「手抜きフィデウア」はレシピというよりアレンジ無限大のシステムです【ツジメシの付箋レシピ】

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こんにちは。プロダクトデザイナーときどき料理人、ツジメシこと辻村哲也です。 今回は僕のブログの看板料理、「手抜きフィデウア」をご紹介します。

 

これに慣れると、普通にパスタをゆでることをめったにしなくなる

「フィデウア」はスペインの炊き込みご飯パエリアのパスタ版。パエリア同様に専用の鍋を使い、具を炒めスープを煮立て、パスタを入れて米のように炊き上げる伝統料理です。

それに対して僕のいうところの「手抜きフィデウア」は、冷たい鍋にパスタと具、水、全部入れてから火にかけ、パスタの指定ゆで時間+α待つだけ。フライパンひとつで、作り始めて15分もあれば食べられるというお手軽料理なのです。

「パスタはたっぷりのお湯で」が基本のイタリアンの人には怒られそうですが、これはこれで、具材のうま味をパスタが全部吸っておいしいです。ロングパスタで作ると麺同士がくっつきがちなのもまたご愛嬌(あいきょう)(くっついたところのもちもち感が好きという人も)。慣れてくると、火加減と水の量、時間の調整で、パスタの硬さも、おこげのありなしなども調節できます。

普通のパスタに比べると、お湯を沸かす時間と燃料代の節約になるわ、洗い物も少ないわ、ゆで湯を下水に流さないので環境負荷も少ないわ、といいことずくめ。 1人分150ccほどの水があればパスタができるので、アウトドア料理にも、非常時にも向いています。

要領がわかればパスタの種類や具材や味付けなど応用無限大の、レシピというよりシステムです。これに慣れると、普通にパスタをゆでることをめったにしなくなったという人も多いです。もちろん僕もその1人。

 

というわけで、今回のレシピメモはこんな感じ。

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いくつかある基本の手抜きフィデウアから、「サーディンとキャベツ」をご紹介します。

 

ツジメシの「オイルサーディンとキャベツの手抜きフィデウア」

【材料】1人分

  • オイルサーディン 1缶(105g)
  • にんにく 1/2かけ
  • 赤唐辛子(輪切り) 少々
  • 好みのロングパスタ 100g
  • キャベツ 70~80g(約1/8~1/10個)
  • 塩 小さじ1/3
  • 醤油、胡椒、レモン汁(好みで) 少々

 

作り方

1. にんにくはスライスし、キャベツは細切りにする。

※春キャベツなら1.5cm幅、冬キャベツなら5mm幅くらいが目安。

 

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2. フライパン(1人分なら直径20cmものがちょうどいいです)にサーディンの缶の油を小さじ1/2ほどひき、そこに塩、にんにく、唐辛子を散らす。

 

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3. パスタを三つに折りながら平らになるよう敷き詰める。

 

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その上にキャベツ、さらにサーディンを油を切りながらのせ、水(分量外、150ccくらい)を注ぐ。

 

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4. ふたをして強火にかけ、沸騰してきたら沸騰を保つ程度に火を弱め、時々様子を見ながらパスタのゆで時間+1~2分ほどで水気がなくなるように火加減を調整。今回は5分ゆでのパスタが沸騰後6分半でちょうど良い感じに。(このやり方だと火が通るのにそのくらいかかるのです)

※仕上がり3分ほど前に様子を見て、パチパチ音がしているようなら少し水を足し、まだたっぷり水気があるようなら少し火を強める。

※アルデンテを狙うと粉っぽい仕上がりになることがあるので、一旦ゆで過ぎてから水分を飛ばすくらの感じの方が失敗が少ない(こうするともちもち逆アルデンテ状態に)。

※しっかり水分を飛ばし底のパスタをカリカリに焼くもよし、少し水気が残る程度で止めるもよし。

 

5. 仕上げに少しの醤油と好みでレモン汁、黒胡椒をかけてできあがり。

 

アレンジ無限!

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パスタはロングでもショートでもお好みで。ショートならくっつきにくく、パスタとして違和感少ないかと思います。上にのせる具材は、数分蒸されておいしいものなら肉魚野菜きのこ何でもOK。仕上がり3~4分前に生卵を落として半熟に仕上げるのも定番です。最近は仕上げに生の葉物(春菊、パクチー、クレソンなど)を合わせるのが、自分的にはやっています。

味付けは今回のレシピでは塩だけなのですが、僕はナンプラーをよく使っています。特有の風味が苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、加熱すると臭みは飛び、うま味が残ります。「だし兼味付け」として手抜きフィデウアに限らずさまざまな料理に重宝しています。

いろいろ書きましたが、厳密に考えなくても大丈夫。正解のない料理なので失敗もありません! ぜひ気楽に試してみてください。

 

作った人:ツジメシ

ツジメシ

本名は辻村哲也、ツジムラの飯でツジメシです。本業は各種製品を手がけるプロダクトデザイナーながら、料理好きが高じて間借り飲食店でも料理中。手抜き日常食からマニアックな料理まで図解したレシピが人気。著書に『付箋レシピ デザイナーときどき料理人のスケッチごはん』(アース・スターエンターテイメント)。

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