「たらこ」をオイル漬けにしてみたら、酒の肴にもご飯のおともにも最高だった【魚屋三代目】

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焼いてご飯のおともにしたり、酒の肴を作るのが面倒な時にはそのまま食べても文句なしの「たらこ」。

 

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塩気と旨味、プチプチした食感もたまらないですよね。

そんなたらこのおいしさを、最大限にアップさせてみませんか? 方法は簡単、「オイル漬け」すること。オイルに漬け込むことでコクと旨味が増し、塩気もマイルドになります。漬けたオイルにも塩気や風味が移るので、パスタソースやドレッシングなどに残さず使えます。

シンプルにオイルだけで漬けても良いのですが、今回は風味付けでたらこと一緒に大葉(青じそ)、赤唐辛子も漬け込みます。ハーブを加えたイタリアン風もご紹介しますね。

注意点
  • 冷蔵庫で長期保存せず、たらこ調理(完成)後は速やかに食べきりましょう。
  • リステリアによる食中毒に注意が必要です。予め以下ページをご覧いただいた上で、ご自身の判断で作成・保存するようにお願いいたします。

 

魚屋三代目の「たらこのオイル漬け」

【材料】作りやすい分量

  • たらこ 1腹(2本)
  • 大葉 5~6枚
  • サラダ油 適量
  • オリーブオイル(エキストラバージン推奨) 適量
  • 輪切り赤唐辛子 お好みで

 

作り方

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1. 大葉を洗い、キッチンペーパーなどで水分を取り除いておきましょう。

 

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たらこは、つながっていたら包丁で切り分けておきます。

ちなみに、たらこはスケトウダラの卵巣で、左右の卵巣が1セットで「1腹(はら)」になります。

 

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2. よく洗って煮沸消毒、またはキッチン用のアルコール除菌スプレーなどで消毒をした保存容器に大葉を敷き入れます。

 

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3. たらこを加え、

 

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たらこが半分ほどかぶるまでサラダ油、

 

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さらに全体がかぶるまでオリーブオイルを注ぎます。

オリーブオイルは香りと風味が強いので、オイル漬けでもすっきり仕上げたい時にはサラダ油を使うか、このようにサラダ油と半々にして使うのがおすすめです。今回は、大葉ですっきりと和風のオイル漬けにしたかったのでサラダ油も入れました。

 

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お好みで輪切り赤唐辛子を加えてください。

今の季節ならミョウガ(分量外)を適量加えるとさらに風味が増します。

 

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4. 一晩以上、冷蔵庫で味をなじませれば完成です。

 

ハーブを入れて「たらこのイタリアン風オイル漬け」

【材料】作りやすい分量

  • たらこ 1腹(2本)
  • ディル(生のもの) 5本
  • ニンニク 1片(芯を取ってスライス)
  • オリーブオイル(エキストラバージン推奨) 適量
  • 輪切り赤唐辛子 お好みで 

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1. 作り方は大葉バージョンと同じで、大葉の代わりにディルとニンニクを入れます。

 

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2. こちらはイタリアン風にオリーブオイルのみで漬け込みます。 お好みで輪切り赤唐辛子もどうぞ。

 

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3. 一晩以上、冷蔵庫で味をなじませれば完成です。

 

どうやって食べてもおいしい

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しっとりと漬かったたらこは、ちびちびと酒の肴につまむもよし、

 

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冷奴のトッピングにしたり、

 

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ご飯にのっけて食べてもよし。今の季節なら、そうめんや冷たいうどんのトッピングにもぜひ。

 

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ハーブを入れたイタリアン風は、バゲットや冷製パスタ、サラダのトッピングにぴったり。ハーブはローリエやローズマリーでもおいしいです。

じゃがいもとも相性が良いので、じゃがバタにプラスしたり、タラモサラダを作る時にも使ってみてくださいね。

 

※記事初出時、表記に不正確な箇所があったため加筆・修正いたしました。大変申し訳ございませんでした(2019/8/6)

作った人:魚屋三代目

魚屋三代目

本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。

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企画協力:フーディストノート

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