「このお肉、前のお客様からです」日本初!?ペイフォワードが体験できる焼肉店に行ってみた【京都】

f:id:manismanis:20180510200623j:plain

みなさまこんにちは。京都のライター・ナガオヨウコです。

 

突然ですが、バーなどで「あちらのお客様からです」と、お酒が運ばれてきたという経験はありますか?

私はありません。まあ、多くの人が「そんな映画みたいな経験、あるわけないやろ」と言うと思います。

 

f:id:manismanis:20180610194425j:plain

▲画・ナガオヨウコ

 

あっ、中華居酒屋さんのカウンター席で、隣のサラリーマン2人が「食べてみて」と餃子を2個分けてくれたことがあったっけ。

女友達と飲みながら「メニューに載ってるこの餃子、どんな味なんだろうね」と話してたのを横で聞かれていて、おすそわけしてくれたのです。

 

餃子はありがたくいただきました。

なお、その後で会話らしき会話はまったくしませんでした。「おいしいです! ありがとうございます!」くらいで。

あの時のサラリーマンお二人、本当にありがとうございました。

 

この例はちょっとレアでしょうが、「あちらのお客様からです」的なサービスを提供しているお店が京都にあるといううわさを聞きつけ、行ってまいりました。

 

焼肉店「やる気」系列

f:id:manismanis:20180515204613j:plain

お店の名前は「焼肉バル やる気 四条河原町店」。

2017年7月にオープンした、割と新しめのお店です。

 

f:id:manismanis:20180515204620j:plain

国道沿いなどでよく見かける「焼肉 やる気」系列です。

こちらのロゴに見覚えがある方も多いのではないのでしょうか。

 

f:id:manismanis:20180515204609j:plain

1階はテーブル席とカウンター席。

コンセプトは“おしゃれに焼肉”。

タパス432円〜やアヒージョ637円〜などをそろえているので、お肉もサイドメニューもいろいろカジュアルに食べたい時に重宝しそう。

ワインはなんとグラス313円〜。かなりリーズナブルです。

 

f:id:manismanis:20180515204550j:plain

2階はテーブル席。

おしゃれな焼肉店というとモダン系が多いですが、こちらはオールドアメリカンなインテリア。

 

f:id:manismanis:20180515204639j:plain

お迎えいただいたスタッフさんたち。中央は店長の中野さん。

 

f:id:manismanis:20180515204645j:plain

Tシャツの後ろ姿。

舞妓さんがマンガ肉を食べているイラストが京都の焼肉店っぽいですね。

 

座ると勝手にお肉が出てくる

着席すると突然……

f:id:manismanis:20180515204627j:plain

着席すると突然……。

「このお肉、前のお客様からです」!!!

 

f:id:manismanis:20180515204904j:plain

注文してないのにお肉がキタ!!

 

f:id:manismanis:20180515204545j:plain

自動的にお肉が出てきたのは、こちらのお店が実施している「ペイフォワード」というサービスから。

 

「ペイ=支払う」「フォワード=先に」、ということで、直訳すると「先に支払う」という意味です。

ひいては、「誰かから受け取った親切を、別の人への親切でつなぐ」という意味だそうです。

 

f:id:manismanis:20180610160942j:plain

システムを簡単に説明すると……。

  • ペイフォワードのメニューは全10品
  • 前のお客さんが、次のお客さんのためにおすすめメニューを一つ選んでくれている
  • 同じ席に座ったお客さんが料理を受け取る
  • テーブル1卓につき1品提供
  • 帰り際、次のお客さんのために1品を選ぶ
  • こちら四条河原町店のみ実施

とはいえ、前のお客さんがお会計をしてくれたわけではありません。お店が負担してくれてるんですよ。太っ腹だな!

 

f:id:manismanis:20180515204630j:plain

前のお客さんからのありがた〜〜いメッセージ付き。

「この中で一番は中落ちカルビ」と、おすすめいただいちゃいました!

※現在は「熟成カルビ 秘伝のタレ」に名称変更

 

f:id:manismanis:20180515204651j:plain

▲熟成カルビ 秘伝のタレ(637円)※ペイフォワードシステムで提供された場合は無料

 

前のお客さんが私のために選んでくれたお肉です。期待大!

 

f:id:manismanis:20180515204655j:plain

トングでつかむと、なんかでかい。

約85グラム、だいたい7枚で637円ってかなりリーズナブルじゃないですか?

 

f:id:manismanis:20180515204658j:plain

いただきまーす!!

 

f:id:manismanis:20180515204711j:plain

うまああああい!!!

 

柔らか〜いお肉に、濃厚でフルーティーなタレが合う!

 

このタレは、系列「焼肉 やる気」で約30年間受け継がれている秘伝のタレ。10種類以上の野菜・フルーツ入りなのですが「詳しい製法を知っているのは、社内で数人のみ。僕も詳しくはわからないんですよ」と、店長。まさに秘伝だ!

 

おすすめしてくれた前のお客さん、ありがとう。

無料で提供してくれた「やる気」のみなさん、ありがとう。

 

f:id:manismanis:20180515204751j:plain

▲ライス並(313円)

 

わたくし焼肉を食べるときは前半から白ご飯をお供にする派。

 

f:id:manismanis:20180515204755j:plain

お肉をごはんにバウンドさせて、タレごはんを食べたいからですよ!

