【スタミナ回復】最強の「男性ホルモン増強鍋」をつくってみる【理系メシ】

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最近、なんだか疲れません?

♪男な~ら~っ……というわけで、私はいろいろと試してきた。

例えばイカリソウ(別名・淫羊草)を食べたオスの羊が大変なことになるという話を聞き、漢方問屋さんまでイカリソウを買いに行き、イカリソウ酒も漬けてみた。

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マムシ酒がいいと聞けばマムシ酒を飲み、サソリを食べて翌朝には大変なことになったと聞けばサソリを食べてみた。

 

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もちろんマムシそのものを丸ごと食べた経験だってある。

とにかく、精がつきそうなものは一度は試さずにいられない性格なのだ。

 

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で、現状は? 

……。

 

戦いは数だよ兄貴、というところですか。

 

加齢とともにいろいろと男性に元気がなくなってくる理由のひとつが男性ホルモン

男性ホルモンは「長寿ホルモン」とも言われ、この量が足りないと

  • うつ、気力の低下
  • メタボリック症候群
  • 性機能低下
  • ほてり、発汗
  • 認知力や集中力の低下

……が起きると言われている。

 

男性ホルモンは中高年から明確に下がり始めるが、最近は若い20代でも、男性機能に元気がないと泌尿器科に相談に来る男性が増えていると泌尿器科医に聞いた。

だてに草食系と言われているわけではないらしい。

 

男性ホルモンはどうやれば増えるのか?

  • 無酸素運動
  • 亜鉛とビタミンB群、タンパク質の摂取
  • 禁酒と正しい睡眠

男性ホルモンを増やすためには、以上が大事。

ジョギングのような有酸素運動を行うのはあまり有効ではないらしい。

月に100キロ、つまり1日3~4 キロのジョギングが限界で、それを上回ると男性ホルモン量が急降下する(1日1~2キロなら逆に上昇)。

つまり、腕立て伏せやマシントレーニングのような、筋肉だけを鍛える運動が良いらしい。

 

また、睡眠不足や飲酒のしすぎも良くない。

 

よく運動し、よく眠り、酒は控えて、健康に暮らせと。

 

食事で男性ホルモンを増やすなら、亜鉛

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髪の毛の中に含まれてる亜鉛が高い人のほうが、テストステロンが高かったというデータがある。

 

亜鉛といえば牡蠣。

ダントツで多い。

他にはゴマやナッツ類だ。

ニンニクやネギ、ニラなど昔から強精作用があると言われる野菜のアリシンが含まれ、男性ホルモンを増やす。

アリシンは熱に弱いが、ビタミンB1とくっつくと、アリチナミンに変わり、熱に強くなる。ビタミンB1が多いのは豚肉だ。

タンパク質の一種のカゼインとニンニクの組み合わせも男性ホルモンを増やす。

カゼインを含むのは肉である。

  • 【参考】『ムスコのこと—男性ホルモンと勃起力の強化書 不能に勃つ 』(久末 伸一 (監修), 川口 友万 (著)平原社)
  • 【参考】『にんにく新発見』叢文社/小湊 潔
  • 【参考】食品成分データベース

 

では、それら男性ホルモンを増やすのに効果的な食材であるニラとニンニクと肉を、まとめて取れる料理といえば? 

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もつ鍋だ。

 

だが、もつは赤身肉ではないので、これを豚肉に変え、亜鉛を強化するために牡蠣を入れ、さらに鶏むね肉でダシをとったら……

最強の男性ホルモン増強鍋になるのではないか? 

やってみよう。材料はもつ鍋に準じて、2人前だ。

 

「最強の男性ホルモン増強鍋」のレシピ

【男の亜鉛鍋 材料】

  • ニンニク 1株
  • 輪切り唐辛子 適量
  • しょうゆ 15㏄
  • みりん 15㏄
  • 塩 5g
  • 鶏むね肉 400g
  • 豚肉 300g
  • 牡蠣 300g
  • ニラ 2束
  • うどん 1玉
  • すりごま 大さじ4~5

しょうゆの代わりに味噌を入れてもいいし、豆乳を加えてもおいしい。

基本のダシは鶏むね肉でとる。

www.hotpepper.jp

鶏むね肉にはイミダペプチドという抗疲労物質が含まれていて、そのスープを飲むとホントに元気になるのだ。

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まずは鍋にお湯を沸かし、塩を小さじ一杯加える。

 

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におい消しにニンニクをひとかけ投入。

 

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鶏のむね肉を入れて、

 

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豚肉を入れる。

今回はスペアリブを使ったが、肩ロースの塊でもいい。

 

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もう一度お湯が沸いたら、火を止め、2時間放置する。

 

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余熱で肉に火が通っている。

ここで鶏むね肉を取り出す。

鶏むね肉はあくまでもダシ用なので、後でサラダチキンとして使うなり、そぎ切りにして、からし醤油で食べるなり、使い道はいろいろだ。

 

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スープを沸騰させ、灰汁をすくって準備完了。

 

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ニンニクはがっつり食べたい。

しかし生ではにおいがきつすぎるので、レンジでチン。

 

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皮をむいて、ごま油(分量外)で揚げ焼きにする。

焼肉屋さんで食べるニンニクのホイル焼きの要領だ。

 

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全体に焦げ目がついたらOK。

これならたくさん食べられる。

 

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スープを鍋に移し、輪切り唐辛子、焼いたニンニク、あれば昆布を入れる。

うま味調味料でもいいし、入れなくてもおいしい。

 

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しょうゆとみりんを加える。

 

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取り出しておいた豚肉、10センチ幅で切ったニラ、よく洗った牡蠣を鍋に並べる。

 

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ひと煮立ちしたら完成。

 

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そのままでもいいが、ポン酢をつけたら大変においしかった。

 

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食べ終わったら、残ったスープにうどんを投入。

冷凍うどんは汁を吸わないので却下。

スープを全部、うどんに吸わせるのだ。

 

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最後にすりごまを加えて、全体にまぶす。

びっくりするぐらいの量を入れていい。

 

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福岡のもつ鍋屋さんのシメがこれだった。おいしかったのでまね。

ご当地ではちゃんぽん麺を使う。

ゴマが死ぬほどとれるので、亜鉛の摂取をダメ押しできる。

 

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スープに麺を入れて、ゴマのまぜそばとして食べるのもありだ。

 

今回は鍋で全部まとめたかったので牡蠣を一緒に入れたが、牡蠣は癖が強い。

牡蠣は牡蠣で別途食べるか、最後の締めの麺に刻んで加えてもおいしいと思う。

実際に食べてみて、少し甘味が足りなかった。

もつ鍋にならってお好みでキャベツを入れてもいいと思う。

他は問題なし。

ガッツリうまい。

野郎が集まった時の鍋に、男性ホルモンのうんちくを語りながら食べると効果倍増。

ちなみに食べものを取ることで男性ホルモンが増えすぎる、ということはないからご安心を。

亜鉛だよ、諸君。

 

書いた人:川口友万

川口友万

サイエンスライター。科学情報サイト『サイエンスニュース』の編集統括。企業取材からコラム、科学解説まで、科学をテーマに幅広く扱う。東京・武蔵小山で、毎週日曜日のみ、肉に電気を流して食べたり、ワインを超音波で振動させて飲むイベントバー『科学実験酒場』を主宰。

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