「ちくわの磯辺揚げ」を揚げ玉と電子レンジ2分で作れないか考えてみた。ちくわ天そばも捗ります

こんにちは、料理ブロガーの山本リコピンです。

うま味があって、煮物に炒め物、チーズやきゅうりを詰めてもいける万能さを持ちながら、お手頃価格なのがうれしいちくわ。わが家の冷蔵庫にも常備率高めです。

そんな使い勝手のいいちくわ料理の中で個人的に外せないのが、青のり香る「ちくわの磯辺揚げ」。おつまみ、ご飯やお弁当のおかずまでお世話になっています。

ただ、衣をつけて、フライパンに揚げ油を入れてと、しっかり揚げ物をするのは時間も気持ちも余裕がないと……。このハードルをどうにかクリアできないかと、ふと目に留まった電子レンジで、ハードルをなぎ倒し気味に生まれたのが今回のレシピです。溶き卵にくぐらせたちくわに、揚げ玉をくっつけ電子レンジで加熱します。そのままはもちろんですが、麺類にのっけて食べるのがとくにおすすめですよ!

それでは早速レシピです。

 

山本リコピンの「電子レンジでちくわの磯辺揚げ風」

【材料】1~2人分

  • ちくわ 4本
  • 卵 1個
  • 揚げ玉(市販品) 大さじ4
  • 青のり 小さじ1~2

 

作り方

1. 卵をボウルに割って溶き、ちくわを溶き卵にくぐらせる。

残った溶き卵は卵焼きにしたり、温かいそばで食べるならつゆに入れてかき玉にするのもありです。

 

2. バットなどに天かすを広げ、ちくわを転がして全体的に天かすをくっつける。

粘度のある小麦粉の衣のように全体的にびっしりはくっつかないので、ある程度くっついていればOKです。

 

天かすがくっついていない部分が気になれば、手で天かすをくっつけます。

 

3. 耐熱皿にちくわを間を空けずに並べる。

少しでも天かすが落ちないように、ちくわをくっつけて並べます。

 

4. 3に青のりを上にふりかけたら、ラップはかけずに電子レンジ(600W)で1分30秒加熱する。

 

5. 一旦取り出してひっくり返し、反対面にも青のりをふりかけたら、さらに30秒加熱して出来上がり。

溶き卵が固まり、ちくわと揚げ玉をくっつけてくれます。卵が固まっていなければ、様子を見ながら追加で加熱してください。ただし、加熱しすぎるとちくわが乾燥してかたくなるので注意です。

 

ちくわをそのままかじるのとはまったく違う美味しさ!

サクッとした揚げ玉の食感と青のりの風味がちくわのうま味を引き立てて、ちくわをそのままかじるのとはまったく違う美味しさがあります。麺つゆにつけて食べるのもいいですね。

 

あくまで“風”ですから、油で揚げたちくわの磯辺揚げの食感や香りには正直かないません。油っぽさがない分、磯辺揚げよりだいぶあっさりです。それでも、電子レンジで作ったことを考えると合格点をあげられる味だと思います。できるだけサクッとした揚げ玉を使い、青のりは必須ですよ。

 

そして、この磯部揚げ風はとろろや刻んだねぎなどと一緒に麺類の上にのせるのが模範解答! 今回は、温かいそばにのっけたちくわ天そば風。揚げ玉がジュワッとつゆを吸って、家で立ち食いそば気分が楽しめます。コンビニの冷たいそばにのっければ「冷やしちくわ天そば風」も食べられちゃいます。

いっそのこと揚げてしまったほうが早いんじゃないかという気持ちには目をつぶり、電子レンジだけで仕上げた揚げ玉をまとったちくわがどんなものか、一度試してみてください。

 

作った人:山本リコピン

山本リコピン

料理ブロガー、フードコーディネーター。簡単&手軽に作れて見栄えのする料理レシピを公開しているブログ『日々のごはんとおやつのネタ帳』を運営。日々のごはんや、おつまみ、こどものごはん、おやつ、おもてなしなど、ジャンルも幅広く、雑誌や企業へのレシピ提供も行う。『山本リコピンのちゃちゃっとかわいい毎日おかず』(主婦と生活社)、『ごはんがすすむ!!!山本リコピンのうちごはん』(ワニブックス)が発売中。

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