あさりは今が旬! というわけで、先日の「あさりの味噌汁」に続き、
今回もあさりをおいしくいただくレシピです。台湾料理で「しじみのしょうゆ漬け」というものがありますが、それを、あさりを使って作りましたよ。冷蔵庫で寝かせて味を染み込ませるだけなんですが、これがクセになるウマさで、酒の肴にもう最高。食べ始めたら止まらなくなります。しじみより身が大きいので、食べごたえも十分です。 さらに、これを漬けダレごとそうめんにかけた「ぶっかけそうめん」もウマし! これからの時期にバッチリな1品です。
魚屋三代目の「あさりのしょうゆ漬け」
【材料】2人前(作りやすい分量)
- 殻付きあさり(砂抜き済みのものが作りやすいです) 500~600g
- 水 500ml
- にんにく 1片(芯を取ってスライス)
- しょうが 1片(にんにくと同じ分量くらいをスライス)
- 赤唐辛子 2本(種を取り除いておきましょう)
- 長ネギの青い部分 1本分
- しょうゆ 100ml
- 紹興酒(なければ日本酒か焼酎) 50ml
- 砂糖 小さじ2
- 酢 少々(お好みで)
作り方
1. あさり(今回は砂抜き済みのものを使用)を、殻と殻を優しくこすり合わせるように洗います。殻の凹凸に汚れや砂がつくので、殻同士をこすり合わせて落とすためです。
2.鍋にあさりを入れて水を加えたら、
弱火~中弱火で茹でていきましょう。
3. あさりの殻が少し開き始めたら取り出します。
全部開かせるよりも身がやわらかく、しっとり仕上がりますよ。
4. あさりを取り出した茹で汁は煮立たせ、
出てきたアクを丁寧にすくっておきます。
5. ボウルなどに4の茹で汁、しょうゆ、紹興酒、砂糖を加えてよく混ぜたら、赤唐辛子とにんにく、しょうが、長ネギの青い部分を加えて漬けタレを作ります。お好みで酢を入れても美味しいです。
6. 粗熱が取れたらあさりを殻つきのまま漬け込み、
ラップをして冷蔵庫で半日以上、漬け込めば完成。できれば1~2日味を馴染ませると、絶品になります。
あさりは指で開いてパクッ! ぶっかけそうめんもおすすめ
にんにくの効いた「あさりのしょうゆ漬け」、殻を指で開いてパクッといただくと止まらなくなりますよ。
これからの時期には冷菜として最高なのでオススメ。お酒がすすみます。
そうそう、あさりを漬け込んだタレ、これをそうめんにぶっかけるとまたウマい! にんにく、しょうがにあさりのうま味が入ったタレがそうめんに合うんだな~。
タレはしょうゆの量を加減してお好みの濃さにするもよし、紹興酒がなければ日本酒や焼酎を使ってもOK。お好みの焼酎で作ればパンチの効いた味になります。
あさり以外にもホンビノス貝やはまぐりを漬けても美味しいですし、シーズンになったら牡蠣(牡蠣なら漬けるのは身だけ、殻付きなら先に剥いてから使います)を漬け込んでもGOOD。使えるタレなので、覚えておいて損なしですよ。
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
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企画協力:レシピブログ
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