っているとは「さすが」と言わざるを得ない。

この日は、小・中学生4,400名(同伴者含む)を無料招待していたそうだが、それを差し引いても平日のデーゲームと考えれば集客はかなりいいのではないだろうか。日本における野球文化の根強さを感じた。

 

【驚き⑩】試合後、大勢の子どもたちが人工芝を……

f:id:Meshi2_IB:20180424122657j:plain

試合後は「AFTER THE GAME」というフィールドに自由に入れる体験イベントが待っていた。ちなみにマリノスでも「メモリアルフォト」という試合終了後にピッチレベルにおりて、写真撮影できるファンクラブ会員限定イベントを開催しているが、人工芝ではないためさすがに芝生の中には入れない。

フィールドに降り立つと、子どもたちがうれしそうに走り回っていた。ここまで広い敷地を走ることなんてそうそうないだろうし、転んでも人工芝だから痛くなさそう。それに服も汚れないから親にとってもありがたいサービスなのかも。というか子どもって、こんなにも走りたがりなのね!

 

f:id:Meshi2_IB:20180424122959j:plain

▲子どもも大人も大はしゃぎ

 

f:id:Meshi2_IB:20180424123030j:plain

▲思わず寝っ転がる子も。その気持ちよくわかる!

 

f:id:Meshi2_IB:20180424123202j:plain

▲人工芝は触ってみると、モグモグしていた

 

【結論】どんなスポーツも生観戦は面白い!

だいぶ長くなったが、初めてメットライフドームで野球観戦した感想は、楽しかった! である。

でもそれは試合内容うんぬんではなく、雑多だけど、のほほんとしたドームの空気感にあると思う。一生懸命応援している熱心な観客もいれば、座ってじっくり見ている観客もいる。それからビールばっかり飲んでいる観客もいれば、一緒に見に来ている人たちと過ごす時間を楽しんでいる観客もいる。楽しみ方の多様性があるのではないかと思った。

(とはいえ、今はシーズンが始まったばかりだからであって、リーグ優勝が決まる頃にはもっとシビアな雰囲気になっているのだろう……)

f:id:Meshi2_IB:20180424123141j:plain

▲試合後に購入したフラッグ。また見に来ることを誓って

 

そんなわけでJリーグに見慣れた筆者が、ルールもわからないプロ野球を観戦してみたら、驚きの連続で、それが逆に楽しめた。

なぜ今まで「野球は興味ない」と食わず嫌いしていたのだろう。これからもっと野球のことを知っていきたい。こんなふうに、プロ野球ファンもJリーグのスタジアムに足を運んだらきっと楽しめると思う。だから試しにJリーグも見に来てね!

 

書いた人:名久井梨香

f:id:Meshi2_IB:20180424123533j:plain

フリーライター。東京都出身。新卒で大手広告会社に就職するのも、会社員は向いていないと挫折。1年で退職し、その後フリーライターの道へ。趣味は、Jリーグとカレー。週1回、新宿ゴールデン街でバーテンダーもやっています。

トップに戻る