 

焼肉店に来ておいてなんですが、「タレでごはんを食べる」というぜいたくな貧乏メシです。

 

f:id:manismanis:20180515204703j:plain

▲若鶏せせり 塩ダレ(529円)

 

次に私が選んだのは、鶏肉です。

「焼肉店で鶏を選ぶのは邪道では?」と思っておりましたが、あえての選択です。

なぜなら、店長さんに「ペイフォワードで2番目に好評なのが、この若鶏せせりなんですよ」と教えてもらったから。

※なお一番は、最初に食べた熟成カルビ 秘伝のタレ

 

f:id:manismanis:20180515204825j:plain

塩の味がちょい濃いめで、牛肉にも負けないおいしさ!

これは絶対オーダーするべき!!

 

f:id:manismanis:20180515204828j:plain

ごはん、再び登場。

塩ダレごはん、うまいなあ。

 

f:id:manismanis:20180515204741j:plain

▲特選骨付きカルビ(745円)

 

秘伝のタレ、または醤油ベースのタレが選べます。

私は秘伝のタレを選びました。

 

f:id:manismanis:20180515204758j:plain

1枚の幅が約7センチ。これが4枚あります。

 

f:id:manismanis:20180515204801j:plain

4枚をいっぺんに並べたら、網のほぼ半分を覆いました。でかい。

 

f:id:manismanis:20180610155044j:plain

骨付き肉の良さは、やはり「肉食らってる感」!

骨まわりの脂もワイルドなおいしさです。ペイフォワードの3番目に好評で、次の人に食べてほしいという気持ち、わかるわかる。

 

もし前のお客さんから他のメニューをおすすめいただいたとしても、骨付きカルビはぜひ食べてください。ナガオからのおすすめです。

 

衝撃! 7色ホルモン

f:id:manismanis:20180515204539j:plain

※写真の価格は税抜です。

もうひとつ、気になったメニューがあります。それがこちら、レインボーホルモンです。

 

おおかたの感想は「なんじゃこりゃ!」「キモッ!!」でしょう。

 

f:id:manismanis:20180515204706j:plain

▲レインボーホルモン(1,058円)

 

完全にSNS映えを意識したメニューです。和牛ホルモンのホソ(部位)が7色に着色&味付けしてあるというものです。

となれば、「じゃあ、味はどうなんだ!?」と気になりますよね。

 

f:id:manismanis:20180515204833j:plain

じゅうじゅう焼いていくと、毒々しい色が抜けてきたような気がします。

 

f:id:manismanis:20180515204838j:plain

まずはピリ辛唐辛子から。

秘伝のタレをたっぷり使用しており、コクがあるけれどスーッと爽やかさが感じられます。

 

f:id:manismanis:20180515204844j:plain

左が、カレー。ガラムマサラのような香りがする、本格派カレーの味。

 

右はレモン。焼肉用の塩ダレ&レモン果汁に漬け込んだものだそう。最初はパンチのきいた塩ダレ感、そしてかんでいるうちにレモンの酸味がじんわりきいてくる。

 

f:id:manismanis:20180515204848j:plain

左から、明太子、バジル、ミント。

 

明太子はですね、べらうま!!!

明太子は、鶏のササミ明太子フライのように淡白な肉に合うイメージがありましたが、ホソの脂じゅる〜りにもぴったりやん!

 

そしてバジル。実はこれが一番好きだった。ホソの脂ってしっかりした味があり、なんとなくオリーブオイルっぽいんですよ。となれば、バジルに合わないはずはない。

 

一番右、ミントは焼くと青色が抜けました。

青色は何で色をつけているかというと、フレッシュのミント! いろいろ不思議ですね。

基本は塩ダレなのですが、鼻に抜けるミントの香りがすごくいい。

 

f:id:manismanis:20180515204852j:plain赤ワイン。これ、むっちゃワイン感ありあり。赤ワインの渋みと酸味がたまらん。

 

ホルモン7種類はひと口サイズのホソが7個、ですのでできれば独り占めして味の違いを確かめていただきたい!

 

f:id:manismanis:20180515204857j:plain

白ご飯も全部食べました。

振り返ってみると、わたくし結構たくさん食べましたね。

 

f:id:manismanis:20180515204901j:plain

私が次のお客さんにプレゼントしたのは、最初に食べた熟成カルビ 秘伝のタレ。メッセージも書きましたよ!

 

次のお客さん、熟成カルビのおいしさに感動していただけたかなー。

バトン(お肉)を受け取る方も渡す側も、ほんのりハッピーになれる「ペイフォワード」。ぜひ体験しに、お店に行ってみてほしいです!

 

お店情報

焼肉バル やる気 四条河原町店

住所:京都京都市中京区河原町通蛸薬師下ル塩屋町333-1
電話番号:075-221-7711
営業時間:16:00〜0:00(LO 23:30)
定休日:無休

www.hotpepper.jp

 

書いた人:ナガオヨウコ

ナガオヨウコ

ライター歴22年、京都在住のフリーライター。食、手芸、子育て、京都関連の雑誌や書籍、webに執筆中。10年間続けている自然農業の畑では、20~30種の野菜やハーブ、花を栽培。

過去記事も読む

トップに戻る