こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。
ご飯にもお酒にも合うコッテリ美味しい魚の煮付け。難しいことは考えず、中火で6~7分煮るだけで美味しくできるレシピをこれまでもご紹介してきましたが、
今回は基本の魚の煮付けをアレンジ。花椒と赤唐辛子を加えて、ウマ辛で痺れる煮付けレシピの紹介です。
今回はメカジキの切り身を使いましたが、ブリや銀ダラ、カレイなどのお魚でも、同じレシピで美味しくできます。お好みのお魚でおためしください。
魚屋三代目の「メカジキの花椒煮」
【材料】2人前
- メカジキの切り身 2切れ
- 花椒(ホールタイプ) 小さじ2
- 赤唐辛子 1本(種は取り除く。うんと辛くしたいときは種付きで)
- しょうゆ、みりん、砂糖 各大さじ3
- 酒(日本酒) 大さじ1
- 水 50ml
作り方
1. 鍋にしょうゆ、みりん、砂糖、酒、水、花椒、赤唐辛子を入れ、
よく混ぜながら中火でひと煮立ちさせます。
加熱ムラが出ないよう、鍋はメカジキを並べて置けるサイズのものを使います。
2. メカジキを入れ、
落とし蓋(アルミホイル、またはクッキングシートを鍋の大きさに合わせたものでOKです)をかぶせ、
さらに鍋のフタをして中火で6~7分煮ます。
3. 火を止め、
メカジキを一度ひっくり返して、煮汁をよく絡ませてから器に盛り付けます。
4. 鍋に残った花椒と赤唐辛子、煮汁をお好みでかけて完成。あれば木の芽(分量外)を添えるとキレイですね。今回は山椒の木の芽を添えてみました。
ホールタイプの花椒で、痺れの刺激もやさしめに
コッテリ甘辛、花椒の香りと風味も移った煮汁をメカジキによくつけてお召し上がりくださいね。煮汁がたっぷり絡んだメカジキをご飯にバウンドさせれば……はい、間違いなくウマい。酒の肴にもバッチリ。お好みで白髪ネギや針しょうがを添えても美味しいです。
花椒はパウダーを使うと痺れが直線的になりますが、ホールタイプを使えば花椒の風味と香りが上品に煮汁に回り、痺れの刺激もやさしく抑えられます。花椒を一緒に食べなければ、痺れが苦手な方でも大丈夫だと思います。反対にもっと痺れがほしいときは、一緒に煮た花椒をメカジキにたっぷりとのせて食べてみてください。なかなかの刺激が味わえますよ。
手軽にできるアレンジ煮付け、一度おためしください。
作った人:魚屋三代目
本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。
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企画協力:レシピブログ
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