こんにちは、料理ブロガーの山本リコピンです。
暑さのピークも過ぎ、夕暮れ時には少しずつ秋の気配を感じます。ようやく食欲も復活気味……。ということで、本日はレモンでさっぱり食べられる「鶏むね肉のねぎタン塩風」をご紹介します。
最初に言っておきますと、鶏むね肉が牛タンの味や牛タン食感になる、というわけでは全くありません。焼肉屋さんのねぎタン塩風な味付けをした、鶏むね肉です。
ということではありますが、おかずにもおつまみにも最適な一品。そして コスパ最高の鶏むね肉は、夏休み後の寂しいお財布の強い味方。切り方を注意すれば、焼くと硬くなるのも回避できます。
ではでは、早速、安くて美味しい鶏むね肉のレシピです。
山本リコピンの「鶏むね肉のねぎタン塩風」
【材料】2人分
- 鶏むね肉 1枚
- 塩 少々
- サラダ油 大さじ1
- レモン(果汁のみでもOK) お好みで適量
(ねぎ塩だれ)
- 長ねぎ 1/2本(みじん切り)
- 万能ねぎ 3本(小口切り)
- にんにく 1片(みじん切り)
- 鶏がらスープの素 小さじ1/2
- 水 大さじ2
- 塩 適量
- 粗びき黒こしょう お好みで適量
- ごま油 大さじ1
作り方
1. まずは、ねぎ塩だれ作りから。長ねぎとにんにくはみじん切りにし、中火でごま油を熱したフライパンで香りが出るまで炒めたら、鶏がらスープの素、水を加える。塩で味を調えたら火を止め、小口に切った万能ねぎを混ぜ、粗びき黒こしょうをお好みの量だけ振り完成。
長ねぎは炒めて香りを出し、万能ねぎは火を止めてから加えてシャキッと食感を残しました。彩りも良くなりますよ。万能ねぎがなければ、長ねぎを少々増やして全量長ねぎでもOKです。
2. 鶏むね肉は、皮を取り除いてひっくり返し、繊維の向きが変わる真ん中あたりの線に沿って2等分に切る。(今回は左側が少し厚みあり)
横から斜め、縦方向に細く見える筋が繊維です。
3. 厚みがある部分は横から包丁を入れて切り、厚みを均等に揃える。
4. 厚みを揃えた鶏むね肉に包丁を寝かせて入れ、包丁を手前に引くように動かしながら、なるべく断面が広くなるようにそぎ切りにする。
この時、2で確認した繊維と垂直になるように切っていきます。薄く切ることで火の通りが早くなり焼き縮みが減り、さらに繊維を切ることでやわらかくなります。
そぎ切りは5mmくらいの薄さになればベストですが、うまくいかなければ少々分厚くなってしまっても大丈夫。その場合は火が通るまで弱火でじっくり焼いてください。
5.フライパンに中火でサラダ油を熱し、4に塩を振って並べ、両面をこんがりと焼く。
6. 皿に盛り、1のねぎ塩だれをかけ、レモンを添える。
お好みで、仕上げにさらに粗びき黒こしょうを全体にまぶしてもおいしいです。
カットレモンで、ぐんとねぎタン塩の雰囲気に
レモンは、ボトル入りのレモン果汁を振りかけるだけでも良いですが、カットしたレモンを添えて絞りながら食べると、風味も見た目も断然、ねぎタン塩っぽさが出せます。
ちなみに、ねぎ塩だれは焼いた牛肉や豚肉にかけるのもおすすめです。
さっと炒めたエリンギなどのきのこ類や、
なすにかけたり、和えたり、いろいろ使えます。
牛タンにはない、また違った美味しさがあって面白い鶏むね肉レシピです。ねぎタン塩好きさんはぜひ試してみてください。
作った人:山本リコピン
料理ブロガー、フードコーディネーター。簡単&手軽に作れて見栄えのする料理レシピを公開しているブログ『日々のごはんとおやつのネタ帳』を運営。日々のごはんや、おつまみ、こどものごはん、おやつ、おもてなしなど、ジャンルも幅広く、雑誌や企業へのレシピ提供も行う。『山本リコピンのちゃちゃっとかわいい毎日おかず』(主婦と生活社)、『ごはんがすすむ!!!山本リコピンのうちごはん』(ワニブックス)が発売中。
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企画協力:レシピブログ
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