これからどんどん暑くなると、陥りやすいのが“夏バテ”。
解消法のひとつとしては、にんにく料理でスタミナをつけるなんて方法がありますよね。
というわけで、今回ご紹介するのは「焼肉のたれ にんにく10倍」なる商品。
ネーミングからしてにんにくパワーがすさまじそうですが、いったいどれほど強烈なのか、実際に食べてみたいと思います。
栄養ドリンクみたいなパッケージ
販売元である九重味淋株式会社の通販サイトからお取り寄せした「焼肉のたれ にんにく10倍」。パッケージにはにんにくのイラストと、「臭くてゴメン！」とひざをついて謝るサラリーマンらしき男性の姿が。
なんだか、焼き肉のたれというよりは栄養ドリンクのようなパッケージです。
外ぶたがきっちりと閉まっている時点では、臭いは特に感じません。
しかし、外ぶたを開けて鼻を近づけると、すでににんにく臭がプーン……。
まだ封はされているというのに！
内ぶたとなるプルタブを開けると、さらにすごいにんにく臭が鼻をつきます。
うおぉぉ、臭いけれど食欲が刺激されるこの感じ、にんにく好きにとってはたまりません！
まずは肉をジューーーッ！
では、買っておいた牛肉をフライパンで焼いていきましょう。
ジューーーーーーッ。
肉が焼けたところで、いよいよ「焼き肉のたれ にんにく10倍」の出番です。
解き放て、にんにくパワー！
「焼肉のたれ にんにく10倍」、どんな味？
さてさて、「焼肉のたれ にんにく10倍」、どんなお味？
……意外とまろやか！
もっと食べた瞬間にガツンとキツいにんにく風味が口の中に広がるのかと思いきや、想像以上にマイルド。焼肉のたれの中にはピリリと辛いものもありますが、「焼肉のたれ にんにく10倍」はかなり甘い味わいです。
それもそのはず。作っているのはみりん会社の老舗である九重味淋であるため。
原材料にもしょうゆやにんにくの文字とともに「みりん」の文字が書かれています。
しかし、だからといってにんにくの風味や臭いが少ないかといえばそんなことはナシ。甘辛い中にもにんにく感はしっかり効いていて、食べ進めるうちにどんどんと口の中のにんにく度が上昇していく……！
肉を食べ終わるころには口の中がものすごいにんにく臭に！ これはそうとう強烈です。
アレンジ①：キャベツで巻いて
ここで九重味淋の通販サイトで紹介されていた食べ方でもいただいてみましょう。それは「焼肉のたれ にんにく10倍」をつけた焼肉をキャベツで巻いて食べるというもの。
たれや肉のヘビーさがキャベツで中和されてさっぱり！
めちゃくちゃ合う！！ これならどんどん食べ進められますね。
アレンジ②：タレごはんで
肉汁を含んだたれをごはんにかけて食べるのも格別とのこと。
これもやってみましょう！
いわゆるタレごはんですね。
焼肉のたれはドロドロと濃いものも多いですが、「焼肉のたれ にんにく10倍」はにんにく風味満点ながらたれ自体はサラサラとして甘め。「うなぎの蒲焼のたれの焼肉バージョン」といった感じで、意外なほど白飯とマッチします。マジで！
アレンジ③：焼肉丼で
九重味淋の通販サイトには書かれていませんが、フライパンで肉を焼く際にたれとからめたものをご飯に乗せる焼肉丼にしてもおいしいはず！
少し煮詰まったたれが肉に染み込んで、ご飯と一緒に食べれば、こんなのおいしくないワケがない！！
この食べ方、オススメですよ！
口の中も部屋の中も気づけばすごいことに！
……と、ここまで試しているうちに、自分の口の中どころか部屋中も危険なほどにんにく臭が充満してる……！
換気扇をかけたけれどしばらくは臭いが残りそうです。隣近所の人たちにも「何を作ってるんだ」といぶかしがられるレベルかもしれません。
一見甘くてマイルドに思わせながらも、気づけば部屋も口の中も逃れられないほど強烈なにんにく臭に見舞われている……「焼肉のたれ にんにく10倍」、恐るべし。
▲焼肉のたれ にんにく10倍（540円／送料別）
九重味淋といえばほかに「半殺しチゲ」という鍋つゆや「半殺しカレースープ」「半殺しおかき」といった激辛の半殺しシリーズを出しているのですが、「焼肉のたれ にんにく10倍」もジワジワと人を追い込む半殺し商品という意味では同じかも……。
にんにくのあの味と臭いが大好きな人、刺激的な料理に飢えている人、夏バテ気味でパワーをチャージしたい人などにぜひとも試してほしい「焼肉のたれ にんにく10倍」。ただし、くれぐれもしばらく人と会う予定がないときに食べることをおすすめします。
お店情報
九重味淋株式会社
住所：愛知県碧南市浜寺町2-11
電話番号：0566-41-0708
ウェブサイト：九重味淋オンラインショッピング
※この記事は2017年5月の情報です。
※金額はすべて税込みです。
書いた人：鷺ノ宮やよい
三重県出身。旅行代理店、編集プロダクションを経て2009年よりフリーライターとして活動中。学生時代に池波正太郎の小説やエッセイを読んで、食べ物の魅力を文章で伝えることに惹かれる。これまで雑誌やウェブサイトなどで携わったグルメ関係の記事は100本以上。三度の飯より食べることが好き。激辛ジャンキー。慢性眼精疲労。
- Twitter：@saginomiyayayoi
